多次元操体法大阪セミナー回想録その3

大阪セミナーの続きです。実技ワークの最初に一般参加の主婦のKさんを指名して前に出て来てもらいました。あぐらをかいた状態で肩の外転検査をします。左右とも身体が傾いて持って行かれてしまいます。

 

身体の声を聞く

「Kさん、何となくここに触れられたいなぁ~ってところはありますか?」と私が訪ねます。

「ん~~、肩のあたりですかね~」とKさん。

Kさんの方に私がそっと手を触れます。ただ触れます。治そうとか何かしようとかエネルギーを流そうとか一切そのようなことは考えません。

ただ触れて、触れている手や接触面をただ感じます。

そうすると身体からメッセージがやってきます。Kさんの身体がかすかに左に捩じれるように蠢いてきます。ミリメートル単位の微かな動きです。その動きに気づいてただついて行きます。

「あれ~~~、なにこれ~~~~!!(笑)」と笑いながらKさんの身体がどんどん傾いてついにパタンと床に倒れこみました。とても繊細な刺激にも反応してどんどん身体が動いていきます。

それで一旦起きてもらって、再び肩の可動域を確認すると今度はバッチリスイスイ挙がります。まるでさくらを仕込んだかのような素敵な反応でした(笑)

操体法をしばらくやっている先生の中でもここまで繊細に反応される方は少ないです。一般の主婦の方でもこんなにも繊細な感覚を持ち、素直な反応をされる方がいらっしゃることに驚きました。

このKさんのデモを見たおかげで、参加者の潜在意識にスイッチが入りました。Kさんのおかげでこの日のセミナーの流れが決定的になりました。

初参加の方もたくさんいらっしゃる中で、いきなり自発動出まくりの幕開けになりました。

操体の反応は移ります

操体法を受けている姿を見ると、見ている人にその反応が移ることがよくあります。無意識レベルで「ああ、あんな風になっちゃっていいんだな」ということが伝わるので、自然と無意識からの動きが出やすくなるのです。

その次に、同じく一般参加のTさんに前に出てもらってデモをしたところ、Kさん同様に「なにこれ!?不思議~!!」と言いながら身体が勝手に動き始めて床にパタンとひっくり返りました。

私はほぼ何もしていません。Tさんが触れて欲しいと言ったところに、ただただ優しく触れて寄り添っているだけです。この時は右肩と右の腰のあたりでした。

その辺りに二か所に優しく触れていると、身体が勝手に動き始めました。そしてKさん同様に肩の動きもすごく良くなりました。

検査はいろいろな方法がありますが、この時はわかりやすいようするためと、時間の関係で肩の外転検査のみをやりました。

その後三人一組で組んでもらって実際の実技ワークに入ったのですが、皆さんあちこちで身体がひとりでに動き始めて床にひっくり返っていました。

そしてこれがまたとっても気持ちが良いのです。皆さん気持ちよさそうな幸せそうな顔でひっくり返っていました(^^)