皆様こんにちは。
上川名です。
 
2018年、3月の多次元操体セミナーのテーマが決まりました。
「所作と寄り添う力」~所作が空間と人に与える影響を考察する~
というテーマでセミナーを行います。
 
今年は新年早々に父が突然亡くなり
葬儀でもいろいろな人と関わりました。
 
その中でも特に印象に残っているのが
納棺士の方の「所作」でした。
 
納棺士はおくりびとという映画で注目された職業ですが
亡くなった人に着物を綺麗に着せて化粧をして納棺する役割の人です。
 
所作とはふるまいや身のこなしという意味です。
 
納棺士が亡くなった父の納棺の準備をするときに
私たち遺族もその場で立ち会う場面がありました。
 
納棺士の方はたぶん30代前半~中盤くらいの男性でした。
とても落ち着いて優しい雰囲気で、
所作もとても綺麗なのが印象的でした。
 
突然死でしたので
私たち遺族のショックも大きかったのですが
納棺士の方の存在に本当に癒されました。
 
しかし、その方は私たちに何か特別な
慰めの言葉をかけてくれたわけでもなく
特別なアドバイスをくれたわけでもありません。
 
ただ、普通に雑談をしていただけなのですが
不思議と心が落ち着いて楽になったのです。
 
実際に会って話をした時間は一度だけで30~40分です。
後で振り返ってみてなぜあの納棺士に
そんなに癒されたのか?と考えてみたときに
 
彼の「丁寧で美しい所作」と「寄り添う力」に
癒されたのだとわかりました。
 
そのことがずっと印象に残っていて
3月のセミナーのテーマを考えたときに
まっ先に「所作」という言葉が浮かびました。
 
操体においても所作も寄り添う力も大切な要素です。
操法が綺麗に決まっているときは実際に操法を受けていなくても
傍から見ていてわかります。
 
調和が形に現れているからです。
 
操法における所作
操法に入る前の所作
操法の後の所作
 
それぞれ大切です。
 
私のセミナー中の写真を皆さんがアップしてくださいますが
自分で見ていてなかなか大したもんだと思うことがあります(笑)
 
大きくバランスを崩しているような写真はあまりなくて
どこを切り取ってもだいたい自分としてはいい感じの
姿勢や動作のバランスになっていると思います。
 
それは操法を行っている時も、そうでないときも
常に相手とのつり合い、重力とのつり合い、
空間とのつり合い、その場にいる人たちとのつり合い
自分自身とのつり合い、などに出来るだけ気づくようにしているからです。
 
そのつり合いが所作として表に出て来ています。
 
そのような所作は単に動作としての綺麗さだけでなく
空間にエネルギー的な影響を及ぼすと考えています。
 
さらには空間のみならず、向き合っている相手や
その空間にいる人たちにも影響を与えます。
 
相手との距離感
自分の姿勢、動作
動きのスピード、正確さ、
等など。
 
それらが治療効果にも影響するのです。
治療の場面のみならず、人と人が関わる場面で
確実に相手に影響を及ぼします。
 
現在、通院しているクライアント様の中で
ご自身も治療を行っている方も何人かいるのですが
その中でたった一人、私が自分から治療を受けたい、
と思って実際に何度か治療を受けさせてもらった方がいます。
 
その一番の理由はその方の所作が丁寧で綺麗だったからです。
それと同時にその方の存在に癒されることを感じたからです。
 
また、別の例を上げますと
昨年は過去最高にいろいろなお店に飲み食べ歩いた一年でした。
仙台グルメ部を発足して人気のお店、老舗店、繁盛店を
たくさん飲み歩きました。
 
それまで行ったことがなかったオーセンティックな(正統的な)バーにも
いろいろ行ってみました。30年、40年と続く老舗のバーは
カクテルやお酒や店内の雰囲気も一流ですが
何と言ってもマスターの所作と人柄(寄り添う力)が高いことが
共通していました。
 
単にお酒を飲むだけなら自分で買って来て飲めます。
同じ一杯がバーで飲むと何倍?何十倍の価格になります。
それでもなぜそのマスターと会って飲みたいと思うのか?
 
味や技術や場所やインテリア以外に
マスターの所作と寄り添う力に大きな秘密が
あるような気がしてなりません。
 
また別の例を上げます。
 
多次元操体のセッションは神事です。
神主が神社で行う儀式と同じです。
 
神様と繋がる行為です。
 
少なくとも私はそのように操体を捉えています。
 
だから、日々のセッションも厳かな思いで行いますし
その人の内側に内在する神と向き合う気持ちで
丁寧に操法を行います。
 
操法を行っている時
操法に入る前
操法が終わった後の余韻
 
それぞれ丁寧に意識して所作を行います。
 
しかし、所作という側面から説明したことは
あまりなかったように思います。
 
所作を磨き、寄り添う力を高めるために
私が意識していることをシェアさせて頂きます。
 
もちろん治療の現場のみならず、日頃の人間関係にも
大きな影響を与えます。
 
興味が惹かれる方はぜひともご参加ください。
(基礎講座参加中の先生も参加できます)
 
以下ご案内になります。
 
 
■第67回多次元操体法スペシャルセミナー
テーマ「操体と所作」
~所作が空間と人に与える影響を考察する~
 
日時:2018年3月17日 午後2時~5時頃
場所:やすらぎの杜整体院
受講料:初参加30000円
    再受講25000円
(仙台操体医学院学生・卒業生は再受講扱い)
 
内容
 
所作とは
所作と癒し
美しい所作と空間の調和
所作とヒーリング場
操体法における所作
所作と治療効果
所作を磨く方法
寄り添う力
寄り添うとはどういうことか?
人が癒される理由
等など
 
所作と寄り添う力に関する座学と
それに関連して操法の実技練習も行います。
 
お申し込み方法
「第67回セミナー申し込み」の件名でFBメッセージか
yasuraginomori@s6.dion.ne.jpまでメールでお申し込みください。