症例1「吐き気」小学生

小学生の症例です。小学五年生の男子。叔母に当たる方が当院の常連さんで、甥っ子を見て欲しいと来院しました。

今年の夏頃から家や学校で吐き気を訴えることが増えたということでした。精神的なストレスの影響が大きいようでした。

11月に初来院。まずは安心してもらえるようにコミュニケーションを取りました。身体の検査をすると歪みや緊張もいろいろ見つかりました。

身体の緊張が取れると調子も良くなるからね、と伝えて安心してもらいます。初めての整体で緊張している様子でしたので、丁寧に丁寧に触れて動かしていきます。

どんどん身体の緊張も緩んでいきました。

その三週間後、二回目に来院した時には吐き気の頻度もだいぶ治まっているとのことでした。電磁波対策についても実験や対策方法についてお伝えしました。

それから一か月後、本日三回目の来院。

調子はどう?と尋ねるとすっかり良いとのこと。学校でも家でも吐き気はすっかり治っているとのことでした。

今日はメンテナンスの整体を行いました。股関節の捻じれ、脊柱と頭のバランス、頸部や頭部の緊張を解放しました。

来たときよりも姿勢もシャキッと整って身体も楽になりました。前回来院した時に冬休み中にもう一回予約してあったのですが、調子が良いので次回はまた一か月後に変更しました。

脳の安心

とても大雑把に表現すれば、脳が安心するとたいていの症状は快方に向かいます。整体の手技やコミュニケーションは一種の儀式のようなもので、それらは脳が安心するために行っているわけです。

つまり、脳が安心するのなら、整体の手技でも言葉のコミュニケーションでも、その他のことでも何でも良いんですよね。

だけど、何でも良いとは言っても潜在意識レベルで安心できないと効果が出にくいです。多次元操体法は潜在意識レベルにアプローチできる良い方法です。

整体的アプローチとエネルギー的アプローチが融合していますので、優しい刺激ですけど深く効果が及びます。特に小学生や中学生のお子さんは素直なので、刺激もダイレクトに浸透しやすいです。

親子で受けられると理想的

子供さんが素直に心と身体を開いて整体を受けたとしても、親御さんがこちらに対して不信感を抱いている場合に効果が半減してしまう事もあります。

子供さんが「楽になった」と言っても、横で見ている親が「本当?本当なの?」としつこく繰り返し確認したり、もっとたくさんやってもらおうとしたりしているとそれが施術の妨げになることもあります。

上に挙げた小学生の場合は、一緒に付き添いで来ていた叔母さんが何年も通ってくれている常連さんですから、信頼関係も出来ています。

お子さんの症状で悩んでいる場合でも、理想は親子で一緒に整体を受けられるとより効果的です。親御さんが自分で受けることで体で納得できるし、家で子供さんにやってあげることも出来ます。

身体の症状を改善させることは単なる機械修理とは違います。親子関係にエネルギー的な不調和があればそれも回復の妨げになります。子供さんの症状で親御さんが連れて来ていても、まずは親御さんのエネルギーを変えないと難しいなぁと感じることもあります。

特に親御さんが心配し過ぎていたり、子供を信頼していないケースなどに、そういうことを感じます。親御さん自身の心身のエネルギーが調和すると、一緒にいる子供さんも安心して回復しやすくなるのです。

関係ないようで実はとても関係しているのです。

症例2「胃痛」

胃痛の症例です。山形県からお越しの40代女性です。胃の症状でお悩みです。胃痛、吐き気、喉のつまり感、食道がびくびくする、などの症状があります。

胃の症状のほか、腰痛や全身のだるさといった症状もありました。本日二回目の来院です。

三年前に職場にどうしても許せない人がいて、それから上記の症状に悩まされるようになったそうなので心因性のものも関係しているようです。

胃痛の考察

胃痛やその他胃の症状がメインで、他にも症状をたくさん抱えています。上に書いていない症状もいろいろあります。当院では症状を追いかけません。一つ一つの症状を追いかけていたら時間も足りないし、原因を見落とすことになります。

操体法の考え方は、「息食動想」の四つの自己責任行動に環境を加えた五つがその人の健康状態に影響を及ぼしていると考えます。原因が自己責任行動に含まれていることがほとんどです。

ですから、出来るところから自己責任行動を変えていくことが根本的な解決法となります。胃痛に対しても、その他の症状についても基本的な考え方は同じです。

初回来院時、多次元操体法の施術を受けて身体がその場でどんどん変化する様子を体験してとても驚かれていました。そして約一週間後の本日、二回目の来院で当院を訪れました。

糖質制限を実践した結果

初回来院時に食べ物の影響も大きいように思ったので、一冊の本を貸出しました。

「うつ」は食べ物が原因だった! (青春新書INTELLIGENCE)
溝口 徹
4413042387

家に帰ってから読んでみると、大いに当てはまっていることがあったようで、緩めではありますが糖質を制限した食事に変えてみたとのことです。

そうしたら、身体のだるさがかなり改善したそうです。精神的にも調子が良いようです。食べ物をちょっと変えるだけで心も身体もこんなに変化するものなのですね、と驚かれていました。

ただ胃の不調はまだ続いているそうです。胃腸が弱っている人が糖質制限を始めると一時的に症状が強く出ることがあるようですのでその事もお伝えしました。身体と相談しながら無理ない範囲で実践していくと良いと思います。

ヒーリングで緊張を緩める

腹部の緊張をリリースします。お腹に手を当てるとそれだけでもう不快感がありました。そこで、お腹にヒーリングをします。するとお腹に手を当てた時の不快感がなくなりました。

ヒーリングはほぼ独学とオリジナルでやっています。というのは、資格を取得してその資格を発行する団体のルールに縛られたり、団体絡みの人間関係も煩わしいのでそういうものとは一切無関係のヒーリングを学んできました。

自分の感覚とクライアントさんの感覚でガチンコ勝負?で実践しながら身につけてきたヒーリングです。

そんな方法を今日のクライアントさんにもお伝えしてセルフヒーリングでやってみて下さいと伝えました。

山形県からなので通院が大変ですが、良くなっていく手ごたえがありますので仕事が休みの日に通院して頂いています。

症例3「のぼせ」

のぼせの症例を紹介します。自律神経失調症のクライアントさん。主な症状としてはのぼせや息苦しさで4、5年前から悩まされています。

かかりつけの内科のお医者さんから精神安定剤を処方され、毎日飲んでいますが根本的に改善していきたいということでHPを見て来院されました。宮城野区在住30代の女性です。

自律神経の乱れは頸部のストレス、精神的なストレス、食生活のストレスが深く関係していると考えています。姿勢を拝見するととてもすっと背筋が伸びて一見とても綺麗な姿勢をしていらっしゃいます。

しかし、検査をしてみると骨盤も大きく捻じれて、首の筋肉も非常に固く緊張しているのがわかりました。通常このような状態ですと姿勢のバランスも崩れてくるものですが、この方はとても真面目で美意識も高い方ですので「きちんとしていなくてはならない」という気持ちで姿勢もピシッと綺麗にしていらっしゃたのでした。

だから、非常に筋肉に負担もかかりますし常時身体を緊張させている状態なのでとても疲れやすかったりします。それがのぼせや息苦しさの症状にも深く関係しているように思われました。

整体で脱力すると姿勢が美しくなる

整体の施術を受けた後にまたベッドに腰掛けてもらいます。姿勢は先ほどとあまり変わりません。しかし、楽さが違います。先ほどは頑張って自分で意識して姿勢を維持していたのが、何も意識せずとも美しく自然な姿勢が保てるようになりました。

美意識や健康に対する意識が高い人の中で、頑張って良い状態を保とうとすることでそれが不要な緊張を生み出してしまうことがあります。とても良い心がけではありますが、何事もバランスが大切です。

身体がしんどいということは、もっと楽をしていいんだよ、という身体からのメッセージでもあります。

自律神経失調症に限らず、身体に出る症状は病院に行くと抑えられてしまいます。しかし、その症状こそが大切なメッセージでもあります。

身体のバランスが調和すると、頑張らなくても自然に綺麗で良い姿勢が維持できるようになります。この場合の良い姿勢とは決して軍隊式の胸を張った姿勢ではなく、より脱力して自然体で美しい姿勢を言います。

整体を受けた後は自然とそのような姿勢になります。

自然な美しさとは

頑張って力んで作りだした美しい姿勢と、脱力して自然と結果として美しい姿勢になるのでは、見た目の違いはあまりわからないかもしれませんが、本人の感覚がまるで異なります。

そのような姿勢になるととても楽に過ごせますし、身体の機能も高まります。のぼせや息苦しさと言った症状は、どこかが悪くてなっているわけではないのです。そういう症状を出すことで何か無理して頑張っていることを教えてくれているのです。

症例4「不安感」

不安障害の症例を紹介します。仙台市泉区よりご来院の60代女性クライアントさんです。

不安障害に伴う、不眠、イライラ、不安感、うつ、体力と集中力の低下、頭が回らない、じっとしていられない、などの症状を抱えていらっしゃいました。

MRI、CT検査もして問題なし。自律神経失調症を疑われ、診断名は不安障害ということでした。心療内科で睡眠導入剤や精神安定剤を処方されています。

ご夫婦の仲もとても良いようで、特に心配事も悩みもないはずなのに急にこれらの症状に襲われて本当に困っているようでした。

「もう人生このまま終わりかと思った…」

「優しい夫に対して本当に申し訳ない…」

「もっと早く病院に行っていればこんなことにならなかったかも…」

そんなことをおっしゃっていました。

とにかく自分を毎日毎日攻め続けてしまっているそうです。

頭がフラフラするのは首こりや肩こりでガチガチになっているのと、じっとしていられないイライラ感や集中力の低下は低血糖の症状とも一致しています。

食生活を伺うと栄養の問題もありそうでしたので、食の話もしました。分子整合栄養医学の専門クリニックのことも紹介しました。

栄養面がおかしくなっている場合には、栄養のバランスを整えると早く良くなります。自分が治してあげるのではなく、どうしたらこの人が早く自然に良くなるのかと考えて必要な情報を提供しています。

今までに聞いたことの内容は話ばかりでしたが「もっと早く来れば良かった」と仰って頂きました。

不安障害と精神安定剤

この方は出来るだけ薬に頼りたくないということでしたが、病院へ行けばまず薬を出されます。そういうシステムになっています。そしてそれが社会的に正しいことになっています。

でも医学と言うのは、異常と正常の基準も時代によって変わるし、薬の扱いも時代によって変わります。最近ではコレステロールはむやみに下げるべきではないという考えに変わってきているし、卵だって一日一個までと言われていたのは昔の話です。

時代によって変わる医学に対して、ずっと変わらないものが自然法則です。自然法則に対してどうなのか?という見方を心がけています。

何か不自然な事を生活の中で行っているからこそ、このような症状が出ているわけであって、早く病院に行かなかったからこうなったわけではないのです。

「だからご自分を責める必要はまったくないですからね」とお伝えしたら笑顔で安心されていた様子でした。

病院へ通い続けることは、ずっと安定剤を飲み続けることになります。できるだけ薬に頼りたくないということでご来院されました。

出来ることから生活改善をして頂き、整体を併用しながら改善のお手伝いをさせて頂きます。