宮城県仙台市宮城野区のやすらぎの杜整体院です。うつの整体症例です。20代女性。お母様に付き添われて来院しました。お母様が当院のHPを見つけて電話をくれました。本人はとても辛そうな様子で話をするのもやっとという状態です。

うつ病の診断を受けて毎日精神薬を飲んでいます。体の症状としては偏頭痛と吐き気があります。

うつ改善に大切なこと

この方のようにご家族に連れて来られた方の場合、まずはっきりさせておきたいことがあります。それは「自分で治りたい」という気持ちを持っているかと言うことです。中には本人は治りたくない場合もあるのです。

どういうことかと言いますと、治らないことで得られるメリットがある場合もあるということです。うつでいることで家族が優しくかまってくれる、うつでいることで堂々と仕事を休める、等など。

うつ病に限らず病気には存在する理由がありますから、表面的な症状だけ見ていてはダメなのです。

治る準備が出来ているかどうか?

自分の意思で来院した人と、自分の意思とは裏腹に連れて来られた人の場合には明らかな違いがあります。それは雰囲気や態度でわかります。施術前から感じるものがあります。

まず本人に治る気持ちになってもらわないと、いくらお手伝いをしようにも効果が半減してしまいますからまずは最初に意思確認をします。

初回は施術をしながらいろいろお話もしました。とはいえ、本人はとても具合が悪そうで話もしたくなさそうだったし、私が話しても時々小さく頷くだけでちゃんと伝わっているのか不明でした。

お母様から見せられたノート

初回来院から二日後、二回目の来院の時も初回と同様でとても体調も悪そうでした。お話をするのも辛そうでした。吐き気や気持ち悪い感じがあるようです。

でも身体のチェックをすると前回よりも体の可動域は良くなっていました。

自分からいろいろ話をするのは辛そうだったので、簡単な質問をしてみました。

「○○ちゃんは自分のこと好き?」かすかに首を横に振ります。

「体調悪くなってから好きじゃなくなったの?それともずっと前からそうだったの?」

ずっと前からに頷きます。

一緒に話をしていると、自分の話が相手にちゃんと伝わっているかどうかはある程度感じます。この方の場合は、ずっと頭の中に考えがグルグル回っていて、そしてそれについて考えて悩んでずっと辛い状態であると感じました。

そして実際そのようでした。

その為の対処法も伝えました。小さく頷いてくれました。

ほとんど頷くか、首を振るかでしかコミュニケーションが取れていないので、正直このまま通院してもしっかりお手伝いできるかどうかわかりませんでした。

なので、私はこのように言いました。

「通院するかどうか、また予約して行くかどうか自分で決めてみてね。今まで話したことが全然受け入れられないようなら来てもあまり変わらないかもしれないし。でもちょっとでもそうかな、とか少しずつやってみようかなって気持ちがあるようならきっと良くなっていくと思うよ。」

微かに頷いているように見えました。

彼女が施術後に光線療法をしている間に、お母様が「前回施術を受けた後身体も楽になって一緒に出かけたりも出来たんです」と教えてくれました。

そして一冊のノートを見せてくれました。新しいノートでした。前回の施術後に感じたことを彼女がノートに綴ってくれたのだそうです。

プライバシーがあるので内容は書きませんが、前回私の話をしっかり受け止めてくれて前向きな気持ちで歩んで行こうとう内容が書かれていました。私はとても感動しました。気持ちは前向きに頑張っていきたいけれど体調がついて来なくて葛藤している様子も綴られていました。

でもそれを見せてもらって安心しました。このような気持ちがある限りはきっと回復への道がついて行くと思っています。体調が悪くて話すこともほとんど出来ないけれど、ちゃんと気持ちは治る方向に行っていると感じました。

整体と食改善とメンタルケア、それぞれ合わせ技で回復のお手伝いをしていきます。早く楽になると良いなと思っています。

追記:三回目来院時

三回目の来院時にご本人が自分で日記帳を持って来て「これ読んでみて下さい…」と。中を見るととても丁寧な字でこれまでの心の葛藤が綴られていました。次の予約の人もいたので全部読み切れないので、また次回に持って来てもらって続きを読もうとしたら、どうぞって置いて行ってくれました。

それで時間のあるときにじっくり丁寧に読ませてもらいました。ご本人の心の内面やご家族に対する思いがとても素直な表現で綴られていました。

ところどころ、ノートの紙がよれた様になっていました。濡れた紙が乾いたあとの感じです。きっと涙を流しながら書いたんだろうなと思いました。

そういう思いも伝わってきて私も何だかウルウルしてしまいました。いろいろ辛かったんだなぁってわかりました。

でもこれからは辛かったことだけでなく、ありがたいことや良かったことにも焦点を当てて、一日に一つでも良いから日記に書いていくと良いよとアドバイスしました。

二回目より三回目の方が表情も柔らかくなってきて、エネルギーの流れも良くなってきた感じがありました。きっとこれからも良くなっていくと思いました。