うつで悩んでいる人、自分がうつ病かどうかと心配している人、心の悩みを誰かに聞いてほしい人へ。
一人で悩んでいるのはとてもつらいものです。
誰かに相談することで一気に気持ちが楽にあることもあります。
適切なアドバイスをしてもらえるかもしれません。
でも、近くに良き相談相手がいないこともあります。
家族や友人には知られたくない話もあるでしょう。
そんなときは公共機関などの電話相談を利用してみるのもよいと思います。
- 自分がうつ病ではないかと心配になっている
- 職場の人間関係に疲れ果てた
- 生きているのがつらい
- 生きる楽しみが見いだせない
- 心も体も辛いけど相談する相手がいない
- うつ病の家族や友人に対してどう対応してよいのかわからない
そんなあなたに国や市町村など公共機関の電話相談窓口の利用を提案します。
電話相談を利用してあなたの状況が少しでも好転できるように利用の際のポイントや心構えを紹介します。
目次
うつ・心の悩み相談窓口に電話するときの心がまえ
私は2019年5月現在で整体院を開業して16年目になります。
多くの方の心と体の悩みの相談に乗ってきた経験があります。
また、同業の先生方から相談を持ち掛けられることもあります。
多くの方の相談に乗ってきて気付いたことがあります。
それは相談の仕方にもうまい下手があるということです。
上手な相談をすると状況を好転することができます。
ところが相談の仕方が下手だといくら良い情報を得たとしてもさっぱり状況が変わらないということが起こります。
そこで、このページでは電話相談の成果を高めるためにいくつかのポイントや心構えを紹介いたします。
悩みを相談する目的を明確にしましょう
誰かに悩みを相談するときにもっとも大切なことは、相談する目的を明確にすることです。
主に相談する目的は次の三つに分けられると思います。
- とにかく話を聞いてもらいたい(わかってもらいたい)
- 解決策が知りたい
- 自分の判断が正しいのかどうか確かめたい
1.とにかく話を聞いてもらいたい
このようなケースはとくに解決策を求めていないのです。
ただ自分の気持ちをわかってもらいたい、というケースです。
不安な気持ちを理解してもらいたい。
つらさを共感してほしい。
等々。
話を聞いてもらうことで目的が達成されます。
誰にも打ち明けられずに苦しい思いをしている場合には、誰かに話を聞いてもらうだけで心が軽くなるかもしれません。
2.解決策を知りたい
解決策を知るために誰かに相談するというケースも多いのではないでしょうか?
適切な方法がわからないというときには専門家に相談するとあっさり解決することがあります。
自分であれこれ悩んでいるよりも専門家や詳しい人に聞けばすぐに適切な答えを示してくれるかもしれません。
このようなケースではできるだけ早く相談するとよいでしょう。
3.自分の判断が正しいのか確かめたい
このケースは自分ではある程度の答えが出ているものの、間違っていないかどうか心配だったり、本当にこの判断で良いのだろうかと迷いがあるケースです。
「それでいいのですよ」と後押しの声が欲しいという場合もありますよね。
または専門家からすればまったく間違った判断であるときには、それを指摘してもらえるいうメリットもあります。
悩みを相談するメリット
悩みを他人相談することはいくつかのメリットがあります。
- 気持ちが楽になる、気分がすっきりする
- 正しい解決策がわかる
- これまでとは違った見方ができるようになる
- 迷いがなくなり先に進める
などのメリットが得られることでしょう。
悩みを相談するデメリット
一方他人に相談するデメリットもあります。
- 相談相手を間違えると逆効果になる
- 自分で判断できなくなる
相談する相手を間違えると良い解決策が得られないこともあります。
間違った情報を教えられてしまう可能性もありますので信頼できる相手を選ぶ必要があります。
また、いつも相談して他人を頼る癖がついてしまうと、自分で判断して行動するということが出来なくなる可能性があります。
うつ・心の悩み相談窓口の利用時の3つのポイント
上にあげたようなメリットやデメリットを踏まえて、どのように利用したらよいのでしょうか?
私は以下の三つが大切なのではないかと思います。
- 自力で解決できることは自分で調べる
- それでもわからないときは専門家に相談する
- 最終判断は自分でする
1.自分で解決できることは自分で調べる
今はインターネットで無料でいろいろなことが調べられます。
自分で解決できそうなことはまずは自分で調べてみましょう。
それであっけなく解決できることもたくさんあるはずです。
Google検索やYouTubeなどの動画でもたいていのことが調べられます。
2.それでもわからないときは専門家に相談する
自分で解決できないときはそれを解決できそうな人に相談します。
専門家に相談できればよいですが、有料の場合や身近にいない場合もあります。
仙台市が開設している無料の相談窓口では心理士、保健師、精神保健福祉士等の専門の資格をもった職員が担当しています。
3.最終判断は自分でする
これも大切なことですが、相談相手のアドバイスも考慮しつつ最終的な判断は常に自分が下すというスタンスを持つことが大切と思います。
自分の責任で行動しない人は「あの人の言うとおりにしたら失敗した」などと他人のせいにする傾向があります。
相談する場合でも最後は自分で決断するという気持ちを持つことが大切です。
その選択の結果についても自分で責任を持ちましょう。
心の悩み電話相談窓口一覧
仙台市のホームページより、心の悩みの相談窓口の一覧を紹介します。
必要に応じてこれらのサービスを利用してみるのもよいと思います。
※うつ病専門の相談窓口ではありません。
>>一人で悩まず、まずは相談を。仙台市内相談機関一覧|仙台市
こころの健康相談統一ダイヤル(全国共通)
仙台市以外の方は厚生労働省のこころの相談統一ダイヤルがあります。
各都道府県・政令指定都市が実施している「心の健康電話相談」等の公的な電話相談事業に全国共通の電話番号を設定することにより、全国どこからでも共通の電話番号に電話すれば、電話をかけた所在地の公的な相談機関に接続されます。
引用:厚生労働省|こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)より
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やすらぎの杜整体院 院長 上川名おさむです。開業16年目。施術人数は延べ30000人以上。操体法歴15年。気持ちよさを味わいながら心身を調和させ自然治癒力を高める方法を発信中。手技とヒーリングを融合した多次元操体法を考案し講習会を主催。北海道から沖縄まで全国各地の200人以上の治療家・セラピストに直接指導。