膝の痛みはとてもつらいものです。
このページでは日常生活の中で起こる膝の痛みへの対処法と、当院の見解を述べさせて頂きます。

膝が痛くて病院へ行けば当然ながら膝の治療をしてくれます。

膝の痛みを取る治療が行われます。
それがこれまでの医療のやり方でした。

当院では、膝の痛みに対しては膝が悪いとは考えません。
「膝に負担がかかっている」と考えます。

膝に負担がかかるバランスになった結果として痛みが出ています。
だからそのバランスが変わるように整体していきます。

膝の負担が軽減すると膝痛も自然に回復しやすくなります。
膝を治すのではなくて、身体が自然と膝を治してくれるように、その環境を整えていくのです。

「治療」と称して無理なことをすると逆に痛みが増したりかえって悪化することもありますので注意が必要です。

 

 

  • 階段の昇り降りの時に膝が痛い
  • 立ち上がる時に膝が痛い
  • 膝が痛くて正座が出来ない
  • 歩いたり走ったりするときに膝が痛い
  • 朝の起床時、歩き始めに膝が痛い
  • 長く歩いた後に膝が痛くなる
  • 歩くときに左右の膝の感覚が違う

膝痛の本当の原因

膝痛の本当の原因

膝痛の原因について説明します。
膝痛の原因は膝関節だけにあるわけではありません。
他の部位との繋がりを見て行く必要があります。

全身との繋がりが調和することで膝の負担も軽減します。
その結果として身体が治してくれるようになります。

当院では治りやすいバランスになれば自然と治ると考えています。
それでは膝痛の原因となる要因について解説していきます。

1.足指が固い

意外でしょうが、足指の関節の固さが膝痛に影響することがあります。

全身の筋膜ネットワークは足指から頭まで張り巡らされています。
特に足指は固くなりやすい部位です。

そして足指が固いからと言って気にする人もほとんどいません。
治療院等で指摘されることもほとんどないでしょう。

膝痛で悩んでいる人の中には足指が非常に固まっている人がいます。
足指を上手く使えていないことが膝に負担をかけているのです。

足指の関節を柔らかくすると膝ばかりか下半身のバランスが改善します。

2.足首の歪み

足指や足を構成する骨の数は片足28個、両足で56個。
実に全身の四分の一以上の骨が集まっています。

足は歩行やバランスを取るためにたくさんの骨で構成されています。
それぞれの骨が関節で連結し、うまい具合にショックを吸収するようになっています。
車で言えばサスペンションの役割です。

しかし、現代人は足の骨同士が固まっているために足首の関節の動きも悪くなっています。
サスペンションの働きがうまく機能していないということは、地面からショックをうまく吸収できません。

その影響は膝や股関節、骨盤にも及びます。間接的に上半身にも波及します。
足首の歪みが改善するとその場で膝関節の動きも良くなります。

3.脛骨・腓骨のねじれ

膝下には脛骨と腓骨という二本の骨があります。
内側の太い骨が脛骨、外側の細い骨が腓骨です。

脛骨や腓骨が捻じれることがあります。
捻じれると言ってもレントゲン写真で検査しても異常は映りません。
医学的には正常な範囲でも、本来のバランスからちょっとだけ捻じれるだけでもその影響は大きいのです。

1つの骨が単独で捻じれたりずれたりという事は考えにくいです。
複数の骨が一緒にずれていますから、そのずれを一か所だけでなく同時に修正していく必要があります。

操体法は多部位を同時に修正するのにとても適した方法です。

4.骨盤と大腿骨の関係性

膝関節の上には太ももの骨(大腿骨)があります。
大腿骨は股関節で骨盤と連結しています。

膝関節のトラブルがある人はほとんどの場合骨盤や股関節のバランスにも不調和があります。

膝関節~大腿骨~股関節~骨盤という繋がりを観ていきます。
その繋がりの中に不調和があります。
骨盤や股関節へアプローチすることで膝関節のトラブルも改善していきます。

5.筋・筋膜の緊張

大腿直筋、縫工筋、など膝関節周辺の筋肉、筋膜の緊張や歪みも影響します。

当院では主に筋膜に着目して施術を行っています。
筋膜の状態が変われば各関節や骨格バランスが変わります。

筋膜の繋がりを考慮して施術することで膝関節に直接触らずとも膝関節の状態も変化します。

6.反対側とのバランスの不調和

右膝の痛みを抱えて来院して体をチェックしてみると、左の足首や左の股関節など、反対側の脚に問題が見つかることがあります。

多くの場合、本人も治療家もお医者さんも痛い部位のみに着目しがちです。
しかし、実際の臨床経験では反対側の不調和を取り除くことで患部が改善に向かうケースがかなりあります。

特に膝痛や股関節痛、坐骨神経痛などの下肢のトラブルにおいてそういうケースが多いと感じています。

膝痛に関する間違った通説

膝痛に関する間違った通説

膝の痛みで病院に行くと老化や体重のせいにされてしまうことがあります。
「歳のせいだから仕方がない」というのは治療者側からするととても便利な言葉です。
年齢のせいにすれば痛みが改善出来ない言い訳ができるわけです。

老化の関係

よくあるのが整形外科で老化が膝痛の原因と言われてしまうケースです。
歳だからしょうがないという理由です。

しかし、若くても膝が痛い人もいれば、高齢でも痛くない人もいます。
だから歳だからという理由はあまり適切ではありません。

老化により膝関節を構成する組織がもろくなって損傷していたりすることもあります。
軟骨がすり減っている、関節が変形しているなどのケースです。

しかしその様なケースでも筋肉や筋膜の調整や整体によってバランスが変化して血流が改善すると痛みが楽になります。
関節の変形がその場で治るわけではありませんが、症状が楽になることは多いのです。

体重との関係

体重が重いと膝の負担が増えるからもっと痩せなさいと指導されることがあります。
膝痛に限らず股関節痛や腰痛でも同様です。

しかし、痩せていても膝痛で悩んでいる人もいます。
太っていても膝痛とは無縁で暮らしている人もいます。

たしかに体重が重ければ膝関節にかかる物理的な負担が増えることは事実です。
しかし、体重が重いこと自体は膝痛の本質的な原因ではありません。

では膝痛で悩んでいる太っている人が痩せたら痛みが治るのか、と言えばそうとも限らないと思います。
もっと本質的な原因に目を向けることが大切です。

変形性膝関節症も整体で改善するのか?

変形性膝関節症も整体で改善するのか?

膝痛で変形性膝関節症の診断を受けて来院する方もいます。
膝の軟骨がすり減って関節が変形しているのです。

しかし、整体で変形性膝関節症の膝痛が改善する人もたくさんいます。

膝痛が改善したからと言って変形している膝関節が元に戻ったわけではありません。
ということは、変形した膝関節が痛みの原因ではなかったという事です。

膝関節痛に限らず、そういうことはよくある話です。

腰痛や下肢痛の分野でも、椎間板ヘルニアや椎間板の変形が神経を圧迫して痛みが生じるという考えは時代遅れになってきています。

まったく腰痛や下肢痛のない健常者でも椎間板ヘルニアや腰椎の変形が当たり前のように見つかることがわかっています。

つまり画像検査に見られる骨格構造上の変形は痛みの原因とは限らない、むしろ無関係なケースも多いということです。

変形性膝関節症の手術とプラセボ効果

アメリカで変形性膝関節症の患者に大規模な実験をしました。
実際に内視鏡で手術をしたグループと、皮膚を切開しただけで実際には手術をしなかったグループに分けたのです。

手術しなかったグループの患者には、内視鏡の手術の様子を写した映像だけ見せて手術はしていないのですが手術したと思いこませたのです。

そしてその二つのグループで、手術後の回復の様子を調べたところ、まったく回復率に差がなかったということなのです。つまり実際には手術をしていないグループの患者も回復していたのです。

整形外科医の間ではとても有名な実験だそうです。

当整体院では、変形性膝関節症は変形が必ずしも膝の痛みの原因ではないと考えています。
変形そのものは治らなくとも痛みが良くなる可能性は十分にありますのであきらめないでくださいね。

変形性膝関節症に対する鏡視下デブリドマン手術というのがあるのですが、この手術は、膝の中に関節内視鏡を入れて、中を綺麗に洗う手術です。骨が変形していたりすると、その部分を削ったりします。

その手術を実際に行ったグループと、患者さんを完全に騙して実際には皮膚を切っただけで何もしないで、実際に手術を行った別の患者さんの膝の中の内視鏡画像をテレビモニターで見せて、ジャーッと洗う音を聞かせただけで縫合したグループに分けて比較しました。

その両方のグループを一年半にわたりフォローアップして経過を見ると、偽手術で皮膚を切っただけの人のほうが、むしろ実際に膝の中を洗った人よりも治療成績がよかったという結果が出たのです。

医学界にとって、これはものすごく衝撃的な報告でした。これはおそらく整形外科医なら誰でも知っている報告です。

「あなたの腰痛が治りにくい本当の理由」 紺野愼一著 すばる舎 P152より引用

これはプラセボ効果の実験ですが、それくらい人の無意識の力は大きいとも言えます。

【関連ページ】

変形性膝関節症

膝痛改善の整体施術

膝痛の施術

日常生活の中で発生した膝痛は膝に負担がかかっている状態です。
膝関節に負担をかけるような姿勢や身体の使い方をしてきた結果です。

身体のバランスが不調和を起こしているのです。
当院では膝の負担が軽減するように全身のバランスを整えていきます。

当院の施術の流れを紹介します。

全身のバランスの調和を取り戻す

当院では多次元操体法を用いてあなたと一緒に協力して、より適切なバランスを創っていきます。

より調和の取れたバランスを取り戻します。
それは外から無理やりに強制されたり教育されて作られたバランスではなく、あなたの身体の内側から導き出されるものなのです。

そこが一般的な整体ともっとも異なるところです。
(言葉で伝えるのが難しい部分でもあります)

あなたの感覚を最大限に尊重しながらあなたの身体と対話します。
身体に答えが存在します。
身体から教えてもらいます。

そんな整体を行っています。

以下に、膝痛のクライアントさんに対してどんなことに着目して整体を行っているのか書いてみます。

足首・足指の調整

足首は全身の土台になります。家で言えば基礎です。
基礎工事がしっかりしていないと柱が傾きます。
足首が歪んでいると膝関節にも負担がかかります。

足関節の下にはたくさんの骨があります。
実はくるぶしから下に全身の骨の1/4が集まっています。

なぜそれだけの骨があるかというと、バランスを取るのに必要だからこそそのような構造になっているわけです。

現代人は足指や足の甲も固くなっている人が多いです。
足首や足指の本来の動きを取り戻すと膝関節や全身のバランスも良くなります。

下肢と骨盤のバランス調整

膝痛の人は膝関節そのものが悪いと言うよりも、下肢と骨盤のバランスが悪いので、膝関節に必要以上の負担がかかってしまっています。
ですからそのバランスを直していきます。

骨格のバランス、筋筋膜のバランスを整えます。

骨盤矯正

骨盤の状態も丁寧にチェックして調整します。
膝の痛みが骨盤の調整だけで改善する人も結構います。

脊柱矯正

脊柱、肩甲骨、鎖骨、肋骨、上肢。膝の痛みとは直接関係なさそうな部位もしっかり見ていきます。
膝関節だけでなく、全身の骨格や筋筋膜のバランスが調和することで膝の痛みも快方に向かいます。

頸椎の調整

頸椎や頭部の調整も行います。
骨格的なバランスもありますが、自律神経のバランスを整えていきます。

回復しやすい身体の状態があります。
緊張が強く自律神経が興奮している状態ですとなかなか身体が回復モードになっていきません。

心身共にリラックスして、自然と身体が回復しやすいモードになるように自律神経の調整も行っていきます。

膝痛を改善する生活習慣アドバイス

栄養指導

人間の体は摂取する栄養により作られています。
栄養が不足している人は適切な施術をしても膝痛がなかなか治りにくいです。
食生活の改善指導をしてしっかりと必要な栄養を摂って頂きます。

また、体内に炎症が起きやすい体質になっている人もなかなか痛みが取れません。
体の内側から炎症を鎮めるためにはやはり食生活の改善が必須です。

病院では得られないような食に関する情報もたくさんあります。
あなたの痛みの改善に必要な情報をお伝えさせて頂きます。

温熱エネルギー

体が冷えている人や免疫力や体力が落ちている人も回復しにくい状態になっています。
当院では膝そのものだけを治すのではなく、自然と内側から治癒反応が進むためのお手伝いをしています。

温熱エネルギーを積極的に利用することで細胞が活性化し治癒力が向上します。

遠赤外線による温熱治療や、それ以外にも生活の中で効果的に温熱エネルギーを取り込む方法もお伝えしています。

メンタル面のケア

膝痛に対する間違った思い込みや信念を持っていると回復の妨げになることがあります。
正しい情報と知識を身につけることも回復のスピードを促進します。

また生活の中でのストレスを軽減していくことや、ストレス耐性を高めていくことも体の回復力を高めるために必要になります。

以上のように生活改善指導と整体の施術と併せて、総合的に膝痛改善のお手伝いをしています。
根本的な改善を目指す方にお薦めです。