先日の頸椎ヘルニアの方の続きです。
前回施術の3日後、本日2回目の来院です。

症状は、腕のしびれもなくなり、痛みもだいぶ良くなりました。
前回は首や腕を動かすことが出来ずに奥さんに送られて来ていましたが、今日は自分で運転して来ました。

鋭い痛みやしびれはなくなり、動作は普通にすいすい動けます。
しかし、首と肩と肩甲骨の周りに違和感があり、動かすとなんとなく鈍い痛みが残っています。

皮膚操体法(操体法の皮膚へのアプローチ)

まずはあお向けで膝倒しの動診をしました。
両膝をそろえて立てて、ゆっくり左右に倒してみます。
前回は膝を倒したときに、首に痛みがありましたが、左右どちらも自由に動けるようになっていました。
膝裏のこりもほとんどなくなっています。骨盤周囲のバランスはいいようです。

次に体を起こしてもらって、座位で左腕前腕の皮膚操法をやってみました。
皮膚操法というのは、関節を動かすのではなく、皮膚をずらして動かす操体法独自のアプローチです。
皮膚をずらす方向によっては気持ちよさがある場合があります。
その場合はその快適感覚を味わうと、体に何らかの良い変化が起こります。

左腕の前腕の皮膚を外方向にねじってみました。
すると外ひねりは痛みが出るので、今度は内ひねりにねじってみました。
すると、腕全体が気持ちよいというのでそのまま味わってもらいました。
そのまま約10分ほど味わいました。

操体法と自発動

前腕の皮膚操法(内ねじり)を味わっている間に、自発動もいろいろ出ました。

自発動と言うのは、操体法を行っている最中に患者さんの体が勝手に動き出すことを言います。
意識と関係なく、腕が自動的に動き出しました。
意識で動きを止めようと思えばいつでも止められるのですが、自発動の最中はとても気持ちよいので、気持ちよさが薄れるまで味わってもらいます。

腕がまるで意識をもった生き物のように、円運動やらせん運動を繰り返します。

自発動は体の一部分起こることもあれば、全身に連動することもあります。
体が要求している自然な動きなので、非常に気持ちが良いのです。

体が自動的に動き出すので、不思議に感じたりびっくりする人もいますが、とても気持ちよいので皆さんすぐに安心して動きに身をゆだねます。

自発動をともなった皮膚操法を10分ほど味わって、一休みしました。

操体法 逆方向の皮膚操法

「腕の皮膚をねじるやつ、もっとやってみたいですか?」と聞くと、「はい。もっとやってみたいです。」と言います。
もっとやってみたい感じがあれば、もっとやればいいのです。
体が要求する快適感覚をしっかり味わいます。

試しにさっきは不快な感じだった外ひねりをそ~っとやってみると、「イタきもちよい感じ」になっていました。
体が変化すると、快適感覚をともなう姿勢や動作も変化します。
体が要求する変化に合わせて刺激も調整します。

そのまま、また10分ほど前腕の皮膚操法(外ひねり)を味わってもらいました。
するとその結果、左腕の鈍い痛みが改善し、関節の可動域もひろがり、右腕と同じように動かせるようになりました。

あとは、ちょっとだけ「やすらぎの杜オリジナルスーパーボディリラクゼーション」を味わってもらいました。
「や~!体が軽くなったー!」と喜んでいただけました。

(2006年12月)