股関節なぁるほど操法の詳細を公開しています!

2013年3月に股関節なぁるほど操法を開発しました。当院のクライアントさんに試してみると効果抜群で、体の状態が大きく変化します。股関節なぁるほど操法という操法ですが、股関節以外の全身の各部位がいろいろ変化します。

2013年4月に開催した第11回多次元操体法講習会にてその詳細を公開しました。すると受講生の先生方も臨床で活用して効果抜群ということで、ブログにも書いてくださいました。

このページでは股関節なぁるほど操法について詳しく解説したいと思います。

操体法なぁるほど操法開発秘話

先月仙台操体医学院の授業に参加したときに 学院生のSさんと組んで練習しました。

Sさんが盛岡の中村先生に教わったという
股関節大転子押し込み操法というのを私にやってくれました。

そのときの私の体にとっては、まずまずの気持ちよさもありましたが、
こうしたらもっといい感じになるよ、
というのをやってもらったらとても気持ちが良かったのです。

それで交代してSさんにもやってみたらこれはすごく気持ちいい!!
ということで新作が誕生しました。

操体法なぁるほど操法のネーミングの由来

その新作操法になんて名前をつけようかな、
と翌日遊びながらSさんとFBでメッセージやりとりしました。

尻ひねり操法
殿筋解放操法
側ガ位足首筋膜操法

・・・・

などなど出ましたが、
Sさんから元は中村さんから教わったやつだから
中村さんが面白いネーミング考えてくれそう、と言いました。

中村先生といえば口癖の「なぁるほど~~~!!」
が頭に浮かびましたので、
中村先生には内緒で勝手に
「股関節なぁるほど操法」と名づけました。

それでFBなどで
股関節なぁるほど操法の臨床例をポツポツと投稿していましたら
昨日の講習で「股関節なぁるほど操法」を教えて欲しい、
というリクエストを何名も頂いておりましたので
早速昨日公開させて頂きました。

私の中では中村先生にこの操法をやって
もし「なぁるほど~!!」と言ってもらえたら俺の勝ちだ、
というのがありましたので、勝負をしてみようと思いました。

最初に中村先生を患者役に指名すると
「おーれさ~、ちょうど今左の股関節ぶっ壊れてんのよ~!!」
と言いました。

変な格好で昼寝をし過ぎて
股関節がぶっ壊れているんだそうです(笑)

それはちょうど良かったということで
股関節なぁるほど操法を試してみることにしました。

ひょうきんなネーミングと裏腹に
この操法、案外高度で難しい面もあるんです。

それでわかりやすく解説するために
まずは通常の膝倒しをやって
次に逆モーション膝倒しをやって
その次に股関節なぁるほど操法をやったのです。

私「中村さん、どう???」

中村先生「なぁるほど~!!!」

中村先生の「なぁるほど」を頂けましたので
正式に「股関節なぁるほど操法」と決定しました。

しばらくぶっ壊れていた股関節も
だいぶ正常になったようです。

操体法なぁるほど操法の方法

股関節なぁるほど操法の実際のやり方を紹介しましょう。
多次元操体法メーリングリストから中野先生のレポートを転載します。

◆股関節なぁるほど操法

・まずは通常の膝倒しをやって、違和感等が残ったら逆モーションでやってみる。

・それでも残ったら、ダメ押しで股関節なぁるほど操法を用いると良い。

※このあたりがまさに多次元操体だなあと深く感動しました。

・膝倒しでキツイ方の姿勢をとる。

・膝(脚部)と床との距離を縮めるように、下半身と上半身の関係を同じように保ったまま上体ごと回転させる。

・例えば、右倒しがキツイ場合、可動域限界から左の肩~背中~腰を浮かせて右に寝返りを打つ感じ。

・このとき、膝を倒した時のテンションを変えず、そのまま右にゴロンとなって右膝外方を床につける感じです。
※表現が難しいです(汗)。

・その位置で左脚を伸展。

・術者は相手の左足首付近で内転方向につり合いをとる。

・受け手は、左肩からゆっくり戻す。

・背中~腰と1mmずつ身体の感覚を確認しながら戻す。

・だんだんと左脚を外転してゆく。

・外旋する動きも出てくる(場合もある)のでつり合いをとる。

・さらに、牽引または圧迫でいい方をとる。
※牽引するときのコツ:相手に負けながら引く(by コーン先生)

・力対力になると壊してしまう。

・単に「戻して~」というよりは、「戻そうとして~」というと相手の力もが少ない。
※これ、なぁるほど!!(笑)と思いました。

・非常に気持ちよさそうに見えるが、案外ハードだったりします。

・練習で受けさせていただきましたが、肩の方まで楽になりました。

・臨床でバンバン使っていますが、感覚が閉じ気味の人にも”気持ちイイ”がわかりやすい傾向にあると感じます。

さらには箕輪先生のレポートです。

<股関節なぁるほど操法>

1.あお向けで膝倒しをして倒しづらいほうへ倒す(この場合、右が倒しづらいとします)

2.次に膝を倒した後に上半身も横向きになります。(右向きに寝た状態です)
※この時、倒した両膝はできるだけ動かさないようにして上半身を横向きにすること

3.左膝を伸展してもらう。(左足は伸ばした状態、右足は曲げた状態です)

4.術者は伸ばした左足の足首あたりを把持する。この時に皮膚を内旋方向にずらして把持する。また、内転方向にもやや抵抗をかける

5.上半身をあお向けの状態にゆっくりと戻してもらう。「ゆっくり、上半身をあお向けに戻そうとしてくださいね~」の「戻して」ではなく「戻そうと」してという声かけがポイントです。

※この時、上半身をさらに細かく分けて「顔、肩、腕、わき腹…」と声かけしてみるのも良い

6.次に骨盤、股関節と戻してもらい、「左足を骨を中心にして外側に回してみて~」の声かけをすると、受け手の足が外旋するのと同時に外転もしてきますので内旋、内転方向に抵抗を加える。さらにここに牽引、や圧迫を加えるやり方もある

※股関節なぁるほど操法を行う時の注意点

この操法はけっこうハードです。この操法の前に基本操法などをやっておくとより効果的です。

操体法なぁるほど操法の効果的な活用法

股関節なぁるほど操法はやり方によってはなかなかハードな操法でもありますから、いきなりこの操法を行うよりは、まずは通常の膝倒しを行った後にやると良いように思います。

私は通常の膝倒し操法(三軸操法も含む)を行った後に、逆モーション膝倒しを行い、それから股関節なぁるほど操法を行う、といった感じで活用することもあります。

操体に慣れているクライアントさんには最初から行っても良いですが、不慣れな方に対しては段階を経て行った方がより深い効果が得られやすいように思います。

操体法なぁるほど操法の臨床例

多次元操体法講習会に参加された先生方が、臨床で活用してくださって、良い効果が得られているようです。ブログにも書いてくださっています。
いくつかご紹介させて頂きます。

■福島県 南福島整体院様ブログ
■埼玉県 村上接骨院様ブログ
■栃木県 調和整体院~空~様ブログ

(2013年4月)