こんにちは。やすらぎの杜整体院の上川名修です。
残暑が厳しいですがいかがお過ごしでしょうか?食べ物がおいしい季節ですね。今月は食生活について書いてみます。

食生活の基本 仙台やすらぎの杜通信29号

食生活が健康に与える影響が大きいことは、誰でも知っています。しかし、食生活に関してあまりにたくさんの情報がありすぎて、何を信じたらよいのかわからなくなってしまっているのが現状です。

テレビでも毎日のように、食べ物と健康に関する情報を目にすると思います。カカオがいいとか、ワインがいいとか、きな粉がいいとか、そりゃどんな食品でも栄養を分析すれば体に良い成分が含まれています。

「チョコレート健康法」などという健康法?まであります。毎日チョコレートをたくさん食べていれば健康になれるかというと、たぶん体調をくずす確率の方が高いように思います。

特定の食品がどんなに体に良いかということを主張している健康法がたくさんあります。そういう本を読めば、もっともらしい医学的なデータも書かれていますから、信じて実行している人も多いと思います。

青汁とか黒酢とかいろいろありますが、それはそれで結構なことだとは思います。食生活の基本をおさえた上でそういった健康法をやればよい効果が出る人もいるでしょう。

しかし、食生活の基本をおろそかにして枝葉の健康法をやっても、効果は出にくいと思います。

巷に出回っている食べ物に関する健康法の大半が特定の食品や、サプリメントに関するものです。何をどう食べたらよいか、という食生活の基本的なことに関する情報は非常に少ないと思います。

「バランスのよい食事」という言葉をよく耳にしますが、どういう食事のことをいうのでしょうか?「1日に30品目の食品を摂りましょう」というキャッチフレーズが国の食生活のガイドラインに載せられたことがありました。

未だにそれをバランスのよい食事だと信じている人もいるかもしれませんが、現在ではほとんど意味がないということで、厚生労働省のガイドラインからは削除されています。

特定の食品を絶賛する表面的な健康法ではなく、何をどう食べるかという基本的な食事のバランスについては、情報は少ないですが、実はいろいろな食事療法関係の本が出版されています。

しかし、一般的にそのような本を読む人は、自分や家族の病気を治したい人か、我々のような健康に関する専門家くらいです。


食事療法

その食事療法と言われるものにも、様々な療法があります。現代の栄養学に基づくものと、東洋医学や自然療法に基づくものがあります。個人的には現代栄養学をあまり信じていないので、自然療法系の食に関する本を読んできました。

自然療法系のもので有名なものでは、マクロビオティック、ゲルソン療法、ナチュラルハイジーン、玄米菜食、断食療法、、、、、、さらにそれぞれの療法ごとに細かい流派に分かれています。

それぞれの本を読むと、なるほど!と思える理論と、実証が書かれています。現代栄養学を批判しているという部分では共通していることが多いのですが、細かい部分では正反対のことを主張していることもあります。

例えば水分については、たくさん摂ったほうがよいとする療法と、なるべく摂らないほうがよいとする療法があります。塩分や果物についても同様です。

このような専門書を10冊以上読んだ人はわかると思いますが、何が本当に正しいのか頭が混乱してきます。

私は、いろいろと本を読むわりにあまりめんどうくさいことは実行できないので、厳格なマクロビオティックや断食療法などは自分が行なうのも無理なので、患者さんにもおすすめしていません。

自分が実行できる範囲のことしかアドバイスしないようにしているのですが、そうすると良く噛むとか、腹八分目とかあたりまえのことをアドバイスすることになります。しかし、そんなあたりまえのことでも、きちんと実行すると確実に体の調子が良くなるのです。

いろいろ食に関する本を読んだ中で、久司道夫さんのマクロビオティックと、幕内秀夫さんの粗食シリーズがあまり押し付けがましくなく、できることからやってみようという気持ちになれます。

人間の歯の成り立ちは、臼歯20本、切歯8本、犬歯4本ですから、食物のバランスとしては主食(穀物):副食(野菜・海草):タンパク質の割合が5:2:1となります。

この割合でいくと、ご飯をたくさん食べておかずは半分くらいになります。これが基本のバランスです。主食を食べずに野菜サラダや海草をたくさん食べても健康にはなれないのです。

ご飯は太るというイメージがあるせいか、ご飯を食べないでパンとサラダと牛乳・ヨーグルトといった一見ヘルシーな感じの食事を摂っている若い女性が増えていますが、実は体調をくずすもととなっています。

ご飯を中心に、季節の野菜と、旬のおかずを食べていると(割合5:2:1)、細かい栄養やカロリーなどを気にしなくても意外と健康でいられるものです。

もちろん、良く噛むことと、腹八分目を守った上でです。無添加食品を食べることや、健康食品やサプリメントに頼ることもいいですが、それらは食生活の枝葉の部分です。

また、よい食品を摂り入れる前にやるべきことは、過剰に摂りすぎている食品を減らすことの方が大切です。砂糖の摂りすぎ、水分の摂りすぎなどの影響が、体の痛みにも関係することが分かってきました。

どこへ行っても痛みが改善しないということで遠方から来院される方にお話を伺うと、食生活の影響が大きく出ていることが多いです。

当院で取り入れている操体法では、「息・食・動・想」の4つの自己責任行動と「環境」が健康に影響を与える要素だとしています。さらにそれらが同時相関相補作用といって互いに関連しあっています。

食に関するだけでも様々な理論、主義主張があり、どれが正しいのか混乱してしまうこともありますが、最終的にはその人が健康に快適に暮らせるようになれば、それが正解なのです。自分の感覚をしっかり磨いておくことが大切です。


編集後記

先月のお便りに子供のことを書かなかったら、りゅうと君は元気にしてるの?との質問をいただきました(^.^) おかげ様で息子(4才)は毎日元気に大暴れしています★

一緒に散歩をすると、私の方がバテてしまいます。朝起きるとすぐに大声で歌いだし、昼寝もせずに一日中飛び跳ねて、夜は布団に入るとあっという間に爆睡です(笑) 風邪もひかず、周りの大人が風邪を引いたとしても琉人だけはいつでも元気です。

元気って「元の気」と書きますが、人間て元々はあんなに元気なんだなぁといつも関心させられます。

※このお便りは当院の健康情報発信の一環として、基本的には3ヶ月以内にご来院された方にお送りしています。
※当院はあなたの健康と幸せな人生を応援します。あなたにすべての良き事がなだれのごとく起きますように!

(やすらぎの杜通信 第29号 2006年9月1日発行)