自律神経失調症の症状の一つで喉が詰まるような症状があります。実際に喉に食べ物が詰まっているわけではなく、常に喉に何かが詰まっているような違和感があります。緊張したり不安になるとその症状がひどくなります。

喉のつまり(ヒステリー球)とは

喉のつまりの症状はヒステリー球として知られています。別名、咽喉頭異常感症とも言われます。ヒステリー球はストレスや心理的緊張により、喉が詰まった感じや違和感が生じる病気です。自律神経失調症の症状の一種でもあります。

喉のつまり(ヒステリー球の原因)

喉に違和感があるから喉に異常があるのかと思いがちですが、喉を調べても肉体的には問題が見つかりません。ストレスや精神面の緊張が原因と言われています。

そもそも人は緊張すると首やのどの筋肉が緊張します。無意識レベルで緊張します。

緊張した時に硬くなる主な筋肉

  • 顎、首、喉
  • 腹筋
  • 大腰筋
  • 腕の筋肉
  • 脚の筋肉

精神的に緊張した時には全身の筋肉がこわばりますが、中でも首やお腹の周辺の筋肉に力が入り固くなります。奥歯を噛みしめたり喉に力が入ったりします。

しかし、これらの反応は決して異常なことではなく精神的な緊張があったときに誰もが体験したことのある自然な反応です。

ただ、このような状態が長く続くと筋肉がずっと緊張した状態になります。ヒステリー球は喉周辺の筋肉に日常的に必要以上の力が入った状態が続いて発症するのではないかと考えています。

喉のつまり・ヒステリー球の改善対策

ヒステリー球の治療方法として、薬物治療や心理療法などもありますが、ここでは薬物や病院には頼らずに自分で出来る対策について紹介します。

ストレスの緩和

喉が詰まるほどに喉の筋肉が緊張しているわけですから、相当にストレスにさらされた状態にあるわけです。普段の日常生活の中で、ストレスを感じる場面や環境について考えてみましょう。

その中でストレスを減らすために出来ることはないか考えてみましょう。きっと出来ることもあれば出来ないこともあるかもしれません。

現代社会では何かしらのストレスは付き物です。その中でストレスを軽減できるために変えていきましょう。

ヒステリー球は偶然たまたま生じた症状ではありません。身体が悲鳴をあげているのです。それほどまでにストレスが大きくなっているわけですから、ストレスとなるものや人に対して対処できることがあればやってみましょう。

ストレス耐性を高める

ストレスを減らすと言っても、相手がいたり、変えられない環境もあるでしょう。その場合には自分自身のストレス耐性を高める努力も大切です。

ストレスは厳密にいうと、「ストレッサー」と「ストレス」に分けられます。

柔らかいボールをイメージしてみて下さい。そのボールを押す力がストレッサーです。押されて凹んだ部分がストレスです。そして、ボールの固さがストレス耐性です。

ボールが固くなれば同じ力(ストレッサー)で押されても、ボールの凹み(ストレス)は少なくなります。

同じ環境にいてもストレスに強い人と弱い人がいるのは、それぞれのストレス耐性が異なる為です。ストレス耐性を高める方法にはいろいろな方法があります。

ヒステリー球改善対策・ストレス耐性を高める方法

それでは喉の違和感、ヒステリー球の改善対策として、ストレス耐性を高める方法をいくつか紹介します。

よく眠る・睡眠をたっぷりとる

睡眠不足の状態だと体力が弱ったり、身体の機能が低下します。睡眠不足の状態が続けば自律神経のバランスも乱れてきます。まずは睡眠時間をたっぷり取って身体を休ませましょう。

睡眠をたっぷりとるのは当たり前のことですが、自律神経失調症で悩んでいる方は睡眠不足になっている人も多いです。また睡眠時間を確保しても不眠症になっていたり、睡眠の質が低下している場合にはよい睡眠が取れるように生活習慣を変える努力も必要です。

不眠症で困っている方はこちらのページも参考にしてみて下さい。

不眠症と整体

ヒステリー球の改善にも役立つ情報もあります。

運動する

人間も動物であり身体を適度に動かすことが健康に繋がります。体調不良で悩む人のほとんどが運動不足に陥っています。運動不足は体力が低下し身体の機能が低下します。

喉に異常がないのに喉が詰まった感じがするのは、何か身体の機能が低下しているとも言えます。適度な運動をすることで身体の機能が活性化します。

ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動と筋トレなど無酸素運動がありますが、無理なく始められそうなことからやってみると良いでしょう。

ただ自律神経失調症などで心や体が弱っているときは、運動する意欲もわかないかもしれません。そんな時は無理せずに他のやれることから取り組んでみて下さい。

栄養をしっかり摂る

自律神経失調症やパニック障害などのメンタルの症状も栄養との関連が深いことがわかってきました。神経の栄養が不足すると痛みや違和感が強く出る傾向にあります。

食生活全般を見直し不足している栄養を摂るようにしましょう。

多くの場合、糖質が過剰で、たんぱく質やビタミン・ミネラルが不足している傾向があります。近年は栄養療法で自律神経失調症も改善することがわかってきました。

重篤な栄養不足が隠れているケースもあります。その場合にはいくら薬を飲んだりカウンセリングを受けてもなかなか回復は難しいでしょう。栄養不足が原因の場合には栄養が充填されると回復のスピードも早まることでしょう。

ストレッチやヨガで身体を緩める

身体の緊張を緩めることもとても有効です。お薦めの方法は当院で行っている操体法や多次元操体法を習得し、自分で行って頂くことです。しかし、ここで文章で伝えるのは難しいので、自分で出来るようなストレッチやヨガのポーズをやってみましょう。

ポイントは気持ちよい範囲の刺激で行うことです。痛いのを我慢したり、無理なポーズを頑張って行うとかえって体を痛めてしまう可能性があります。気持ちよくやってみてください。

自分に合ったリラックス法を身につける

他にもいろいろな方法があります。心理的なアプローチ、身体的なアプローチ、エネルギー的なアプローチ(ヒーリングなど)があります。

自分にとって何があっているのかは、受けた時や実践した時に心地よい、気持ちよい感覚が得られるものがよいのです。

あなたにとって何が心地よいのかはあなたにしかわかりません。自分の感覚に問いかけて気持ちよく感じるものを取り入れてみて下さい。

やすらぎの杜整体院のヒステリー球への施術

当院のヒステリー球に対する考え方と整体の施術方法を紹介します。ヒステリー球やのどの違和感は精神的な緊張が喉の筋肉の緊張を作りだしていますので、まずは精神的な緊張を緩和することと、全身がリラックスするような施術を行います。

その上で喉や首周辺の筋肉にアプローチして行きます。

ヒステリー球と整体(多次元操体法)

ヒステリー球の症状があるということは、現時点で不快な状態と言えます。そして、これまで不快な体験を繰り返してきた結果とも言えます。生活の中で不快感を味わうような場面がいろいろあった結果として喉の違和感が現れているのです。

だから最初から喉に対して直接アプローチするのではなく、心身が快適に感じられることを身体に問いかけながら行っていきます。

自律神経を整える整体

多次元操体法は自律神経のバランスを整える整体とも言えます。心身が快適な感覚を味わうことで身体が整っていきます。さらに思考を鎮めて今この瞬間に集中することでエネルギーヒーリングが起こります。

答えは身体が知っている

どうしたら治るのか?という情報は実は身体が知っています。頭で考えてもわかりません。ちゃんと丁寧に身体に聞いてあげる必要があります。同じヒステリー球でも人によって治り方は違うのです。

こじれていた対人関係がスムーズになって治る人もいるかもしれません。

自己評価が低かったのが自信を持てるようになって治る人がいるかもしれません。

食生活を変えてしっかり栄養を摂ったら治る人がいるかもしれません。

身体のバランスが変化したら急に楽になる人がいるかもしれません。

本当の原因は人それぞれです。そしてヒステリー球やのどの違和感は、その原因に気づくためのきっかけなのです。本来の自分自身とは違う生き方をしていると心や身体が苦しくなります。

本来の生き方に気づくきっかけが体に出ている症状なのです。

当院では身体の症状について、そんなちょっと変わった見方をしています。医学の常識や他の治療院とはだいぶ違った考え方だと思います。

しかし、そのような見方にご共感頂ける方には良いお手伝いが出来ると思います。