先日我が家の長男(高校生)がふくらはぎの痛みを訴えました。
数日前から下記の二つの症状があるとのことでした。

  1. じっとしている時にふくらはぎがけいれんする
  2. 歩くときにふくらはぎが痛い

長男はクールで我慢強い性格なので弱音や泣き言を言ったことがありません。
でも自分からこのようなことを言ってきたのでかなり気になっているようです。

結論から申し上げますと、二つのアドバイスをしたところ翌日にはすっかり完治しました。
このページではふくらはぎの痛みやけいれんについての当院の考え方と対処法を紹介します。

同様のお悩みをお持ちの方の参考になれば幸いです。

ふくらはぎの痛みとけいれんの原因

今回の長男のケースでは、特に痛めるような動作をしたわけではなく原因がよくわからないということでした。
ふくらはぎの筋肉の触診をしてみると筋肉がこわばっていて押さえると痛みがありました。

血流障害と酸欠が痛みを引き起こす

原因がよくわからない痛みの場合に、患部の筋肉が冷えたりこっていて、血行が悪くなっていることが多いのです。
血流障害により酸素と栄養がきちんと届いていないことが痛みを引き起こすのです。

冷えによる痛み

血流障害の原因として「冷え」が挙げられます。

身体が温まっている時と冷えている時では、冷えている時の方が痛みを感じやすくなります。
痛みやしびれを訴える人の患部を触ると冷えていることも多いです。

コリと痛みの関係

コリも血流障害の原因になります。
筋肉がこり固まっているとその部分の血流が悪くなります。
血行が悪いと言うことは冷えやすくもなります。

首や肩や背中がこって苦しかったり痛かったりする場合に、コリが緩和すると症状も改善します。
ふくらはぎの筋肉もコリが良くなると痛みも改善します。

運動不足と血流障害

運動不足でも血行が悪くなります。
筋肉を動かさないので血流が悪くなり冷えやすくなります。
長期間運動不足状態が続くとコリも出来やすくなるでしょう。

原因となる生活パターン

長男は受験生ですので、毎日朝から晩まで椅子に座って勉強していました。
コロナウイルスの影響で高校は休校だったので、毎日塾に行って勉強していました。
緊急事態宣言の発令中は自宅で勉強していました。

だから完全に運動不足状態だったのです。

ふくらはぎの痛みとけいれんの改善法

このような場合の痛みは温めたり動かしたりして血流を改善させることが痛みを改善させる方法になります。

入浴で温める

長男からふくらはぎが痛いという話を聞いたのが夜でしたので、すぐに風呂に入るように言いました。
温めると血流が改善しますから痛みが楽になります。

お風呂に入って良く温まったら「自分で治す方法を教えるから」と伝えました。

人間には自然治癒力が備わっていますからちゃんと良くなるのです。
自分で治す方法を試してもなかなか良くならないようなら手技で調整しようと考えていました。

家族であってもまずは自分で出来ることをやるのがポイントです。

筋肉の緊張を緩める

風呂から上がった長男にふくらはぎの筋肉のストレッチ方法を教えました。
ストレッチは反動をつけずにやります。

誰もが体育の授業でやったことがあるようなふくらはぎのストレッチ法だとあまり効果的ではありません。
壁を押すような体勢でストレッチを行なうとしっかりふくらはぎに効きます。

痛いほどにはやらず、気持ちよいくらいの強さでじっくりと味わうのがコツです。
「自分で気持ちが良い加減でやってみてごらん」と伝えました。

長男はしばらくふくらはぎのストレッチをやっていました。

使い捨てカイロで患部を温める

筋肉痛でも関節痛でも使い捨てカイロで患部を温めると痛みが楽になります。
今回のケースでは、次の日になっても痛いようならカイロで温めるように伝えましたが、カイロを貼らずともすっかり良くなったようです。

カイロを貼るときは朝のうちに貼って一日中貼り付けておきます。
12時間以上温かいのでだいたい朝貼ると夜まで温かい状態が続きます。

寝るときは基本的に外します。
特に身体の下側に貼ると低温火傷の恐れがあります。
なのでカイロを使うときは日中だけ温めるようにします。

一般的には痛みがあると湿布や鎮痛剤で痛みを抑える治療が行なわれますが、我慢できないような痛みではない限りは温めた方が早く良くなります。

これは実際に経験すると違いがわかります。
我が家では子ども達がどこかぶつけたり捻ったりして痛めたときは、急性期からすぐに温めるようにしています。
すると翌日にはほぼ治っています。

子ども達も体験として温めると早く治るのがわかっているので、部活などで痛めたときにも自分で温めて治しています。

詳しいメカニズムはこちらの本に書かれています。

体を温めるとすべての痛みが消える

今回はカイロは使いませんでしたが、お風呂で良く温めてストレッチをしたら翌日にはすっかり完治しました。

すべてのふくらはぎの痛みがこのように治るわけではありませんが、基本的には温めたり筋肉を緩めるような方法が効果的です。

打撲や肉離れの場合にはむやみに動かしたりほぐしたりしない方が良いですが、無理のない範囲で温めた方が早く回復します。

(2020年5月)

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