パニック障害と整体

「パニック障害、うつ、強迫性障害とかは整体で良くなるんですか?」とお電話を頂きました。

「そうですねー、良くなる人は良くなっていきます。」と答えました。

「何回くらい通えば良くなりますか?」と言うので「人それぞれですね。その人の生き方がそのまま身体に出ているので、その方の生き方次第です。」と何ともまたあいまいなお返事を返しました。

でもあいまいな答え方をしているのではなくて、本当にそう思っているからそうとしか言えないのです。マーケティングテクニックで電話応対で予約に繋げる方法もありますけど、そういうのは好きじゃないし嘘も言いたくないし、本当にそうだと思っていることだけを伝えるようにしています。

それは、電話の問い合わせに対してもそうだし、来院して説明するときも同じです。これくらいのペースでこれくらい来ればよくなりますよ、なんてことは本当のことはよく分かりません。

「気になるのは料金なんですけど週に何回くらい通えば良くなりますか?」と聞かれたので、これも人それぞれですねと答えました。月に一回の人もいるし、毎週来ている人もいるし。

仕事の都合や、経済的な都合もあるでしょう。出来る範囲で出来ることをしていくしかありません。

パニック障害と食生活

「パニック障害や自律神経失調症の場合、食べ物の影響もかなり関係していますから、そういうアドバイスもしていきます」というと、「えっ!そうなんですか?!」と初めて聞いた様子でした。

これまで病院に行って安定剤や精神薬を処方されるだけで、このままでは治らない、何かがおかしいなと思い始めてきたところだそうです。

「でも、食生活って言っても雑誌に載っているような完璧な食生活なんて難しいですよね…」と仰います。「雑誌に載っているような完璧な食生活」がどんな食生活を指しているのかはっきりわかりませんが、おそらく玄米菜食レシピやカロリー制限食のようなものをイメージされているのかもしれません。

このような会話からも何となく「食事を変えるのは面倒だからやりたくない」という雰囲気が伝わってきます(^_^;)

何が大変かって、日常生活の習慣を変えるのがなかなか大変なのです。自分ひとりで帰るのが大変だからこそ整体を受けることで、身体と意識を変えていくのです。

治さない整体の意味

そもそも治そうともしていないし、治るものは勝手に自然に治るし、治らないものは治りません。一生懸命整体の施術を提供していますけど、その人の意識と生き方次第です。これはもう何ともしようがありません。

整体の仕事を始めて15年くらいでしょうか。こちらがお手伝いできることはほんのちょっとなんです。ということが年々身にしみてわかってきました。その人の意識と生き方がその人の身体に出ているだけ。だから整体に行けば治してもらえるなんて思ってちゃいけないのです。

治してもらいに行くと、きっとその整体の先生に依存することになります。そうしてずっと通ってもらえれば経営的には良いかもしれないけど、ずっと治りません。

当院はそもそも治してあげるところではありません。だから治そうともしません。治す必要があるとも思っていないのです。治さなくていいのです。初めからそんな考えなのです。

だから症状を治してもらいたくてお問い合わせの電話を頂くと、話がかみ合わなくなります。わざとそうしている部分も若干ありますが(^_^;)症状を追いかけている以上は見えてこないものがあります。

だからわざとそのような言い方をして混乱してもらいます。それでもどうしても来たいという方は来てくれます。そして治る人は勝手に治っていきます。

当院は、パニック障害、自律神経失調症、うつなどの症状を抱える人も多数来院しています。そしてとても喜んで頂いています。

同様の症状で現在悩んでいる人はまずなぜそのような症状に悩まされている自分なのか?ということについて、もう一歩深く踏み込んでご自身と向き合って頂く必要があります。

たまたま運が悪くてそういう病気になってしまったのでしょうか?病院に通っても治らないから、もっと凄い治療法で治してもらいたいのでしょうか?

トイレが臭かったらトイレ掃除をすればいいのです。でもトイレ掃除ってなかなかやりたがらない。芳香剤をポンと置いた方が楽ですよね。でもトイレが綺麗になることはありません。

病気を治すことをトイレ掃除に例えると、現代医療は芳香剤を処方しているだけだという話を聞いたことがあります。たしかにそうかもしれません。

ちょっとずつ出来ることからトイレ掃除をしていきましょう、というのが当院のスタンスです。一気に出来ないかもしれません。やる気が出ない時もあります。それでもトイレ掃除を続ければトイレも綺麗になるし臭いも消えていきます。

何となくそんなイメージで整体をしています。