大腰筋を活性化させるトレーニングをご紹介!

インナーマッスル(深層筋)として有名な大腰筋。現代人はこの筋肉がうまく使えていない人が多いそうです。

世界のトップアスリートと普通のアスリートで外見は同じくらいの筋肉でも、トップアスリートの大腰筋はすごく発達しているそうです。身体の深層の筋肉なので外からはわからないのです。

スポーツをやらない人でも大腰筋の状態は姿勢や骨盤の歪みと大きく関わっています。大腰筋は腰の骨から足の骨に繋がっています。骨盤をまたいで上半身と下半身を繋ぐ唯一の筋肉でもあります。だから大腰筋の状態が姿勢や動作に大きな影響を与えます。

このページではその大腰筋を活性化させるトレーニングをご紹介します。

大腰筋と歩行

大腰筋の作用としては歩行時にももを上に持ち上げる作用があります。しかし、ももを持ち上げる作用をもつ筋肉は大腰筋以外に、大腿直筋もあります。

現代人のほとんどの人は歩行時に主に大腿直筋のほうを使用して歩いているそうです。

大腰筋を使って歩けるようになると、足の疲労も少なくなり歩行姿勢も良くなります。


姿勢と大腰筋

座っているときに骨盤を立てて座るのは大腰筋の作用によります。大腰筋を使わないで座るとへっぴり腰で骨盤が後傾し猫背になります。きれいな姿勢を保つためには大腰筋が活性化している必要があります。

また左右の大腰筋のうち、どちらかが収縮しているような左右差がある状態ですと、骨盤の状態が安定しません。だから座っていても何となくお尻の辺りの落ち着きが悪かったり、歩行時にもどちらかの股関節にひっかかりを感じたりします。

大腰筋が左右どちらも収縮している場合には、腰椎の前湾がきつくなり、立ちっぱなしの姿勢や仰向けで寝るのがつらくなります。そんな場合には腰をマッサージするのではなくて、大腰筋の緊張を解放させてあげると腰も楽になるのです。


女性と大腰筋

女性特有の生理痛や生理不順などの症状や、女性に多い便秘も大腰筋の状態と関係しています。

大腰筋が固まっている状態ですと、骨盤の動きも悪くなります。当然骨盤内部にある子宮や腸などの臓器の働きも低下します。また、生理痛や便秘などの症状を抱えている人の大腰筋を触診してみると固くなっていて、触ると痛い人が多いです。

大腰筋を活性化することで生理痛、生理不順、便秘、不妊、冷えなどの症状も改善する可能性があります。


大腰筋とすり足

大腰筋を手軽に活性化する方法としてお薦めなのが、「すり足」です。中でも日本の伝統芸能である能のすり足を行なうことで大腰筋が非常に活性化されます。

能楽師は80代や90代でも現役で舞台に立つ人がいます。そういう人は普通の人と比べて大腰筋をはじめとする深層筋(インナーマッスル)が鍛えられているのです。

能に学ぶ身体技法
安田 登
4583038658

私はこちらの本ですり足のやり方を知りました。実際にやってみると、思った以上になかなか大変です。おなかの奥のほうのあまり普段使っていないところの筋肉が使われているのがわかります。それがまさに大腰筋なのです。

大腰筋は非常に大きな筋肉ですから、ダイエットを行なう上でもこういう大きな筋肉を動かした方が効果的です。実際腹筋運動をせっせとやっていたときよりも、すり足で大腰筋を鍛えるようになってからの方がおなか周りも引き締まりました。

ゆっくりと数分間、このすり足を行なうだけで身体の内側からポカポカしてきます。

(2012年2月)