噛めば噛むほど体調がよくなります。

試しに一口100回噛んで食事をしてみて下さい。
たくさん噛むことで人生が変わります!

体調が悪いときこそよく噛んで食事をします。噛めば噛むほど体調がよくなります。
噛む効果は絶大です。これほどお金もかからずに効果の高い健康法は他にありません。
身体によい食べ物はたくさんありますが、どんなに食べ物に気を使っても、よく噛まないことには効果が半減します。

よく噛むと食事が適量で満足できるようになります。
あまり噛まないで食べていると脳の満腹中枢がなかなか満足しないので、身体が必要とする量よりたくさん食べてしまいます。
必要以上に食べると血液も汚れます。
老廃物もたくさん出ますので、うまく排出されないと肩こりや腰痛の原因にもなります。

余分に食べたからといって、より元気になるというわけではありません。
余分な食べ物はそれを消化するために余分な労力を強いるので、胃腸に多大な負担をかけてしまうのです。

いつも食べ過ぎていると胃腸が丈夫な人はどんどん太っていきます。
胃腸が弱い人は、全身の倦怠感などの疲れ、朝の目覚めが悪い、疲れやすいといった症状がおきやすくなります。

よく噛んで、食事が適量になってくると、充分に吸収され効率よく消費するので、胃腸の負担が少なく、身体は疲れにくくなり、元気が出てきます。

唾液の効果

よく噛むと唾液がたくさん出ます。
唾液にはとても体調をよくする効果があるのです。

唾液には強い殺菌力があります。例えば発がん性のあるものを唾液の中に浸しておくと、発がん物質が消えてしまいます。
よく噛んで唾液を出す人ほど、抗がん作用が強く働きます。
ガン細胞も唾液につけておくと30分ほどで死んでしまうといいます。

唾液の毒消しの力は個人差があります。お年寄りより、若い人の方が毒消しの力が強いです。
同じ人でも体調によって、唾液の毒消しの力が変化します。
体調が悪いときや病気のときは唾液の力も弱まります。

ですから体調が悪いときこそ、より多く噛むようにします。
身体が弱っているときこそ、普段より多く噛んで唾液の量をたくさん出します。
噛めば噛むほど体調は改善します。

唾液には毒消しの力のほかに、消化液としての役割を持っています。

人の主食であるご飯(炭水化物)は、唾液によって消化されます。
よく噛まずに唾液が出せないと、炭水化物が消化されません。
食べても食べていないのと同じことになります。
吸収されないで、胃腸を通過するので、消化器系にかける負担だけは残ってしまいます。

よく噛むことで完全に分解し、完全に吸収することが出来るのです。
そうすると、少ない食事の量で必要な栄養分が取れます。
さらに胃腸に余計な負担をかけることもなくなります。

唾液には素晴らしい成分が含まれています。
歯周病や虫歯の予防、ウイルスや細菌をやっつける免疫の働き、血液の凝固を助け止血する働き、細胞を修復する働き、壊れた神経細胞を修復する働きなども持っているのです。

一口50回~100回噛んでみましょう

さて、たくさん噛むとよいことは解っていただけたと思いますが、いったいどれくらい噛めばよいのでしょうか?

寝込むような病気をしている人は一口に120回噛みます。
1回の食事ではなく、一口に120回噛みます。120回噛めるかどうかが大きな節目です。
この回数を噛むことで、難病が治ってしまう例もあります。

健康なときは何回噛めばよいのでしょうか?
この場合も噛めば噛むほどプラスになります。最低でも50回は噛みたいところです。
少し調子が悪いときは、一口に50~100回噛みます。
多く噛むほど体調の回復が早くなります。
可能な限り噛んでみてください。

よく噛んでいるつもりでも、数えてみるとたいして噛んでいないものです。
一口ごとに箸を置き、100回数えて噛んで食べます。
体にとって良い食べ物ほど噛めば噛むほどおいしく感じられます。

最初のうちはきちんと100回ずつ数えたほうが良いですが、慣れると数えなくても大丈夫です。
たくさん噛んで口の中に固体がなくなると自然と唾液と一緒にのどに流れ込んでいきます。
最初慣れないうちは、こめかみのあたり(側頭筋)が筋肉痛になりますが、徐々に慣れます。

感謝して食べる

たくさん回数を噛んで食べるようになると、自然と食べものに対して感謝の気持ちが湧いてきます。
ありがたいなぁという気持ちが湧いてきます。
ぱくぱくあまり噛まずに食べていたときはわかりませんでしたが、噛めば噛むほど、この食べ物が自分の体になってくれるんだという気持ちが起きるようになりました。

人は自分が食べるもので作られています。
ですから、どんな食べ物をどのように食べるかでその人の健康のみならず、性格や人生まで左右されるのです。

ゆっくりとよく噛んで食べ物のありがたみを感じながら食事をすることが健康の秘訣です。
さまざまな症状を訴える人は、ほとんどの人が食生活が乱れています。
足りない栄養をサプリメントや健康食品で補っても、普段の食事をおろそかにして、あまり噛まないで食べているようだと効果もあまり出にくいです。

よく噛んでゆっくりと食べることが基本です。
その基本が出来ていないとどんな健康法を試してもたいした効果が得られないのです。
それくらい良く噛むということは大切なことなのです。
心療内科で自律神経失調症の診断を受け、しばらく薬を飲んでいたのですがなかなか改善しなかった患者さんがいるのですが、良く噛むことを実行してもらったら数日で症状が改善してしまったという例もあります。

良く噛むことで、少量の食事で満足できるようになります。
そして少ない睡眠で疲れが充分に取れるようになり、朝も楽に目が覚めるようになります。
食事の時間はいつもよりかかりますが、「よく噛む」というたったこれだけのことで体が軽くなり、調子がよくなります。

いろいろな健康法を試しているけど、効果がいまひとつ感じられない方はぜひこの「よく噛む」健康法を試してみてください。
疲れやすい人、首や肩がこりやすい人は是非今日から試してください。

【院長のお薦めの本】

食のひずみを正す本―胃炎・冷え性から口内炎・アトピーまで日常の病気が自然によくなる
鈴木 敏文
475690288X

「胃炎・冷え性から口内炎・アトピーまで日常の病気が自然によくなる」という本です。
著者は鍼灸師の先生ですが、食養や操体法やメンタルトレーニングや催眠療法などを修めて現代人のための健康法を集約されています。

食で健康を取り戻す方法がわかりやすくまとめてあります。
私は昔、自然食品店に勤めていたことがありますので、食に関する知識はある程度あったつもりでいたのですが、この本を読んではっとさせられたことがたくさんありました。

特に第1章の<「噛む」ことは最大の健康法>の部分を読んで実行することで、はっきりと体調の違いを感じました。
風邪をひきかけたときや、体調をくずしかけたときによく噛んで食べ、食べ過ぎないように気をつけるだけで、翌日には体調が復活します。疲れやすい人も実行されると効果が感じられると思います。

冷え性やアトピーの人にはぜひ読んでもらいたい本です。