今不安感でいっぱいのあなたへ。不安を軽くしたり、解消するための方法を整体的観点からまとめてみました。あなたの不安が少しでも軽くなる助けになれば幸いです。

不安感と整体

うつ病やパニック障害や自律神経失調症を患っている人の中には不安感で悩まされている方がとても多いです。体調が悪いこと自体がそもそも不安であるわけですが、何とも言いようのない不安や、理由のない不安のようなものが襲ってくるのです。

私も過去に自律神経のバランスを崩していた時期があります。いろいろな不定愁訴に悩まされていましたが、中でも不安感が一番つらかったかもしれません。

将来への不安、体調が戻らない事への不安、仕事の不安、人生に対する不安、とにかくすべてが不安でした。

生きていれば誰しも何かしらの不安はあります。でも病的な不安は辛いものです。私自身の経験も踏まえて不安感への対策や整体による改善方法などをご紹介いたします。

不安感の正体

不安感とはいったい何でしょう?不安の正体がわからないと余計に不安になります。不安感を丁寧に感じてみると、実は体の反応であることがわかります。精神的なこと、感情面のことも、丁寧に感じてみると不安感は身体でも感じられることがわかります。

胸が苦しい感じ、胸が締め付けられる感じ、胃のあたりが重たい、呼吸がしにくい、頭がフラフラする、体が固くなる感じ、力が入りにくい感じ、血の気が引くような感じ、等など。

心と体は繋がっていると言われますが、そもそも分けることは出来ないもので一つのものなのです。頭で考えたり心で感じたりしていることは、ダイレクトに身体にも反応が現れます。

つまり、不安感というものは、単に頭の中で起きている現象ではなく、生理的な現象として心にも身体にも影響を与えているのです。

だから逆の言い方をすれば整体で身体を通じて脳や神経を刺激することにより、不安感を軽減することも可能と言えるわけです。

不安と脳の勘違い

人間は生存本能がありますから、何か身に危険を感じると同時に不安や恐怖を感じるようになっています。それは正常な反応です。しかし、危険がないのにも関わらず、脳が危険であると勘違いしていると、心や体が反応して不安な気持ちや身体の状態を作りだします。

脳の勘違いは様々な要因により引き起こされます。

  • 過去のトラウマ
  • 潜在的なストレス
  • 思考の習慣
  • 不要な思い込み
  • 固定観念

等など。

場合によっては自分自身が自分を不安に陥れている場合もあります。ストレスやトラウマを解放したり、思考習慣を変えたり、思い込みや固定観念を手放すことで不安感を軽減したり解消することは十分に可能です。

ホルモンバランスの乱れ

イライラしたり不安を感じたりしている時には脳内からそういう反応を引き起こすホルモンが分泌されています。セロトニンが不足したり、ノルアドレナリンが出過ぎたりして、ホルモンバランスが乱れると不安も強く感じるようになります。

ホルモンバランスを整えるためには日常生活の習慣を変えていくことが必要です。考え方、呼吸、食事、運動等など。後に詳しく書きますが自分で出来る範囲の行動を変えていくことがとても大切になります。

不安と血糖値のトラブル

食生活の乱れにより血糖値が不安定になっていると、イライラしたり不安感を引き起こしやすくなります。機能性低血糖症という比較的新しい病気があります。

自律神経失調症、パニック障害、うつ病などと症状がかぶっていますが、原因に対する考え方やアプローチ方法がまったく異なります。

薬で治すのではなく、栄養を補給することで治すという考えに基づいて治療が行われています。分子栄養学とか分子整合栄養医学と呼ばれる分野になります。当院でも必要に応じて仙台市内の専門のクリニックを紹介しています。

自律神経のアンバランス

交感神経が興奮、副交感神経がリラックスを司る自律神経。どちらか一方が良い、悪いのではなくその時の状況に応じてバランスよく切り替わるのが自律神経が正常な状態です。

興奮状態のままになってしまったり、逆にリラックスが優位になりすぎていたりすると、心身の不調が現れてきます。不安感が常時付きまとうような時は自律神経のバランスも乱れているものです。自律神経失調症は整体と生活習慣改善と併せてやっていくと改善できます。

不安感と動悸

不安感には動悸もつきものです。動悸がするとさらにまた不安が強くなるという感じで悪循環になります。動悸は心理状態やホルモンバランスが深く関係しています。

心臓に異常があるわけでもないのに動悸が気になるときは自律神経のバランスも乱れていることが予想されます。整体で自律神経のバランスを整える施術を行うと同時に、生活習慣の見直しもしていくとよいでしょう。

不安感を減らす方法

不安感を減らす方法を紹介します。不安の中身は人それぞれですが、元をたどれば頭の中の思い込みと生理現象に過ぎません。適切な対策を行うことで、不安を元から断ちきったり、不安に巻き込まれることなく生活することは可能と考えています。

具体的な不安を減らす方法をご紹介いたします。

息食動想のバランス

具体的な方法を紹介する前に大切なことをお伝えします。不安感というのは、感情であり身体の生理的な反応でもあります。そしてそれは結果として起こっていることです。

不安感を引き起こす原因が必ず存在します。その原因は人それぞれですが、日々の生活の中にその原因が潜んでいます。なので根本的に不安を解消したいという場合には、日々の生活のあり方に目を向けて変えていくことも必要になってきます。

操体法では、心身に現れる症状と四つの自己責任行動が深く関係していると考えます。四つの自己責任行動とは「息、食、動、想」つまり呼吸、食事、動作、考え方の四つです。

この四つは他人に変わってもらえません。だから自己責任行動と言います。この四つの行動を変えていく。社会のルールや一般常識に合わせるのではなく、自然法則と調和するように変えていくのです。

息:呼吸法で不安を減らす

自律神経を直接コントロールすることは難しいですが、唯一呼吸のリズムや強弱や深さは自分で調節できます。ゆったりした深い呼吸が自律神経にも良い影響を及ぼします。不安感が強い方には呼吸法がとてもお薦めです。

腹式呼吸

お腹がゆったりと大きく動く呼吸法です。リラックスの為の呼吸法の代表的な方法です。横隔膜を使って肺全体で呼吸します。腹式呼吸により深く呼吸出来ますが、あまり頑張ってやると疲れたり頭痛やめまいを引き起こすこともあるので無理のない範囲で行ってみて下さい。

息を吐けるだけ吐けるだけ吐いて、あとは自然に吸えるだけ吸って、というやり方がよく紹介されていますが、個人的にはけっこう身体に対する負荷も大きいように感じるのであまり頑張って行うことはお薦めしません。

よく、赤ちゃんが呼吸している姿が腹式呼吸の例として紹介されていますが、赤ちゃんは頑張って吐いていないし、頑張って吸ってもいません。

余計な力みが抜けて呼吸の制限が解放されたときに自然な腹式呼吸になるのだと考えています。ですから出来るだけリラックスしてお腹がゆったり大きく動くのを感じながら自然に呼吸していると腹式呼吸に近づいていくと思います。

呼吸の観察(呼吸を観察する瞑想)

呼吸法として意識して行うよりも、私自身は呼吸を観察することを実践しています。自分の呼吸をただただ観察するのです。

空気が身体に入ってくる様子、空気が出ていく様子、空気が鼻を通る感覚、お腹がゆっくり膨らんだり凹んだりする感覚。そういう感覚をただ観ていきます。

呼吸のリズムをコントロールしようともせず、「ただ呼吸させられている」感覚を味わいます。しばらく続けているととても心が穏やかに鎮まる体験が出来ることでしょう。

食:栄養面のアプローチで不安を解消する

血糖値の乱高下を引き起こす食事により、血糖値が急上昇、急低下するようになると精神的に不安定になります。特に低血糖になると不安や恐怖の感情が涌いたり、動悸や震えの症状を引き起こすこともあります。

血糖値を安定させるための食事法も近年は知られるようになってきました。一般的な病院では高血圧や糖尿病などの生活習慣病以外に栄養面の指導が行われることはあまりありません。指導されるとしても従来の栄養学によるカロリー制限食などです。

医学も栄養学も新しい分野が拓けてきています。近年普及が進んでいる栄養的アプローチを紹介します。

糖質制限食

糖尿病や高血圧などの生活習慣病の改善に大きな成果を上げている食事方法です。糖質の摂取を控えたり制限したりします。私も2017年現在、4~5年前から糖質制限をゆるく実践しています。

基本的に主食は食べません。基本的にはおかずだけ食べています。完全に糖質を摂らないわけではありませんが、体調もだいぶ変わりました。食後の眠気やだるさから解放されましたし、風邪で寝込むこともめったになくなりました。

全般的に体調が良くなったので今も継続しています。

原始人食(パレオ食)

糖質制限食とも共通している部分もありますが、乳製品、豆類、加工食品、穀物を摂らない食事です。私は糖質制限食と原始人食の混合を緩く実践しているという感じです。

個人的には糖質制限食の弱点をカバーしているような印象があります。加工食品や乳製品や果物に対する考え方が糖質制限食とは違います。

糖質メインで食べていた人にとってはどちらを実践してもそれなりに体調の変化を感じる事ができると思います。より実践しやすい方を試したり良いところ取りでやってみるのも良いでしょう。

分子栄養整合医学

ベースは糖質制限食と似ていますが、さらに積極的にサプリメントで栄養を補給していきます。保険の効かないサプリ代がけっこうかかってしまうデメリットがあります。

普段の食改善だけでは変化が出にくい方は、専門医を受診して血液検査の結果に基づいて良質なサプリメントを処方してもらうと改善が早くなると思います。

動:運動で不安を解消

運動は身体を動かすことですが、人間は動物ですので運動に適した身体の機能や構造があります。使わないと身体の機能は低下します。積極的に運動をすることは健康維持や病気の改善にも必要な事です。

注意すべきことは、その時の自分にあった運動を選ぶと言うことです。負担が大きすぎると余計に体調が悪化するかもしれないし、体が望んでいないことをすれば新たに症状を作り出してしまうかもしれません。

運動をしている最中だけでなく、運動を終えた後に体調がどう変化するのか?ということにも注意を払いながら無理なく出来る範囲の運動をすることをお薦め致します。

筋トレ

筋トレにうつ病の改善効果があるとも言われています。筋トレをすることでリフレッシュして気分転換をしたり、成長ホルモンが出て若返り効果もあります。

重度の不安障害や気分の落ち込みがひどい場合には筋トレをする意欲すら湧かないこともあると思いますし、無理をしてまでやる必要はありません。

筋トレをすることが楽しく感じたり、筋トレをした後に気分が良くなる場合のみやってみてください。

ストレッチ、ヨガ

ヨガや穏やかで優しいストレッチは気持ちをリラックスさせます。あまり余計な事を考えずに、体の感覚に意識を向けながら気持ちよくストレッチすると心も体も気持ちよくリフレッシュできます。

血流も良くなりますし、自律神経を安定させる効果もあると思います。無理に頑張ってやらずに気持ちよい範囲で行うのがコツです。

操体法

操体法はセルフケア方法としてもとても優れた方法です。とにかく自分が気持ちよく感じられることであれば、何でもいいのです。操体法の操法はもちろんですが、操体法以外のエクササイズでも自分が気持ちが良いようにやればそれも広義の操体とも言えるのです。

ちなみに当院で行っている多次元操体法は、私が自分の身体を実験台にして考案した操法や、クライアントさんに実際に試して気持ちよいという評価を頂いたものをまとめたものです。

従来の操体法と比べて、より小さな動きや少ない刺激で行うことが多いです。心や体にとって心地よいと感じられるものであれば何かしらの良い変化を感じる事ができると思います。

想:考え方で不安を解消する

想に関してはたくさんのアプローチがあり、到底ここでは書ききれませんが、簡潔にまとめてみたいと思います。想いはエネルギーです。想いは人生の現実に反映されます。

感謝の思い

感謝の思いは不安を減らします。しかし、「感謝しなくてはいけない」と思って表面的に感謝するのと、感謝の思いが自然と湧いてくるのではまったく違います。

引き寄せの法則

今の自分の目の前の現実は、自分の想いの結果とも言えます。「思考が現実化する」と言われていますが、思考(頭で考えている内容)そのものが現実化するのではなく、思考や感情に伴って放出される波動が現象化していきます。

引き寄せの法則は宇宙の強力な法則です。しかし、頭で考えることがそのまま現象化されるわけではないので、いくら念じても願いが叶わないということが起こります。

何かを得たいと強く願えば、今それを得ていない不満の波動が放出されることになります。だから、頭の中で考えるだけでなくうまく波動を調整していかなくてはなりません。

引き寄せの法則はメカニズムをよく理解して、実践して使いこなすうちに上手に活用できるようになります。

委ねる

自分で何でもコントロールしようと思うと苦しくなります。いろいろなことに気づいていくと自分でコントロール出来るものなどほとんどないことがわかってきます。宇宙に委ねる、という思考を選択することで不安が楽になることもあります。

非二元、悟り

キリストや釈迦が至った悟りの境地があります。歴史に名を残す聖者だけでなく、一般の人でも悟りの体験をする人も増えています。ネット上の動画や書籍などでも気軽にそういう人の教えが得られる時代になりました。

これまでの常識や、社会のルールとはまた違った真実の世界。そういうリアルな本質の世界の観点を身につけることで、不安が軽減することもあります。ただ人によっては不安が増幅することもあるかもしれません。

本質の世界を追究したい人は、悟りや非二元について書かれた本がお勧めです。

瞑想で不安を減らす

最近は瞑想の恩恵が世間一般にも知られるようになってきました。宗教色を排除したマインドフルネス瞑想などは一流企業の企業研修などでも採用されています。

瞑想を日課にしている有名人も多いです。瞑想=怪しい、という時代ではなくなりました。健康増進、リラックス、リフレッシュ、直観が冴える、集中力がアップする、などの効果もあります。

思考が鎮まりますので不安な気持ちも静まります。瞑想の実践を通じて自己の本質に目覚める人もいます。

呼吸を観察する瞑想法

先ほども呼吸の項で書きましたが、呼吸を観察する瞑想法は私もよく行っていますが、とてもシンプルで効果も高いのでお勧めです。

やり方は楽に座った状態で、自分の呼吸をただ観察します。あれこれ考えずにただ呼吸を感じます。頭の中に何か考えが浮かんだら、また呼吸に意識を戻します。

一切呼吸をコントロールせずにただ呼吸を感じ、味わいます。不安な気持ちがとても和らぐことと思います。

音に意識を集中する瞑想法

今耳に聞こえている音に意識を集中します。歩いていてもどこでも出来ます。音についてあれこれ考えずに、ただ音に気づいています。考えないで音を聞きます。

このワークを行う時は歌詞がついた歌などは避けた方が良いです。歌の歌詞に気持ちを奪われて思考が出てきてしまうからです。

当院では院内でクリスタルボウルと屋久島の自然音を流していますが、このような自然音やヒーリング用の音源などに意識を集中するのも良いでしょう。

呼吸瞑想操体法

呼吸を感じつつ、自分の身体を感じます。体の内側のエネルギーを感じます。すると自然と体が動きたくなったり、実際に動き始めたりします。私はこれを呼吸瞑想操体法と名付けて一人で実践していました。

メンタル面だけでなく身体の歪みもリフレッシュされます。詳しいやり方はリンク先を読んでみて下さい。

整体による不安感の解消

整体でどのように不安感に対処していくか、ということを書きます。

整体によるアプローチ

不安感が強い人は不安が強まる様な姿勢になっていることがほとんどです。背中を丸くして内臓を守る様な姿勢になっています。でもこれはとても自然な現象です。人間も動物も身に危険を感じ、不安や恐怖が強まると内臓を守るように背中を丸めた姿勢になります。

しかし、危険が去ってもその姿勢のままで固まってしまっていると、脳が危険な状態と勘違いして不安や恐怖の感情を作りだしやすくなってしまうのです。

当院の整体は無理な矯正は一切行いません。

内側から緊張が緩むように優しく体に働きかけます。脳と神経がリラックスることで、体の緊張が緩んできます。すると自然と調和の取れた姿勢に変わります。

骨盤と脊柱が自由を取り戻します。頭の位置が変わります。すると頸部のストレスが解放されますので自律神経の働きが良くなります。

整体を受けると身体面の症状が改善するだけでなく、不安感や緊張感が和らぐと言ってくださる方が多いです。

抗不安薬を服用している方へ

精神科や心療内科で抗不安薬や抗うつ薬を処方されている人も整体を受けることが出来ますが、特に数年~10年以上の長期に渡って精神薬を飲み続けている方は、薬の作用によって整体の効果がすぐに出にくい場合もあります。

整体を受けると何かしら楽になる、という実感が得られる場合がほとんどですが、薬の影響で感覚が鈍ってしまって稀に整体の効果を感じにくくなっている方もいらっしゃいます。

当院の整体は、何か病気を治すものではありません。治療行為でもありません。心と体の気づきを促すボディワークですのでご了承ください。

自己責任の考え方

自分の身に起こることは100%自己責任です。良い事も悪いこともすべて自己責任。当院ではそのような考え方が根底にあります。今あなたが抱えている悩みや不安もすべてあなた自身に原因があります。

しかし、あなたがいけない、悪いということでは決してありません。そうなったのは自分が悪いのだからしょうがない、と責める気持ちは一切ないのです。

しかし、時々自分が治らないことをこれまでかかった医療機関のせいにしたり、誰かのせいにしたりする人がいます。そのような考え方をしているとなかなか回復しにくいものなのです。

自己責任の考え方を受け入れることは抵抗がある人もいると思います。とくに今とても辛い症状で悩んでいたり、大きな不安に押しつぶされそうになっている人ほど抵抗があるかもしれません。

しかし、自己責任の考え方を受け入れることはすなわち、自分の責任で状況を好転させていけるということでもあります。「誰かに何とかして貰わないと状況は変わらない」という考えと「自分の責任で好転させていける」という考え方。

この違いはとても大きいのです。どちらの考えを採用した方があなたにとって希望が湧いてくるでしょうか?力がみなぎる感じがするでしょうか?

不安感が強い人ほど、その力を知って欲しいのです。自分の内側に内在する力と出会ってほしいのです。

当院では、不安でいっぱいのあなたに、安心してもらいたいのです。平安な気持ちで生活して頂きたいのです。でもそれを選択するのはあなた自身です。まずは自己責任の考え方を受け入れられるかどうか。その準備が出来た方に、私は全力でお手伝いをさせて頂きます。