骨格構造に合わない腰痛体操をすると、腰痛が悪化することがあります。

さまざまな腰痛体操が存在しますが、実践するときには注意が必要です。
骨格のタイプと合わない体操をしたり、体が嫌がっている体操をしたりすると、腰痛が悪化する可能性があります。

また、腰痛予防体操と腰痛を改善させるための体操は必ずしも同一ではありません。
あなたの今現在の心身の状態にちょうど合っている体操を選択する必要があります。

腰痛予防体操の紹介

このページでは二つの骨格タイプにあわせた腰痛予防体操を紹介しますが、実践するときには無理をせずに体の声を聞きながらやってください。
絶対に無理は禁物です。
少しでも不快な感覚がある場合にはやらないようにしてください。

腰痛予防体操(過剰前湾タイプ向き)

腰のそりが強い人、あお向けに寝るのがつらい人、体を後ろにそる(後屈)のがつらい人におすすめの腰痛予防体操です。

  1. あお向けにねて、膝を90度曲げます。
  2. 手はおなかの上におきます。
  3. 自分のおへそを見るようにしながら頭を起こします。
  4. 無理して上半身を全部起こす必要はありません。
  5. ゆっくりとおへそを見るだけで、十分効果があります。

手を頭の後ろに組んでやると、腕の勢いを使って起きようとしてしまうので、手はおなかの上に置きます。腹筋が縮まっているのを感じながらゆっくりやるのがコツです。

使っている筋肉を意識しながらゆっくりと行なうとよいです。 少ない回数でもゆっくりやるとかなり腹筋にキキます。1日十回くらいから始めて、慣れてきたら回数を増やすとよいでしょう。

毎日続けることが大切です。
腰痛がひどいときはあまり無理をしないでください。
無理のない範囲(回数)で体操を行なってみてください。

腰痛予防体操(前湾減少タイプ向き)

腰のカーブが少ない人、イスに座っているとすぐに腰が丸くなってしまう人、腰の筋肉が硬い人におすすめの腰痛予防体操です。

  1. あおむけに寝て、頭のうしろで両手を組みます。
  2. 両脚をそろえてまっすぐのばし、両方のかかとが床から10~20センチ浮くようにします。
  3. その状態で1分間キープします。
  4. 慣れてきたら、3分間できるようにします。
  5. 足を上げたままだと腰痛がつらい場合は、「足を浮かせた状態からゆっくり下ろす」運動をくりかえします。

腰痛がひどい場合には無理をしないでください。
あまり頑張りすぎると腰痛が悪化してしまいます。
自分の感覚を頼りに心地よい範囲で行なってください。
この腰痛体操をおこなうことで、腰のカーブがそるように矯正されます。

※ここで紹介した腰痛体操は、絶対的な効果を保障するものではありません。
無理をせず、様子を見ながら行なってください。

たとえ同じ症状を抱えていたとしても、患者さんによって緊張している筋肉や、弱化している筋肉が異なります。
仙台やすらぎの杜整体院では、患者さんの骨格タイプや、筋肉の状態に合わせて、最も効果的なストレッチやトレーニングの方法をご指導しております。

腰痛予防体操と操体法

操体法で大切なのは、「快適感覚を味わうこと」です。
ですから、上記の腰痛体操をしたときに、不快感があったら絶対にやらないでください。

快適な感覚(気持ちよさ)があれば、それをじっくり味わっていくと腰痛改善効果があります。
操体法施術ではその人にぴったり合った動作を見つけることができます。
くれぐれも不快感がある動作は行わないようにしましょう。

 

あなたの取るべき腰痛対策は?

腰痛はその時の状態によって対策の方法が異なります。

  • 急性腰痛
  • 回復期
  • 慢性腰痛

上記の腰痛の状態別に適切な対策法をご紹介します。

 急性期、回復期、慢性腰痛で取るべき対策が異なります。
あなたの腰痛がどの対策が適しているでしょうか?

腰痛対策法 急性腰痛

ぎっくり腰などの急性腰痛の場合は、患部の毛細血管が破れて炎症をおこしています。
腫れてズキズキとした痛みがでてきます。

こんなときはまず冷やしてください。
急性腰痛は冷やすこと。これが鉄則です。
冷やすことで破れた毛細血管は収縮し、腰痛の炎症もおさまってきます。

冷やし方は前のギックリ腰の対処法のページにも詳しく解説しています。
濡らした氷をビニール袋などにいれて氷のうを作り、炎症を起こしている患部に当てます。
15~20分程度冷やすとよいでしょう。
それ以上は冷やさないようにします。

何度も冷やす場合には、1時間程度間隔をあけて冷やすようにしましょう。

ズキズキとした腰痛がおさまってきたら、冷やすのをやめます。
一日に数回氷で冷やすのを数日間行ないます。
すると炎症もやわらぎ、破れた毛細血管も自然に修復されてきます。

また急性腰痛の炎症が起きているときには、痛みも強いので無理に動かしたり、体操などをしてはいけません。 安静にしてそっとしておきましょう。

急性腰痛は冷やして安静にしていると、多くの場合はいずれ自然と治ってきます。

※注 2011年頃から方針を変えたので現在は急性腰痛であっても基本的に温める指導をしています。その方が回復が早いです。詳しくはこちら⇒ぎっくり腰の対処法

腰痛対策法 回復期

急性腰痛の特徴は、動作痛と炎症を伴なうことです。 安静とアイシング(冷やすこと)の対処法で、ほとんどの場合数日中に回復してきます。

回復期に入ると、動作や姿勢によってはまだ痛みは残るものの、だいぶ日常生活動作は問題なくできるようになるでしょう。

日常生活ができるようになったら、安静にして寝ていてはいけません。
不要な安静を続けると回復が遅れることがわかっています。

少しくらい痛いけど起き上がって動けるようになったら、できるだけ早く日常生活に戻り、なるべく早く職場にも復帰したほうがよいです。そのほうが回復が早いです。

また、冷やすのをやめ、今度は反対に温めるようにします。
血行を促進するようにマッサージや整体を受けたり、温泉や入浴も有効です。
積極的に患部や全身を温めるようにしましょう。

入浴方法としては半身浴がおすすめです。
全身の血流が良くなり、回復が早まります。

腰痛対策法 慢性腰痛

急性の腰痛も、きちんと対策すれば回復期を経て、自然治癒します。
しかし、なかなか治らずに慢性腰痛になってしまうケースもあります。

人間には自然治癒力がありますから、腰痛も本来なら自然治癒します。
自然と治らない場合は、治癒を妨げている要因が必ず存在します。

慢性腰痛の直接の原因は、組織の酸素欠乏です。
つまり血行が悪いことが原因です。
血流を悪くするような要因が生活習慣の中にたくさんあるほど、腰痛は治りにくくなります。

腰痛の治癒をはばむ要因として、交感神経や知覚神経の興奮が挙げられます。
精神的ストレス、感情の不調和、なども腰痛と深く関係しています。
姿勢不良、運動不足、栄養不足、精神的緊張、不安、など。
実に多くの要因が、腰痛の慢性化に関わっています。

しかし、慢性腰痛であっても生活習慣を改善することで徐々に楽になります。
言い方を変えると、生活習慣の悪いクセを修正しない限り、腰痛治療を受けて一時的に楽になってもまた再発するといえるでしょう。

仙台やすらぎの杜整体院では、整体施術とあわせて慢性腰痛の要因をなくすための生活習慣改善アドバイスを行なっています。