治癒を促進し回復を助ける考え方をご紹介します。

心が身体に与える影響は、医学的にも証明されています。病気の状態から回復しやすいかどうかも、その人の心理状態に深く関わってきます。

一般的には病気は悪いもの、という見方がありますから、一般的に西洋医学ではその症状を抑えるための治療が行なわれます。しかし、病気は何らかのレベルで何らかの不調和があることを教えてくれている大切なメッセージです。

そのメッセージの深い意味を理解することなしに、表面的な痛みや症状を消すための治療を受け続けても、身体は繰り返しメッセージを発信することでしょう。しかも、たいていの場合、より強いメッセージとなっていきます。

謙虚な気持ちで、身体のメッセージに耳を傾けるということをはじめると、必要な対策や行動が見えてくるものです。

どんな問題であれ、その病気の責任が自分にあり、つまりまたそれを治すことも自分にはできるのだ、とあなたが決めたとき、程度の差はあれ、症状は必ず改善されるのです。ですから病気の症状は、私たちが進むべき道を示してくれる道標のようなものです。

引用元:魂からの癒し チャクラ・ヒーリング
ブレンダ・デーヴィス 三木 直子
4198619859

このように、「病気の責任が自分にある」という考え方は、つらい病気で苦しんでいる人ほどなかなか受け入れにくい考え方でもあります。「なぜ私だけがこんなにつらい思いをしなくてはいけないの!?」という気持ちになりがちですが、自然界の法則によって病気が発生している以上、何かしら「思い」や「行動」を変えていく必要があります。

あなたに起こることの全責任は、あなたにあるのです。良いことであれ、悪いことであれ、自分に起こったことはすべて自分に責任があるのだ、ということが分かれば、あなたは素晴らしい力を手にしたことになります。そのことが分かれば、今度は、自分のエネルギーを、良いことが起こるようにするために使うことができるのです。

引用元:〈からだ〉の声を聞きなさい – あなたの中のスピリチュアルな友人
リズ ブルボー 浅岡 夢二
489295456X

「自己責任」という考え方はとても大切ですが、心や身体が弱っているときには、「自分に責任がある=自分が悪い」という捉え方をしてしまいがちです。しかし、それは正しいことではありません。

別に悪くなんかないのです。原因があって結果がある。単にそれだけのことです。必要以上に自分を責めないようにしましょう。

それよりも、自分の責任で自分が望む方向へと人生をコントロールできる、ということに気づいてください。自分の人生に起こることを「他人のせい」にすると、自分の人生を他人の手にゆだねることになってしまいます。しかし、「自分の身に起こることは100%自己責任」ということを受け入れた瞬間から、人生創造のエネルギーが自分の中に流れるようになるのです。

操体法と4つの自己責任行動

操体法では、健康と深く関連する自己責任行動として「息食動想」の4つを挙げています。それに「環境」を加えた5つが健康状態と関係していると考えます。

息食動想はつまり、息(呼吸)、食(飲食)、動(動作・姿勢・運動など)、想(想念・精神活動)の4つです。これら4つは他人に代わってもらうことができません。この4つが自然の摂理に反することをしていると、それなりのメッセージとして症状が出てきます。

最初は小さなメッセージです。最初のうち体には小さな歪みが生じます。徐々に歪みも大きくなり違和感やコリを感じます(感覚異常)。様々な体調不良も感じます。それでも行動を改めないと、痛みやしびれなど強い症状が出ます(機能異常)。さらには病名を付けられたり、器質的な疾患(病名診断)と進行していきます。

早い段階でメッセージに気づき、自己責任行動を改めればいいのですが、人はたいていメッセージが強まらないと真剣に行動しようとは思いません。だから、病気や症状というのは生き方を改める大切なきっかけになります。


60点で間に合えばいい

とはいえ、すべての行動を自然法則と調和させる、と考えるとハードルも高まりますし修行のようになってしまいます。人生は楽しむ為にありますから、あまり苦しい修行ばかりして生きるのも考えものです。

操体法では「間に合えばいい」と考えます。「60点で合格」です。

それくらいの点数だと、なんとかやれるような気がしませんか?他人と比べる必要もありません。自分の感覚でいいのです。自分の感覚を尊重します。そして自己責任行動を出来ることから整えていきます。

そして60点くらい取れたなぁと思ったら、自分で自分を褒めてあげてくださいね。

(2011年12月)