8月19日に開催した第60回多次元操体法スペシャルセミナーのご報告です。
FBより転載します。

【指1本で全身を制する】

かつて古武術の稽古に通っていた頃に老師に技をかけられて指先で軽く押さえ込まれているだけなのに身動きが取れなくなる、という体験をしました。

動けなくなると同時に、非常に気持ちよくて、むしろずっとそこにとどまっていたいという感覚がありました。古武術の先生は操体法のことはご存知ではありませんでしたけど、操体の操法がバッチリ決まった時の感覚と非常に共通している何かを感じました。

その何かを追究する中で、いつの間にか自分も指一本で似たようなことが出来るようになりました。私は指一本で軽く触れているだけで全身が気持ち良さに包まれてそこから動けなくなるような事を目指しました。

私が出来るようになって、それから多次元操体法講習会に何年も通って下さっているベテランの先生の中から何人かの先生も出来るようになってきました。

指先一本で軽く触れると言ってもただ触れているだけじゃなくて、指先でたくさんの情報をキャッチしながら同時に正確なベクトルで必要最小限のつりあいを保ち続けるのです。

その指先のセンサーが養われると同時に、相手の全身に影響を及ぼすための身体の使い方もしていかなければなりません。

だから、多次元操体法の先生方の間でも「指一本操法は何年もかけて訓練してようやく出来るようになるもの」というイメージがあったと思うし、実際そうでした。

だけど、昨日の第60回多次元操体法スペシャルセミナーでたった1日で受講生全員が指1本操法が出来るようになってもらう、というチャレンジをしてみたんです。

竹ひごをお互いの指先で挟みつつ、細い竹ひごが指先に当たる一点からどれだけの情報を正確にキャッチできるか?まずはそんなワークから始まりました。今月はお盆休みの関係もありいつもより参加者も少なめだったこともあり、ひたすら実技の実践練習。

その結果、見事に全員が指1本操法が出来るようになりました‼️(*´∇`*)
興味がある方は是非写真も見てください(^o^)

たった指1本でこんなことやあんなことにになっちゃうんです(笑)

でも、このセミナーの本当の目的は指1本操法が出来るようになってもらうことではありません。たしかに指1本操法が出来ることは本当に凄いことです。繊細な感覚や正確な身体の使い方を必要とします。

指1本でこれだけのことが出来るということは、普段の施術を行うときも指1本操法と同じ精度で触れて同じ精度で身体を使うことができれば今やっている手技の効果が何倍にも高まるということでもあるのです。

人間の身体のセンサーも体に備わっている仕組みも凄いのです。
そこに気づいて頂くのが多次元操体法の目的です。

セミナーでも日々の臨床でも、一人一人が

「自分て凄い!人間て面白い!」

って感じて頂けるよう楽しくやっていきます🎶
今月もとっても楽しかったです