皆様こんにちは。
上川名です。
 
2月の多次元操体法講習会のテーマは「量子操体」。量子力学的観点から操体法を読み解きます。今までとは異なる新しい視点から操体を紐解きます。
 
そして3月のテーマは「所作と操体」。
 
2月以上に非常にマニアックでわかりにくいテーマですがとても重要なことをお伝えさせて頂く予定です。しかしながら、私の伝え方が未熟なためにその重要性と価値がうまく伝わっていないような気がするので今一度「所作の力」と称して解説させて頂きます。
 
3月の講習会に参加するしないは置いておいて、きっと何かしらのヒントになると思いますので、ぜひこの先の文章を読んで頂けますと幸いです。
 
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ルパード・シェルドレイクという化学者の名を聞いたことがありますか?
 
今から20年以上前に「なぜそれは起こるのか」という本が喰代栄一さんという著者によって書かれました。1996年の出版ですので今から22年前になります。イギリスの天才化学者「ルパード・シェルドレイクの仮説」を日本に紹介した本でした。私は20代前半の社会人になりたての頃に読んで感銘を受けました。そして開業当初から当院の貸本コーナーにも並べてあります。
 
(※ちなみに喰代栄一氏はその後「ほおじろ えいいち」と平仮名表記に変えてロシア版引き寄せの法則であるヴァジム・ゼランド著「リアリティ・トランサーフィン」シリーズ等の翻訳などもされています。これらのシリーズも当院の貸本コーナーに並べてあります。)
 
さて、ルパード・シェルドレイクが何をしたかというと「形の場」と「形の共鳴」についての仮説を発表をしたのです。
 
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■ルパード・シェルドレイクの仮説
 
  1. あらゆるシステムの形態は、過去に存在した同じような形態の影響を受けて、過去と同じような形態を継承する(時間的相関関係)。
  2. 離れた場所に起こった一方の出来事が、他方の出来事に影響する(空間的相関関係)。
  3. 形態のみならず、行動パターンも共鳴する。
  4. これらは「形の場」による「形の共鳴」と呼ばれるプロセスによって起こる。
  簡単に言えば、「直接的な接触が無くても、ある人や物に起きたことが他の人や物に伝播する」とする仮説である。
 
Wikipediaより
 
形の場、形の共鳴といってもよく意味がわからないと思いますので具体的に例を挙げて紹介しますね。
 
 
■百匹目の猿現象について
 
「百匹目の猿現象」については聞いたことがある方もいるかもしれません。これまた二十年ほど前になりますが経営コンサルタントの船井幸雄さんの著書などで紹介され有名になりました。
 
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宮崎県に幸島という島があり、百匹ほどの日本猿が住んでいる島に、霊長類を研究している研究者たちが、サツマイモの餌づけを試し、観測をしたことがあるそうです。泥のついいたままのサツマイモを猿たちは手や腕で汚れを払って食べていたんですが、あるとき一匹のメス猿が川でサツマイモを洗って食べ始めたそうです。
しばらくすると、若い猿たちや母親猿たちは、このイモ洗い行動をマネするようになっていきます。ですが12歳以上のオス猿はマネをすることが無かったんだそうです。ボス的な立場のオス猿たちは、新しい流れを受け入れられなかった。猿と人間は似ているなぁ。と感心してしまいました。
あるとき、川の水が枯れてしまうことなどから、猿たちは海水でサツマイモを洗う習慣が身に付いていったようです。海水の塩分がサツマイモに味付けをする結果となり、洗っては食べて、また海水につけて味付けしてサツマイモを食べるように進化していったんですね。美味しい。ということになると、いつしか頑固なオスの猿たちもイモ洗いをマネるようになっていきました。
やがて、幸島の猿たちは、みんなサツマイモを海水で洗って食べるようになっていたとのことです。
さらに不思議なことに、その頃になると、遠く離れた別の島でも猿たちはサツマイモを洗って食べるようになっていたということです。とても幸島の猿が泳いで渡れる距離ではない、遠く離れた島でも同じ現象が観測できるようになった。
 
 
良いと思えることを、ある一定の数の者たちが共有しあうと、人知を超えた拡がりで伝わっていく。この現象を、百匹目の猿現象と名付けられ、いろんな学者さんたちが実験と観測を繰り返しているとのことです。
 
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このようにある行動をする動物(人)の数が一定数を超えると、一気にそれが全体に伝播するという現象です。
 
不思議なところは、群れの内部である一定数の猿が芋洗いを始めた時に海を越えて様々な地域で猿の芋洗い現象が観察されるようになったことです。
 
このほかにも、大学の実験室である結晶が作ることに成功すると、他の大学でも同じ結晶が出来るようになりやすいとかいろいろな例が報告されています。
 
こんな実験もあります。
 
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◎ シェルドレイク自身が好んで例にあげる形態形成場仮説の「証拠」がある。ネズミの学習速度である。
たとえば1匹のネズミがある新しい行動パターンを身につけたとする。すると、その後に生まれる同種のネズミ(同様な条件下で育ったもの)はどれも、この行動パターンを以前よりすばやく学習する傾向をもつ。はじめに学習するネズミの数が多いほど、この傾向は強まる。したがって次のようなことが起こる。ロンドンの実験室で、1000匹のネズミをある新しい課題を行うように訓練すると、世界中のどこの実験室のネズミも、同じ課題をより速く、たやすくこなせるようになる。
 
 
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ある行動やパターンが繰り返されることで「形の場」として形成され、その形が共鳴して伝わるというのです。とても不思議な現象ではあります。
 
船井幸雄さんは、20年以上前から世の中をよくするために良い情報を知り実践する人が増えると、一定数の閾値を超えたときに一気に世の中が変わると言っていました。
 
その後精神世界や目に見えない世界に興味を持つ人が激増して、引き寄せの法則がブームになったりヒーラーやセラピストも急増しました。私は20年以上前からその世界の探究を続けてきましたのでどんどん世の中が変わっていることを肌で感じています。
 
さて、このシェルドレイクの仮説と所作がどう関係しているのか?以前に購入した本を読み返していたところ、興味深い文章に出会いましたので抜粋します。
 
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シェルドレイクは考えのおもむくままに大胆にも、社会的儀礼や宗教儀式の力を、集合的形態場を創出し、形成し、維持する方法として描き出した。
 
「一般的に言って、儀式は本来非常に保守的なもので、正しいやり方をしなければならない。それは過去に執り行われたのと同じやり方である。儀式の所作は、動きも言葉も音楽も正しく行う必要がある。わたしが思っているように形態共鳴が起きるとすれば、儀式の保守性は現在それを執り行っている人々と、それをこれまでに執り行った人々との間に形態共鳴を起こすのにぴったりの状態を生み出すだろう。」
 
「マトリックス・エナジェティクス 量子論的手法による変容のテクニック」リチャード・バートレット著 より
 
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つまり、伝統的な儀式や武道などの型や所作には、長年の積み重ねによる「形の場」が作られており、その型や所作を正確に執り行うことで「形の共鳴」が起こるというわけです。
 
ここからは私の個人的な見解ですが型を正確に模倣することで、その形の場のエネルギーに効果的にアクセス出来るのではないかと考えています。そしてこのメカニズムを手技療法に効果的に活用することも可能です。
 
圧倒的な成果を出している先生は圧倒的な数の繰り返しの成功体験を積み重ねています。それ自体が「形の場」です。その型を正確に模倣することで形の場のエネルギーにアクセス出来るというわけです。
 
もっとわかりやすく言うと、圧倒的な経験数を積み重ねて成果を出している人の所作をコピーすることで、たとえ経験数が少なくとも同様の成果を上げることが可能であるということです。
 
私は手技としてのテクニック以外の動作に関しても様々な工夫を凝らしてきました。クライアントの脳と神経が安心するための言語、非言語のコミュニケーションを研究してきた結果、これまでの積み重ねの中で、より適切で無駄のない動作になってきました。
 
無駄がなく美しい所作を心がけてきましたが、それは自分自身が楽であると同時に施術効果を高めることに繋がります。なぜならクライアントの無意識にアプローチ出来るからです。そしてその繰り返しにより「形の場」が形成されます。検査を行うにしろ操法を行うにしろ、「そうすればうまくいく」という確信も自分の中に蓄積されていくのです。
 
その「うまくいく」という確信も含めて形の場に取り込まれていきますから、操体操法に関しては、年々うまくいかないという場面がほとんど無くなってきたのです。それは単に技術の精度が上がっていること以上に、「形の場」が形成され、そこにアクセスすることで「形の共鳴」が起こり、うまくいくという結果が起こっていると考えています。
 
私は年々操体の臨床がシンプルになってきています。そして、操法も本当に必要なことだけを提供することを意識していますので、操法の手数も非常に少なくなってきています。そのかわり同じ操法を行うことが増えました。効果的な操法を毎日いろいろな方に繰り返し行うことでその操法を行うときの型やルールのようなものも自分の中に構築されていきました。
 
クライアントに触れに行く時のスピード
クライアントとの物理的な距離
検査で触れるときの順番
ベッドの上り下りの動作
ベッドに手をつく位置
操法の時の間接手の位置
操法の時の体の接触部位
(操法とは一見無関係なところも含めて)
新患さんに院内に案内するときの所作
新患さんに次回予約の提案をする時の所作
クライアントに荷物を渡すときの所作
電話で施術を中断するときの所作
施術を再開するときの所作
ビフォーアフターを見せる時、見せた後の所作
….
等など
 
それこそ、一挙手一投足のすべてに意味があります。なぜ、その距離感でそのスピードでその順番で触れるのか?そのタイミングで離すのか?言葉で説明すれば「丁寧さ」ということになりますが、どうしたら細胞が安心して操法がより効果的に作用するだろうかと試行錯誤した結果なのです。
 
ある治療法の世界の大重鎮でおられる某先生のセミナーでは、言葉がけから姿勢から動作からすべてが決められていると聞いたことがあります。その賛否は別として、そのような型をしっかり決めてそれをコピーすることで一定レベル以上の成果が上げられるということが言えると思います。その理由としてはシェルドレイクの仮説を取り入れると説明がつきやすいと思います。
 
三月の多次元操体法講習会では、私が自分自身のために作り上げてきた「操法における型」「検査における型」「その他臨床における型」を紹介させて頂きます。今までは感覚を中心にお伝えしてきましたので、型についてはあまり詳しくお伝えしたことはありませんでした。
 
私は現在、操体法を治療として行っていません。
 
「神事」「儀式」と意識して取り組むようになってから何年も経ちます。その間、厳かな気持ちで所作を磨くことも意識して実践してきました。それが形の場として形成されていますので、私がその所作を行うときは自然と良い成果が得られるという確信があります。その確信も「形の場」に取り込まれていると考えています。
 
その確信をも含めた形の場にアクセスする方法が所作のコピーです。実際、多次元操体法上級者の先生方の所作にはある共通点が見られます。それは見た目のはっきりした違いとして現れます。うまくいく結果を出す所作。うまくいかない結果を出す所作。所作に全部現れるのです。ある頃からその違いをビジュアルではっきりわかるようになりました。基本的にうまくいってるかどうか(操法が決まっているかどうか)はその所作を見ればわかります。
 
3月はその「所作の型」をお伝えします。そのまま真似するだけで操法の精度が上がります。操法の効果も高まります。なぜなら何年もの間、多次元操体法という神事の儀式として繰り返し取り組みそして結果を出してきた「形の場」が作られているからです。
 
人によっては非常にわかりにくい説明になってしまったかもしれませんが、濃い内容をお伝えさせて頂きます。これらの説明でピンと来た方にとってはきっと最高に面白いセミナーになると思いますし、最高に不思議で役に立つお土産も持ち帰って頂けることと思います。
 
施術効果アップのみならず、予約率アップ、満足度アップ等など。経営状況も好転する方法です。所作にここまでの力があると理解して実践している人はきっと少ないと思います。不思議な所作の力をお伝えします。
 
以前に書いたセミナー案内文だと単に「優雅な所作をしましょう」的な感じで伝わってしまったかと思います。何とかこの価値が伝わればいいなと思って改めて書いてみた次第です。
 
所作の力には「調和した動きによるエネルギー調整」という側面と、「形の場と形の共鳴による効果」の側面があります。無意識・潜在意識へのアプローチであると同時に、物質を超えた量子レベルへのアプローチでもあります。
 
少人数でじっくり取り組みたいと思います。お申し込みお待ちしています。
 
■第67回多次元操体法スペシャルセミナー
テーマ「操体と所作の力」
~所作が空間と人に与える影響を考察する~
 
日時:2018年3月17日 午後2時~5時頃
場所:やすらぎの杜整体院
受講料:初参加30000円
    再受講25000円
(仙台操体医学院学生・卒業生は再受講扱い)
 
■こんな先生にお勧め
 
施術効果をアップしたい
新患さんと早く信頼関係を築きたい
クライアントとより深い信頼関係を作りたい
次回予約率を上げたい
より楽に優雅に操法をしたい
潜在意識と見えない世界にアプローチしたい
 
■内容
 
3年前に届いた不思議な手紙
所作とは
所作と癒し
美しい所作と空間の調和
所作とヒーリング場
所作が潜在意識に与える影響
所作が量子場に与える影響
操体法における所作
所作と治療効果
所作を磨く方法
 
寄り添う力
寄り添うとはどういうことか?
人が癒される理由
所作の持つ力
等など
 
所作と寄り添う力に関する座学と
それに関連して操法の実技練習も行います。
 
■実技
 
施術効果を高めたり、信頼関係を深めるための
具体的な所作を解説と共にお伝えさせて頂きます。
 
クライアントの誘導の所作
ベッドの昇降について
検査の所作
触れるときの所作
離すときの所作
操法の時の所作
電話が来て中断するときの所作
施術を再開するときの所作
クロージングの時の所作
等など。
 
施術効果も、クライアント様の反応も満足度も変わります。
 
■お申し込み方法
「第67回セミナー申し込み」または「所作の力セミナー申し込み」の件名でFBメッセージか
yasuraginomori@s6.dion.ne.jpまでメールでお申し込みください。