腕の痛みと指のこわばり
仙台市宮城野区のやすらぎの杜整体院です。腕の痛みの整体症例を紹介します。岩手県在住の50代女性。仙台には頻繁に来ているらしく「腕の痛み」で検索して当院サイトを見て来院されました。
全身あちこち辛いのですが、特に辛いのが右肘、右腕、右手の指のこわばりと痛みでした。特に朝起きたときは固まって動かない。曲げ伸ばしが痛くて出来ないとのことでした。
そのほかにも股関節痛や膝痛や足の甲の痛みもあります。
腕の痛みのきっかけ
最初に痛くなったきっかけは、上半身を支える体幹トレーニングをしたこと。それか、首こりや肩こりを改善するために顔を上に向けて首を反らして下あごを突出しストレッチをやったこと。
思い当たるとすればそれから調子が悪くなったとのことでした。ちなみにどちらの行為も身体的にはしんどかったそうです。身体が嫌がることをすると身体は歪んだり、痛くなったりすることをお伝えしました。
そして当院で行っている整体(多次元操体法)は、症状を治すのではなく、身体が喜ぶことをするということを伝えました。症状を治すのではなく身体を直すのです。そうするとちゃんと身体が症状を治してくれるようになるのです。
感情の抑圧と腕の痛みの関係
私は整体の施術をするときに直観も大切にしています。相手の方の波動も読み取っています。霊能者ではないので何も見えませんが、その人の波動を感じるのです。するとその人に必要な言葉が自然と自分の口から出てきます。
この方と向き合っているとこんな言葉が出てきました。
私「●●さんはとても真面目な性格ですよね。でも自分のことをすごく縛っていませんか?こうしなくてはいけない、こうすべきだ、という考えに基づいて自分自身を無理にコントロールしていることを感じるんです。」
クライアントさん「そうなんです。いつもそうやって無理してやっちゃうクセがあるんです。」
頭で考えて身体のことや人生のいろんなことについて、コントロールしようと力むことで本来の「流れ」が妨げられてしまいます。その「流れ」にリラックスして委ねた方がうまくいくのです。
でも思考に雁字搦めになっているときほど、その流れをつかみにくくなります。だからまずやるべきことは思考を鎮めること。身体を感じること。
それをやるのが多次元操体法なのです。
腕の痛みはとりあえず脇に置く
とても痛みに敏感になっていました。ちょっと身体を動かすだけで、どこかに痛みが走ります。食生活の問題も考えたのですが、ご家族の病気のこともあり糖質制限をしており糖質もかなり控えているとのことでした。
身体の面だけでなく、精神面の不調和・エネルギー的な循環不良も強く感じましたので、結構心の話もしました。
私「そんなに頑張っていろいろコントロールしなくてもいいんじゃない?」
クライアントさん「でもそうしないと自分がもっとダメになっちゃう…」
私「ちょっとくらいダメでも良いじゃん(笑)許しちゃったら?」
クライアントさん「そうできたら楽かもだけどねー…」
そんな感じの会話が続きました。
腕の痛みが楽になった!不思議な体験!
その日はいろいろ可動域が良くなりましたが、何せ痛みを強く感じる体質で結局あちこち痛いままで施術が終わりました。
県外からの来院でしたが、翌日ちょうどキャンセルが出て空きがあったので翌日また続けて来てもらいました。
そして、翌日来院して開口一番にこう言われました。
クライアントさん「先生、昨日整体受けてから顔が腫れてるんです!!」
私「え?!顔が??」(顔が腫れるようなことは何もしてないはずなのになぁ・・・)
クライアントさん「実は昨日家に帰ってからもの凄い泣いたんです。まあ、きっかけはあったんだけど、感情があふれて来て、実は今日もまだウルウルして涙があふれてくるんです。泣き過ぎて目も顔も腫れちゃって…」
なんと!!!
「身体の緊張が緩んだことでうちに押さえこんできた感情のエネルギーが解放しているのでしょう。安心してどんどん出しちゃっていいですよ」とお伝えしました。
「不思議なくらいに泣けて泣けて、そして身体も心も何だかすごくスッキリしてるんです。そして、この右腕の痛みなんですけど昨日までは毎朝固まって激痛でまったく動かせなかったんです。それが今朝はずいぶん痛みも楽になって朝から動かせるんです。まだ痛みはあるけどかなり楽になってて。凄い不思議だなぁって…。」
そんなことを教えてくれました。
検査をすると、昨日よりも身体の各部位の可動域もだいぶ良くなっています。動かす時の痛みもいい感じです。
今日も丁寧に身体に意識を向けてもらって、身体の希望を表現し、快適な感覚を味わって頂きました。
またいろいろな変化が出てくると思います。身体が自分で治り始めます。必要なことを自然とやってくれるようになります。元々身体はそのように創られています。自然界のものってみんなそうなんです。
そこに委ねてお任せする。小さい自我で何とかしてやろうと思うからうまく行かないのです。大いなるものに委ねる。宇宙の叡智に委ねる。叡智が自分の中にあることを信じる。
そうすると身体も治り始めるし、人生も活き活きと輝きだすのです。