整体(多次元操体法)と螺旋のエネルギーについて考察します。

螺旋と整体

この宇宙は螺旋(らせん)のエネルギーに満ちています。自然界の螺旋。人体の螺旋。螺旋のエネルギーを整体施術に活かすにはどうしたらよいだろうかと考えてみました。

太陽系惑星の公転軌道(螺旋運動)

この動画をご覧ください。太陽系惑星の公転軌道が動画でわかりやすく示されています。

私はこの動画を見たときに非常に感動しました。理科の授業で教わったような公転のイメージが覆されました。

惑星同士がまるでダンスを踊っているように見えます。誰かがコントロールして動かしているわけではありません。宇宙の調和の取れた絶妙なつり合いの中で惑星のダンスが繰り広げられているのです。

そしてその惑星たちの公転の軌道が見事にらせん運動をしています。

私たちはこのような大きな螺旋運動のエネルギーの中で生かされているのです。

自然界の螺旋

自然界にも螺旋の渦巻きはいろいろなところに見られます。

巻貝の渦巻き、植物の蔓、台風、竜巻、等々。お風呂の栓を抜いた時も渦巻きが生じます。

私たちは自転と公転をしている地球の上で暮らしています。さらには太陽系全体も螺旋運動のダンスを踊っています。さらには銀河系全体も螺旋運動をしています。

あまりに大きな軌道の中で動いているので螺旋をイメージしにくいですが、実はそのような動きの中で生活しているわけです。

人間の指紋、髪の毛のつむじも渦を巻いています。遺伝子のDNAもらせん構造をしていることがわかっています。

ミクロからマクロに至るまで螺旋の渦巻きのエネルギーが関与しています。

太陽系の螺旋運動

こちらの動画も一度見て頂きたいのですが、太陽系の惑星だけでなく太陽系全体が銀河系の中で螺旋運動をしている様子がイメージとして捉えられます。

銀河系には太陽系以外にたくさんの惑星群が存在しますから、それらの星々や惑星群も同様に螺旋運動をしていると考えられます。

これが自然に起きているということが信じられません。神的な存在、大いなる存在を感じます。

これらの壮大なダンスが自然界のつり合いの中で起こっている事に驚きを感じます。

整体と螺旋のエネルギー

人間の筋肉の構造を見ると螺旋的についていることがわかります。武術やダンスの動きも美しい螺旋の動きをします。

宇宙全体が螺旋の動きであり、人間の細胞の内部のミクロの世界も螺旋構造ですから、螺旋運動は自然な動きであり、そこに美を感じるのは当然のことかもしれません。

多次元操体法の講習会では「ベクトル」という言葉を良く使います。身体が自然に変化するつり合いを保つために施術者が手を触れるわけですが、その時の手を触れて圧を封じ込める力と方向を絶妙にコントロールします。

この力加減、方向加減を説明するときにベクトルという言葉を使います。ちょうど調和が取れたつり合いを保てるベクトルがまさに螺旋的なベクトルになります。

螺旋のベクトルでつりあったときに見た目にも美しい操法となり、そして非常に快適な感覚も得られます。自然に身体が調和に向けて変化を始めます。

螺旋的なベクトルで釣り合うことを意識したのではなく、調和するつり合いを追求する過程で結果として螺旋方向で釣り合ったときに結果として非常によい操法になるのです。

ひと言で螺旋と言っても、その軌道はバネのようにわかりやすい軌道もあれば、天体の惑星の軌道のように日常生活レベルで見れば限りなく直線に近い軌道もあります。

同様に身体の大きさのスケールで考えたときに直線的な力であっても、実際には螺旋の軌道になる場合がほとんどかと思われます。

整体における螺旋のつり合い

当院の整体(多次元操体法)において、螺旋のつり合いを取る時に、大きく二つのやり方があります。

「求心性螺旋」と「遠心性螺旋」です。単純に言うと螺旋のベクトルが身体の内側に向いているか、外側に向いているか。

それぞれ操法を受けた感覚が異なります。求心性に釣り合うと圧を封じ込めますので、身体の内部に変化が及びます。遠心性に釣り合うと、圧を封じ込めずエネルギーを解放させます。

人体そのものに螺旋が組み込まれていて、動きそのものが本来螺旋の動きなわけですから、螺旋の動きや螺旋の刺激を意識的に取り込むことで整体の施術効果も高まると考えています。

螺旋の動きを引き出す整体

操体法では気持ち良さを身体に問いかけます。気持ちが良いように動くと楽になるというわけです。

より上手に動けるほどにより良い効果が得られるわけですが、上手に動けている時は螺旋の動きが上手く組み込まれています。

伸びをするのでも直線的な伸びよりも螺旋の軌道をイメージして伸びをするとより広く深く効きます。

犬や猫の伸び、赤ちゃんの伸びは、体育で習ったような直線的なストレッチとは違います。自然で気持ち良い伸びは曲線的なものです。そしてそれは螺旋の軌道になっているのではないかと思うのです。

直線的な動きにほんの少しだけひねり(らせん)の要素を加えるのも効果的です。比較してみるとよりしっかり効く感じがすると思います。

(2016年6月)