先天性股関節脱臼と整体

当院には先天性股関節脱臼のクライアント様も通院しています。
先天性股関節脱臼とはどのようなものか、症状や原因と整体のアプローチをご紹介します。

先天性股関節脱臼とは

赤ちゃんの股関節は大腿骨の頭の部分である大腿骨頭とそれを覆う屋根の部分である臼蓋からできています。
大腿骨頭が完全に臼蓋から外れてしまうのが脱臼、はずれかかっているのが亜脱臼、骨頭の位置はよいが屋根の被覆が悪いものを臼蓋形成不全と呼んでいます。

引用:先天性股関節脱臼について|愛知県あいち小児保健医療総合センター

つまり赤ちゃんの時に何らかの原因により、大腿骨が股関節部分ではずれたりずれたりしている状態です。
先天性とは言いますが大半が赤ちゃんの時になると言われています。

どういうわけか、女の子の方が男の子よりも圧倒的に多いようです。
女性に10倍多く発症すると言われています。ホルモンの関係などもあるようですが、はっきりした原因は解明されていません。

先天性股関節脱臼には次のような種類があります。

完全脱臼

股関節が完全に外れてしまっているケースです。
赤ちゃんの時は股関節が柔らかく外れやすいのでおむつ交換などの時に外れてしまうこともあるようです。

股関節亜脱臼

股関節が完全には外れていないけれどはずれかかっているケースです。
外れてしまう可能性もあるので注意が必要です。

臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)

臼蓋とは、股関節の骨盤側の部分です。
股関節は大腿骨の骨頭が電球のソケットのように骨盤にはまるような構造になっていますが、そのはまる受け皿の部分を臼蓋といいます。臼蓋の発育が悪く小さいケースです。

先天性股関節脱臼のチェック

先天性股関節脱臼のチェック方法を紹介します。

    ①両足を揃えると太もものやお尻のシワが左右非対称である
    ②左右の足の長さが違う
    ③膝を曲げた状態で股を広げると、ポキポキと異音がする
    ④おむつが片足だけ付けにくい
    ⑤股関節の開きが狭くて硬い
    ⑥歩き始めが遅い
    ⑦歩く時足を引きずる

上記のチェック項目で1つでも当てはまった場合は、早期発見のためにも医師の診察を一度受けることをおすすめします。

赤ちゃんを見ていて何かおかしいな、と思った時には整形外科などの専門医の受診をお薦めします。

大人の先天性股関節脱臼

適切な処置をせずにそのまま成長すると、股関節の動きが悪いままになってしまったり、左右の足の長さが極端に違って不自然な歩き方になったり、歩行時に違和感を感じたりするようになります。

股関節に痛みが出たり、また股関節そのものに痛みがなくとも、骨盤周りがだるくなったり、疲れやすかったりという症状があったりします。

先天性股関節脱臼への整体

先天性股関節脱臼で整体に来られるクライアント様は皆さん成人されている方ばかりです。成長過程で股関節が変形したり、固まったままになっているので、関節部分は整体で矯正不可能なことも多いです。

しかしながら、当院の整体(多次元操体法)では全身のバランスを調和させていきますので、股関節そのものが固まっていても動作に伴う痛みや違和感は改善させることが出来ます。

整体のアプローチとしては、股関節そのものよりも股関節部分にかかる負担を取り除いたり軽減するようなアプローチをしています。

その結果、歩きやすくなったり腰や股関節や下肢のだるさや痛みが改善します。

(2016年8月)

クライアント様への整体臨床例

常連クライアントのSさん(40代主婦)は通院8年目になります。先天性股関節脱臼に加えて、末期の変形性股関節症の診断を15歳の時に受けています。

左右の脚長差も5cmほどありますので、歩くときも膝や股関節に負担がかかります。最初来院した頃には慢性的に膝痛と股関節痛があり、整形外科にも通って膝に注射していました。

通院するたびに痛みも改善して、現在では病院へ行く必要もなくなり日常生活では痛みも出ないくらいに良くなりました。

相変わらず股関節の可動域制限もあり、脚長差も大きいままです。これらは骨や関節の変形によるものなので整体を受けても変わりません。しかし、整体で変化する部分はかなり変化しますので、実際痛みもなくなりました。

一般的に思われているように関節の変形自体が痛みを引き起こしているわけではないのです。股関節の変形があっても、周囲の組織の緊張がほぐれたり、筋肉や筋膜が変化することで動きも痛みも改善します。

現在では月に一回メンテナンスで通院されています。その時によって負担がかかる仕事をすると多少股関節や腰回りにコワバリが出る程度で、普通に生活している分には痛みも出ずに快適に過ごせるようになりました。

定期的に通院することで心と身体のメンテナンスにもなりますので、毎回施術を喜んで受けてくださって楽しみに通院して下さっています。

(2016年9月追記)

先天性股関節脱臼の口コミ

Googleのレビューを転載します。

左の股関節痛と腰痛で半年ほど前から歩くのも辛くなりました。
整骨院等何軒か行きましたが、施術自体は気持ちは良いのですが
痛みが良くなることは無く先天性の股関節脱臼もあるので仕方ないのかな…と思う自分と、
痛みが良くなればもっと楽しい毎日が送れるのかな…と思う自分に
悩んでいたときにネットでやすらぎの杜整体院を知りました。

幸い希望日に予約が取れて伺った初日。
先生は痛いところには触れず、私のつま先をそっと押さえて
先生の仰る体の部位を意識してつま先に力を入れただけで股関節の可動域が広がり
とても驚きました。その後も行くたびに私の症状を聞いて色々と施術して頂き
自分の体の変化を感じています。

先生はとても穏やかにお話しして下さいます。院内も落ち着いた雰囲気です。
少し遠い場所なので悩みましたが思いきって行って良かったと思っています。

院長の返信

遠方にも関わらず思い切ってご来院頂きましてありがとうございました。先天性股関節脱臼や変形性股関節症の方も痛みなく過ごせるようになる方もたくさんいらっしゃいますので、手術は最終手段として、やれることはいっぱいありますのでできる限りのことをしていきたいと思います。

「痛いところはそっとしておく」というのが当院の方針の一つでもあります。痛みや苦痛を伴う施術はリスクを伴いますし、何より気持ちよく楽になれるならその方が良いと考えています。毎回効果を感じて喜んでいただけて私もとても嬉しいです。

良い状態を維持できますように、ご自分でご自宅で出来るセルフケアもお伝えさせて頂きます。楽しい毎日が送れますようにこれからも精一杯お手伝いをさせて頂きます。

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