ストレスにより自律神経がアンバランスになり、心身の不調をまねきます。

ストレスに弱い人は、少しのストレスでもうまく対応することができず、自律神経失調症などにかかりやすくなります。
このページでは自律神経失調症の原因について解説します。

自律神経失調症になりやすい生活習慣

自律神経失調症で最も多いタイプが、ストレスが原因となって起こる心身症型自律神経失調症です。
ふだん何げなく「ストレスがたまった」などど言いますが、ストレスとはいったい何なのでしょうか?

ストレスとは、医学的にいうと「なんらかの刺激が体に加えられた結果、体が示したゆがみや変調」のことを言います。
厳密に言うと、「なんらかの刺激」をストレッサー、体が示したゆがみや変調のことを「ストレス」と言います。
わかりやすくいうと、ボールを指で押すとへこみます。
この場合の指が「ストレッサー」で、へこみが「ストレス」というわけです。
私たちは様々な「ストレッサー」と直面しています。主なものを挙げてみます。

  • 社会的ストレッサー
    仕事が忙しい、不規則な生活、社会的な責任、借金、経営上の問題など、、

  • 人間関係のストレッサー
    職場の上司や同僚、部下との人間関係がうまくいっていない、取引先とのトラブル、家庭の不和、親戚、友人との不和など、、、

  • 精神的ストレッサー
    精神的な苦痛、不安、緊張、恐怖、、、

  • 肉体的ストレッサー
    病気やけが、疲労、肉体的なハンディキャップ、睡眠不足、、、

  • 物理的ストレッサー
    気温、気圧、風雨など、、、

  • 環境的ストレッサー
    騒音、振動、放射線、照明など、、、

ストレス耐性と自律神経失調症

同じストレッサーがあったとしても、ある人はストレスをそれほど感じなかったり、ある人はひどくストレスを感じたりします。
このようにストレスに耐えられる力には人によって差があります。

ストレスに耐える力のことを「ストレス耐性」と言います。
ストレス耐性が強い人は、ストレスをよい刺激にして前に進むことが出来ます。
ストレス耐性が弱い人は、少しのストレスでもうまく対応することができず、自律神経失調症などにかかりやすくなります。

慢性的なストレスと自律神経失調症

長期にわたってストレスにさらされていると、心身のバランスがくずれてきます。

人間の心と体をボールに例えてみると、ボールを指で押すとへこみます。
指が「ストレッサー」です。ボールはへこみますが、元に戻ろうと反発します。
ところが、長期にわたって、ボールを押し続けると、反発しようにも出来なくてボールが押しつぶされた状態になってしまいます。

これが慢性的なストレスにさらされて、心も体も疲れてしまった状態です。
この状態では、体は健康な状態を維持できなくなり、自律神経失調症状があらわれます。

交感神経が優位な生活

ストレスが多い現代社会では、「活動の神経」である「交感神経」を常に酷使する生活習慣になっています。
「休息の神経」である「副交感神経」の活動する場面が少なくなっています。

交感神経優位の自律神経のバランスになっているため、血管が縮まり、心臓の負担も高まります。
長期的にそのような状態が続くと、体に変調をきたし、自律神経失調症状があらわれます。