このページでは変形性膝関節症の解説と痛みを改善する方法を紹介します。
現在お困りの方の参考になれば幸いです。

あなたは今、こういったことでお困りではありませんか?

  • 変形性膝関節症の診断を受けた
  • 膝の軟骨がすり減っていると説明された
  • 膝の関節が変形している
  • 膝の手術を勧められている
  • できれば手術はせずに保存療法で改善したい

変形性膝関節症とは

変形性膝関節症とは

まずはじめに変形性膝関節症がどんな病気か説明します。

症状

症状としては膝関節の痛みや水がたまる症状があります。
高齢者に多く、特に50代以降の女性に多く発症します。

女性に多い原因としては男性に比べて筋肉量が少ないことや、閉経後の女性ホルモンの減少などが理由として挙げられます。

変形性ひざ関節症の罹患者数をみても、男性860万人、女性1670万人と推定されていて、女性は男性の実に2倍近くいることがわかっています。

その原因は、「女性ホルモンの減少」。骨・軟骨・筋肉が健康に保たれるには、女性ホルモンの一種「エストロゲン」が関係していると考えられています。そのため、エストロゲンの分泌量が急激に減る閉経後は、変形性ひざ関節症になりやすくなると言えます。50歳以上の女性は同年代の男性と比べてすねの骨「脛(けい)骨」で約4倍、ひざのお皿「膝蓋(しつがい)骨」で3倍のスピードで軟骨が摩耗するという報告があります。

女性に多い理由は、それだけではありません。「女性の筋肉量」とも関係があります。女性はそもそも男性と比べて、ひざのクッションとなる筋肉量が少なく、体脂肪率が高いことが挙げられます。

引用:なぜ女性は変形性関節症になりやすい?|NHK健康チャンネル

初期は歩き始めや立ち上がるときに痛みが出ますが、動いているうちに痛みも和らいできます。
中期になると正座や階段の昇り降りなどが辛くなります。
末期になるとじっとしていても痛く歩行も困難になります。

原因

原因として考えられていることは以下の要因があります。

  • 加齢による軟骨の老化
  • 肥満
  • 軟骨の弾力性が失われる
  • 軟骨がすり減る

等など。

膝の軟骨がすり減って関節に痛みが出ると考えられています。

一般的な治療法

変形性膝関節症の一般的な治療法としては、消炎鎮痛剤の内服薬や外用薬(湿布)、ヒアルロン酸注射などがあります。

その他の治療法として、

  • 運動療法(筋力強化、ストレッチなど)
  • 手術(人工膝関節置換術)

などがあります。

当院の変形性膝関節症に対するアプローチ

当院の変形性膝関節症に対するアプローチ

次に当院の考える変形性膝関節症の原因や対処法について解説します。

当院には整形外科の病院で手術を勧められた方が、整体の施術で痛みが改善するケースを目にして本当の原因は膝の関節の変形以外にあるのではないかと考えています。

変形性膝関節症の関節鏡下手術

米国Houston退役軍人医療センターと米国Baylor医科大学の研究グループで、変形性膝関節症の患者に対して実際に手術したグループと、皮膚は切開するけれど何も処置をしない偽手術をしたグループに分けてその後の経過を調査したところ、どちらのグループも改善の度合いに差がなかったという結果になったようです。

変形性膝関節症の関節鏡下手術、症状の改善は「プラセボ効果」

 変形性膝関節症(OA)に対する関節鏡下手術の有用性は、どうやらプラセボ効果に過ぎないようだ。「偽手術」を対照とした比較試験で、2年後の症状改善度が、実際に手術を受けた人と変わらないことが明らかになった。

関節鏡下手術は、薬物療法でも痛みの取れないOA患者の“救世主”としてわが国でも普及しつつあるが、対象患者の選定を含めた実効性を問い直す必要が出てきたと言えそうだ。研究結果は、New England Journal of Medicine(NEJM)誌7月11日号に掲載された。

引用:変形性膝関節症の関節鏡下手術、症状の改善は「プラセボ効果」|Med Wave Back Number

詳しくは上のリンク先の情報を読んでいただくとして、実際に手術をしたグループと手術をするふりをしたグループとで手術後の症状の改善度合いに差が見られなかったということなのです。

「手術を受けた」という思い込みによって痛みが改善されたわけです。
これをプラセボ効果と言いますが、この研究においては実際に関節の手術をしてもしなくても結果は変わらなかったという結論になったわけです。

変形と痛みの関係

この結果から言えることは関節の変形そのものが痛みの原因ではない可能性が高いということです。
当院の施術は筋肉や筋膜や皮膚に働きかけますので、整体の施術で膝痛が改善する人は、骨や関節の状態が変化しているわけではありません。

変化している要素としては

  • 血流
  • 神経
  • 皮膚
  • 筋膜
  • 筋肉
  • 細胞

などの状態が変化していると考えられます。

筋肉と筋膜のトラブルの解消

当院の施術では主に筋肉や筋膜の状態が変化します。
血流も良くなりそれで痛みが改善すると考えられます。

ポイントは筋肉の血流を改善させること

筋肉の血流が改善すると痛みが改善すると言える理由は他にもあります。
当院では施術後のアドバイスで多くの場合、痛い患部を温める指導をしています。

通常は急性痛や炎症が起きている場合には冷やすのが鉄則と言われていますが、当院では2011年頃から積極的に温める方針に変更しました。

そのきっかけは湿布を使わず使い捨てカイロなどで温める治療を推進している和歌山県の整形外科医・坂井学先生の著書を読んだことでした。

ぎっくり腰や寝違えなどの急性痛も初期から積極的に温めることで早期に改善することがわかりました。
自分自身がどこか筋肉や関節を痛めたときにも温めると早く改善することを体験しています。

患部に温熱エネルギーを与え、血流を改善し細胞のミトコンドリアを活性化することで痛みが早く改善しやすくなるのです。

施術の内容

施術は膝やその周辺だけの施術ではなく、全身のバランスを整えます。
なぜなら全身のバランスの歪みの結果として膝関節やその周辺の筋肉に負担がかかっているので全身のバランスを整える必要があるのです。

また、単に力学的なバランスだけでなく神経のバランスやエネルギーのバランスも考慮して施術やアドバイスを行なっています。

それでは実際にどんな施術をするのか紹介します。

足指、足首の調整

膝痛でお悩みの方は足首や足指がうまく使えていないことがあります。
足は全身の土台です。土台部分の動きが不自由だと膝や股関節や腰などに負担がかかります。

まずは土台部分の動きを改善していきます。

股関節、骨盤の調整

次に股関節や骨盤の調整を行ないます。

足首~膝~股関節の繋がりに不調和がある場合がほとんどです。
調和の取れたバランスに変えていきます。

脊柱の調整

必要に応じて脊柱の調整も行ないます。
脊柱が捻れていることがありますので、前後左右といろいろな方向に自由に動けるように調整します。

首と上肢の調整

膝痛に関しても上半身も丁寧にみていきます。

たとえば広背筋という筋肉は骨盤から上腕骨に繋がっています。
広背筋の緊張が骨盤を引っぱって膝関節に負担をかけていることもあります。

そのような繋がりを考慮しながら全身のバランスを整えていきます。

頭蓋の調整

膝関節が痛いと他の部分も緊張します。
首や肩も緊張していることもあります。
頭の筋膜も同時に緊張します。

頭蓋に繊細にアプローチすると深いリラックスが得られやすく、それで全身の緊張が一気に緩和するということもあります。

自律神経の調整

自律神経が副交感神経優位になるよう、体が安心するように各種アプローチをしていきます。
内側から緊張が緩み自己治癒力を高めていきます。

改善アドバイス

施術以外に生活改善のアドバイスも積極的にお伝えしています。
なぜなら施術を受けるだけで今まで通りの生活をしていると、人によっては生活の中に回復を妨げる大きな要因があるとなかなか回復しにくいということが起こるからです。

あなたの状況に合わせて早期改善のためのアドバイスをしています。

温める指導

入浴、使い捨てカイロ、湯たんぽなど、積極的に温めた方が多くの場合楽になります。
温めることで炎症が強まると痛みも強まると言われていますが、炎症が起きている理由をよく考えると体の修復工事をしていると言えます。

温熱エネルギーを与えることでその修復工事のプロセスが促進します。
実際に試してみると多くの場合温めた方が楽になるという方が多いのです。

栄養面の指導

痛みが取れにくい体質になっている場合がありますが、食生活を少し変えることで改善できます。
糖質に偏った栄養バランス、炎症を促進する脂質のバランス、ビタミンやミネラル不足、なども痛みの改善と深く関係しています。

当院では病院ではなかなか得られにくい栄養面のアドバイスをしています。
食べたもので体が作られていますから、膝痛の回復にとって栄養面の改善は非常に大切なのです。

運動指導

膝痛にとって適切な運動は効果的です。
現在のあなたにとって無理なくできる運動を指導します。

筋力強化の運動、ストレッチ、操体法など状況に応じて指導致します。

メンタル面の指導

痛みが起こるメカニズムや膝痛の真の原因について理解すると、痛みに対する不安も和らぎます。
すると実際に回復のプロセスが促進します。

また日常生活で家庭や仕事で大きなストレスを感じている場合もあります。
それらのストレスも回復の妨げになります。

心にも寄り添いながら少しでもホッと安心していただけるようお手伝いをさせて頂きます。
総合的なアプローチで自然と回復するためのお手伝いをしています。

※施術効果や回復のスピードには個人差があります。

歩き始めに痛い初期や正座や階段の昇り降りなどがつらい中期の方は比較的成果が出やすいですが、じっとしていても痛く歩行困難の場合には成果が出るのに時間がかかったり良い効果が得られにくいこともあります。

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