なぜ整体で起立性調節障害が改善するのか?

近年、起立性調節障害(OD : Orthostatic Dysregulation)という病名を耳にする機会が増えました。
小学生や中学生を中心に思春期の子供に多い病気です。
子供版の自律神経失調症とも言えます。

仙台市内の学校でも各クラスに数名は体調が悪くて登校したくてもできないのお子様がいます。
私が子どもの頃は学年に1人くらいでしたが今では各クラスごとに数名いたりします。

お子様本人のみならず、親御様もとてもお辛い気持ちでいらっしゃることとお察しします。

代わってあげるわけにもいかないし原因もはっきりわからずお困りの親御様も多いことでしょう。
当院では起立性調節障害のお子様が親御様に連れられて数多く来院し根本から改善しています。

このページでは起立性調節障害の症状と根本的な改善対策、そして整体のアプローチについて解説しています。
病院へ通ってもなかなか改善しない方、どうしたらよいのかわからずに困っている方はぜひ参考にされてみてください。

仙台市でお子様が起立性調節障害で悩んでいる親御様へ

あなたは今、こういったことでお困りではありませんか?

あなたのお子さまが

  • 起きられない
  • 身体がだるくて学校に行けない、学校を休みがち
  • 頭痛や肩こりが酷くて困っている
  • 食欲がない、吐き気がする
  • 便秘や下痢などお腹の調子が悪いことが多い
  • 受験のストレスも重なり体調が悪い
  • 昼夜逆転の生活になりがち
  • 不安感が強くイライラしやすい

仙台市宮城野区のやすらぎの杜整体院では、薬などに頼らず施術と食改善で起立性調節障害を根本的に改善するサポートをしています。

起立性調節障害とは?症状・原因・治療法

起立性調節障害の症状、原因、西洋医学の治療法について解説します。

起立性調節障害は、自律神経系の機能障害の一種です。
立ち上がったときに血圧が急激に下がり、心拍数が上がる症状が特徴的です。

めまい、ふらつき、めまい、意識の混濁、疲労、心拍数の急増、息切れなどの症状が現れます。

症状

起立性調節障害では以下のような症状がみられます。

  1. 立ちくらみやめまい
  2. 起立時の気分不良や失神
  3. 入浴時や嫌なことで気分不良
  4. 動悸や息切れ
  5. 朝なかなか起きられず午前中調子が悪い
  6. 顔色が青白い
  7. 食欲不振
  8. 腹痛
  9. 倦怠感
  10. 頭痛
  11. 乗り物酔い

午前中に症状が強く、午後や夕方には楽になることが多いです。
これらの症状を眺めてみると自律神経失調症やうつの症状とも共通していることがわかります。

小学校高学年から中学生にかけて多く、症状がひどいと不登校になることもあります。
実際不登校の子供の三分の二が起立性調節障害とも言われています。

原因

起立性調節障害の原因は自律神経の機能が低下し、循環器系の調節がうまくいかなくなることです。
その要因として運動不足、精神的ストレス、遺伝的要因、水分の摂取不足などが挙げられます。

薬物療法のみでは改善しにくいことも多く、生活の中でストレスを減らしたり運動して身体を鍛えたり等生活改善の努力をしていくことも大切です。

【参考情報】

起立性調節障害|一般社団法人 日本小児心身医学会

現代医学による治療法

現代医学では起立性調節障害に対して薬物療法やカウンセリングが行われます。

薬物療法

薬物療法

血圧を上げる薬や漢方薬が処方されます。
まためまいや頭痛や下痢などの症状がある場合には、それぞれ症状を抑えるための薬が処方されます。

薬物療法はあくまでの対症療法ですので、根本改善のためには生活の中にある原因を解消しながら体質改善をしていくことが大切です。

カウンセリング

起立性調節障害は、身体的な症状だけでなく、心理的な不安やストレスを強く感じることもあります。
これらの心理的な側面を支えるためにカウンセリングが役立つことがあります。

当院が考える起立性調節障害の原因

一般的には起立性調節障害の治療として血圧を上げる昇圧剤が処方されます。
しかし、薬を飲んでも効果が感じられず困っている子供さんも多いです。

当院には起立性調節障害の診断を受けて治療を受けても改善せず、インターネットで検索して来院されるケースがとても多いです。

親御さんに付き添われて来院する中学生や高校生が多いです。
ちょうど受験を控えた中学三年生や高校三年生は受験のストレスも重なり体調を崩されている子供さんも多いようです。

当院では起立性調節障害の原因として、次の三つが深く関与していると考えています。

  1. 身体バランスの歪み
  2. 自律神経の乱れ
  3. 脳の栄養不足

手技で身体の歪みと自律神経のバランスを調整しつつ、栄養改善のためのアドバイスを実践して頂くと大半のお子様の症状が改善します。

※食が細く重度の栄養不足により胃腸の消化機能が低下している場合には時間がかかる傾向がありますが、しっかり食べられる子は回復も早いです。

当院が考える起立性調節障害の原因

それぞれの原因について解説します。

身体バランスの歪み

現代医学的には身体の歪みと起立性調節障害とは直接の因果関係は認められませんが、来院するほとんどのお子様は猫背がひどくまっすぐ座っていることができません。

長時間家でゲームをしているお子様も多いです。
不良姿勢は特定の筋肉に緊張を引き起こし首コリや頭痛の原因となります。
骨盤や脊柱の調整を行うと姿勢が整い楽に良い姿勢を維持しやすくなります。

自律神経の乱れ

起立性調節障害は、自律神経系の調節機能に関連した疾患です。
主に立ち上がる際の心拍数や血圧の調整がうまくいかないのです。

自律神経系は、身体の内部環境を安定させるために働いています。
交感神経と副交感神経のバランスが取れていることが重要です。

手技により自律神経のバランスを整えることで、各種の不定愁訴が改善に向かっていきます。

脳の栄養不足

起立性調節障害で困っているお子様のほとんどがやせ型の体型をしています。
食欲がなく食が細かったり、便秘や下痢をして胃腸の調子を崩しやすい子がとても多いです。

食欲がないので簡単に食べられるパンや小麦製品を摂る傾向があります。
栄養の割合が、精製した糖質が多くたんぱく質が不足しています。
ビタミンやミネラルも不足しています。

このような食事をしていると自律神経の機能が低下します。
起立性調節障害の改善には栄養面の改善が必須です。

栄養療法(分子栄養学)の知識に基づき食改善のアドバイスも行っています。

起立性調節障害の根本改善のために必要な対策

当院では、全身の骨格バランスを整えて、自律神経のバランスを整える施術を行っています。
多くのお子様がその場で姿勢が変化し、頭がスッキリします。
付き添いの親御様も一緒に見ていて姿勢がとても変わるのでびっくりされます。

しかし、施術を受けるだけですと施術効果が長持ちしにくいのも事実です。
生活習慣が悪いと当然ながら体調も悪いほうに引っぱられてしまいます。

無理のない範囲で食事を中心とした生活の改善にも取り組んでもらっています。

当院では整体と併せて食生活を中心とした生活改善アドバイスにも力を入れています。
薬に頼ることなくお子様の自然に治る力を引き出すお手伝いをしています。

お客様の声

当院のGoogleマップに寄せられたクチコミを紹介します。

息子2人がお世話になっています。兄は起立性調節障害、弟は膝の成長痛で施術してもらっています。兄は通い始めてたった数ヶ月ですっかり元気になり、朝も早く起きることができるようになって、今はとても明るい子に戻りました。弟も一度で体のバランスが良くなり、運動のパフォーマンスが向上しました。こんなに早く結果が出たことに、親子でただ驚きでいっぱいです。先生は多くを語りませんが、核心をついたことを話してくださり、身体というより精神的な面でとても助けられました。息子2人は、先生のことを神と呼んで毎回施術しに来院することを楽しみにしています。身体の不調は心のバランスがとても関係していることなんだと勉強になり自分の意識もかわりました。痛いことは全くなく、触れる手が本当に気持ちが良く、且つ、驚きの結果が出るので、少しでも不調があるお子さんでも先生に相談していることをお勧めします。人生変わるかもしれませんよ

【※個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。】

【関連情報】

◆起立性調節障害の施術の感想(親御様とのメールを公開)>>

当院の整体で起立性調節障害が改善するメカニズム

自律神経整体

起立性調節障害の原因は自律神経の機能が低下することですが、その要因は様々です。
生活習慣や精神的なストレスも関係しています。

親御様としてもお子様にどうしてあげたらよいかわからず、もどかしい思いをされていることとお察しいたします。
病院で行なわれている一般的な治療以外の方法で改善のために役立つ情報をご紹介します。

施術のポイント

起立性調節障害の原因は自律神経の乱れにあります。
自律神経のバランスが乱れる原因は生活習慣やストレスや食生活にあります。

改善のポイントとして、整体で自律神経のバランスを整えつつ併せて生活習慣を改善していくことが大切です。

生活習慣の改善

大人の自律神経失調症も子供の起立性調節障害も生活習慣の改善は必須です。
整体を受けて身体はその場で楽になることも多いですが、同じ生活パターンを繰り返していれば必ずまた元の辛い状態に戻ってしまいます。

本人も一緒に生活を変えていこうという気持ちが必要です。

  • 身体のバランス調整
  • 食生活の改善
  • 運動療法
  • ストレスケア

などに同時に取り組んでいくことで自律神経のバランスが改善します。

自律神経のバランスを整える

当院では自律神経を整える整体をしています。
副交感神経を刺激し脳と神経が深くリラックスします。
心身の緊張がほどけて自然治癒力が発動しやすくなります。

起立性調節障害のお子さんはほとんど姿勢が悪く、首や肩の筋肉が固くなっています。
呼吸も浅く胃腸の調子も悪いお子さんが多いです。

自律神経を整える施術を受けると身体がとても楽になります。

頸椎の調整・頸部の筋群の緊張を緩める

ほとんどの子供さんが姿勢のバランスが乱れて、首の筋肉が固くなっています。
首こりや肩こりの症状があります。

首こりがあると血管が圧迫され脳に血液と酸素が届きにくく、めまいの原因になります。
頸部、特に上部頸椎が自由になるように身体のバランスを調整します。

頸椎のストレスを解放するためには、下半身や腕との繋がりなども考慮して整体を行っていきます。

全身のバランス調整

では姿勢を良くすればいいのか、といえばそれもなかなか難しいのです。
身体の筋肉が緊張し、骨盤や脊柱など全身のバランスが大きく歪んでしまっているために、姿勢を維持する機能も低下してしまっているのです。
そのような状態では背骨や骨盤に大きなストレスがかかります。

全身のバランスを調整しますので施術後は良い姿勢が楽に維持できるようになります。
呼吸も楽になりますし、骨盤や背骨の動きも良くなります。

本来の身体のバランスを取り戻すと自然治癒力も活性化するのです。

栄養面の改善

うつや自律神経失調症が栄養面の改善で良くなることがわかってきました。
必要な栄養素が不足すると脳内のホルモンのバランスが悪くなり、気分が悪くなったり元気が出なくなるのです。

起立性調節障害のお子さんはご飯やパンなどの糖質は食べているのですが、たんぱく質が不足している傾向が見られます。
また甘いものが大好きなお子さんも多いです。

食べ物が精神面、肉体面に与える影響は思っている以上に大きいものです。
食事の改善で元気になられるお子さんはとても多いです。

仙台市で起立性調節障害を根本改善させたい親御様へ

院長近影

当院は仙台市宮城野区東仙台にて2004年に開業し、2023年現在20年目になりました。
自律神経専門整体として起立性調節障害のお子様、学生さんを多数施術してきました。

ほぼ全員に栄養の偏りが見られ、自律神経のバランスが乱れていました。
優しい整体施術により自律神経のバランスを調整し、ご家庭では食事を見直して頂くことで多くのお子様が元気に学校に通学できるようになっています。

親御様としても、できるだけ薬に頼らずお子様自身の自然治癒力を高めて根本的に改善させたいと考えていらっしゃるのではないでしょうか?
でもどうしたら良いかわからず、病院に通ってもなかなか良くならずに困っている方も多いかとお察しします。

根本改善の秘訣はそれほど難しいことではありません。
ちょっとしたことを大切に実践していくだけで、体調は大きく変化していきます。

お子様の将来のためにも、より自然で優しい方法と出会って頂きたいと思っております。

やすらぎの杜整体院(仙台市宮城野区)
院長 上川名 修(かみかわな おさむ)

【関連情報】

>>起立性調節障害の施術の感想(親御様とのメールを公開)

>>起立性調節障害の中学生の施術例

>>起立性調節障害と不登校の関係