自律神経失調症は、あなたの生活習慣が自然の法則からはずれていることをお知らせしてくれる大切なメッセージです!

自律神経失調症の原因は日常生活に潜んでいます。今までの生活習慣を見直し、生活習慣をできることから改善していくことで、症状も徐々に快方へ向かいます。

自律神経失調症は日常生活の習慣を改め、交感神経、副交感神経のバランスをとる必要があります。とくに、「活動の神経」である「交感神経」が優位になりがちな生活習慣を、「休息の神経」である「副交感神経」を優位にするように改めることが大切です。

自律神経失調症改善の秘訣

自律神経失調症は、今までの生活習慣が本来の自然なあり方からはずれていますよというメッセージです。日常生活の食事、睡眠、労働、休養、運動などの習慣を見直してみましょう。具体的な方法を紹介致します。

自力で改善する方法

甘いもの(砂糖)の摂取をできるだけ控える

砂糖をたくさん含んだ甘いものの摂りすぎは、ストレス、無気力、イライラ、疲労などの原因になることはあまり知られていません。
甘いものの摂りすぎは、血液を酸性に傾け、疲労や無気力の原因になります。
また、血液中のカルシウムをうばうので、イライラしやすくなります。

ノイローゼ患者や登校拒否児たちに、甘いものの摂りすぎが多く見られるというデータもあります。

糖質の摂取を控える

甘いお菓子や砂糖以外に、ご飯や麺類などの炭水化物の過剰摂取も自律神経のバランスを乱します。精製された糖質は体内に入ると血糖値を急激に上げます。そしてホルモンバランスの乱れを引き起こします。

糖質制限食で自律神経失調症やうつ病が改善する人は多いのです。

タンパク質を積極的に摂る

自律神経失調症の人の大半は糖質が過剰でタンパク質が不足した食事内容になっていることがほとんどです。タンパク質は人間の体を構成する大切な要素です。一方糖質はエネルギーにはなりますが、体の構成要素としての優先順位は非常に低いのです。

またタンパク質は脳内ホルモンの原料にもなります。ホルモンの原料が不足していれば当然必要なホルモンも出にくくなります。

自律神経失調症の改善のためにタンパク質を積極的に摂るようにしましょう。

カフェインを控える

コーヒーや緑茶など、カフェインを多く含む飲み物は自律神経失調症状や、パニック症状を強める場合があります。

カフェインは副腎を刺激するのでアドレナリンが放出されます。アドレナリンが交感神経を刺激し、イライラや興奮状態を引きおこします。また、不眠を引き起こす原因にもなりますので、カフェインを控えるようにしましょう。

よく噛んでゆっくり食べる

仕事が忙しく、ゆっくり味わって食事ができない習慣にも問題があります。
早食いは胃腸への負担も高まります。よく噛むことで、たくさんのよい効果が得られます。

  • よく噛むことで、食物が小さくくだかれ、消化吸収がよくなる。
  • 唾液がたくさん分泌される。(唾液には消化酵素や殺菌力をもつ物質がたくさん含まれています。)
  • 噛む刺激が脳に伝えられ、活力が与えられます。

とにかく、よく噛むことは自律神経失調症に限らず、すべての不調を改善するために非常に大切なことです。体が弱っている人ほどたくさん噛むようにしましょう。健康な人でも、一口最低30回は噛みたいところです。

自律神経失調症と診断され、薬を飲み続けても改善しなかった全身のだるさと吐き気が、一口最低50回噛むことを実践してもらったところ、数日で症状が改善した患者さんもいます。

小食を心がける

現代人のほとんどが食べすぎです。お腹が空いていなくても、時間が来たからといって食事を摂ります。これでは胃腸の休む暇がありません。なるべく空腹感を感じてから食事を摂るようにしましょう。

食事はおなかいっぱいになるまで食べずに、腹八分目を心がけます。昔から「腹八分目に医者いらず」と言われています。消化しきれない食べ物が血液を汚す原因となります。小食を心がけることで、自然と健康に近づきます。

半身浴をする

ぬるめのお湯(38~40度くらい)にゆっくり入浴します。シャワーだけですますと、体の汚れは落ちるかもしれませんが、体の疲れが抜けません。

半身浴が大変効果的です。みぞおちから下の部分だけお湯につけて、20分ほどつかっていると、上半身や顔から汗が出てきます。全身の血行がよくなる効果と、リラックス効果があります。冷え性の人にもおすすめです。

カルシウムを補給する

血液中のカルシウムが不足すると、イライラしやすくなったり、精神症状が出やすくなります。カルシウムを食品からしっかり補給する必要があります。

カルシウムというと乳製品のイメージがありますが、最近は牛乳を摂ってもあまり意味がないとう説もあちこちで聞かれるようになりました。

自然食の療法家の先生は牛乳や乳製品をさけるように指導しています。また、最近では西洋医学の最先端の先生も牛乳・乳製品の害を訴えています。

海藻、小魚、野菜などから補給するのが一番よいでしょう。

深く呼吸をする

自律神経は意識的に操作できない神経ですが、唯一意識的に自律神経に働きかける方法があります。それが、「呼吸」です。

ストレス状態にあると、無意識のうちに呼吸は浅くなっています。それを意識的に深くゆっくりと呼吸をすることで、副交感神経が優位にはたらきます。

イライラしているとき、興奮しているときなどは、意識的に深呼吸をしてみましょう。息をすべて吐き出すつもりでは~っとゆっくり吐き出すと、あとは自然と空気が入ってきます。吐くことを意識するのがコツです。

適度な運動をする

精神的に疲れていても、運動不足で体がまったく疲れていないと、なかなか眠れません。また、血行不良を引き起こし、こりや痛みの原因にもなります。

ジョギングやウォーキングを出来ればよいですが、なかなか時間や体力の問題もあり、実行に移せる人が少ないのも現状です。自分の出来る範囲で、ストレッチをしたり、時々「伸び」をしてみたり、その場でスクワットをしたり工夫をしていくとよいでしょう。

自律神経失調症と冷え症

冷え症を治して自律神経失調症を自分で治しましょう!!

自律神経失調症の患者さんの多くが冷え症を抱えています。特に女性の自律神経失調症の場合はほとんどの方が冷え症です。冷え症を解消していくことが自律神経失調症の改善に繋がります。

冷え性があると自律神経失調症になりやすいので冷え対策についても書いておきます。

ストレスを感じると交感神経が優位になり、抹消の血管が収縮します。冷えても同じような状態になります。

抹消の血流が良くない状態です。全身の血液循環が悪いので、体温が低い状態です。体温が低いということは生命活動が活発でないということですから、さまざまな不定愁訴が現れます。

冷え症の改善

自律神経失調症の人はたいてい冷え症です。冷えの自覚症状のあるなしにかかわらず、たいてい冷えています。

自律神経のアンバランスのせいで冷え症になるとも言えるし、冷え症のせいで自律神経失調症になるとも言えます。ニワトリが先か卵が先かという議論になってしまいますが、冷え症を治すことで自律神経のバランスが良くなることは確かです。

自律神経をコントロールするのはなかなか大変なことです。しかし唯一、自律神経を自分の意識でコントロールする方法があります。それが呼吸です。

一方冷え症は食生活や運動などの生活習慣を変えることで改善可能です。 自律神経失調症の症状の大半は冷え症が良くなると改善します。冷え症改善からはじめてみてください。

冷え性を治すための本

自律神経失調症が必ず治る本―頭痛、肩こり、めまい、動悸、不眠がらくになるヨシコ式「冷え取り術」
高木 嘉子
4837611206
自律神経失調症を冷え取りで治す本です。

足を温めて健康になる!―ココロとカラダの「冷え」をとる7つの方法
原 久子
4408106151
半身浴・呼吸法・イメージ法などを使って冷えを取り健康になります。

自律神経失調症と痛み

自律神経失調症でお悩みの方の中には何かしらの体の痛みがつらいという方も多いと思います。痛みに対する対処法も紹介します。

まずはその前に痛みがストレスになり、また新たな痛みを作り出す仕組みを解説します。

交感神経の緊張と痛み

人にストレスがかかると交感神経が優位に働きます。心臓の鼓動は強くなり、抹消の血管は縮まり、消化活動も低下します。これはストレスに対する反応といえます。

ストレスから解放されると副交感神経が優位になり、体の中の生理的バランスも整うのですが、ストレスが長期にわたって続くと、常時交感神経が優位の状態になり、体の負担が大きくなります。

またストレスによって体の痛みが増加することが知られています。ストレスがかかるとどのようにして体の痛みを発生させるのか見てみましょう。

<ストレスと痛みの関係>

ストレス→交感神経優位→血管収縮→抹消循環障害→組織の酸素欠乏→発痛物質の産生→知覚神経の興奮→痛み

ストレスが心身にかかると、交感神経が優位になります。自律神経は全身の血管に張りめぐらされていますから、交感神経の働きで血管は収縮します。

とくに心臓から遠い抹消の部分では血液が流れにくくなります。血液の働きは組織の細胞に酸素と栄養を運び、二酸化炭素と老廃物を回収することです。(新陳代謝)

血液が不足した部分の組織は酸素が足りなくなります。そうすると、ブラジキニンやプロスタグランジンといった痛みを感じる発痛物質が放出されます。これらの物質が知覚神経を興奮させ痛みが生じるのです。

自律神経のシーソーバランスは全身の60兆の細胞に影響を与えます。「嫌だなぁ」「つらいなぁ」「苦しいなぁ」「痛いなぁ」という感情も交感神経を刺激します。心が体に影響を与えるとよく言いますが、それは自律神経のバランスのことだったのです。

痛みの悪循環

痛み→ストレス→交感神経優位→血管収縮→抹消循環障害→組織の酸素欠乏→発痛物質の産生→知覚神経の興奮→痛み→ストレス→・・・・・

痛みが新たなストレスをつくりだし、ますます交感神経優位の体質になります。そうするとなかなか痛みがなくならなかったり、痛みを強く感じるようになったりします。

慢性痛といわれるものは直接的な痛みの原因がなくなっているのにもかかわらず、長期にわたって痛みが続くことを言います。そのような場合は上記のような、痛みの悪循環におちいっている可能性があります。

痛みそのものもストレスになりますし、なかなかよくならないストレス、不安、イライラなども交感神経を刺激します。早期に痛みの悪循環から抜け出すことが必要です。

痛みの改善のために出来ること

痛みの悪循環の鎖を断ち切ってしまえばよいわけです。そのためにはいくつかの方法があります。

副交感神経を刺激する

  • 各種リラックス法
  • 呼吸法
  • リラクゼーション・マッサージ等
  • 恐怖・不安の解消(メンタルケア・タッピングセラピー等)

血流を促進する

  • 入浴(半身浴)、温泉
  • 温熱療法
  • マッサージなどの物理療法・手技療法
  • ストレッチ、運動療法など

発痛物質の産生を抑える

  • 鎮痛剤等薬物療法(西洋医学)

当院では民間療法の立場から、その方の症状・体質・性格に合わせて心と体に対する施術を行ないます。

心に対しては「痛みに関する正しい情報提供」やEFT(感情解放テクニック)により不安を取りのぞきます。
不安な気持ちが症状の悪化を促進させてしまいます。体に対しては気持ちよさという原始感覚に基づいて、体の声を聞き分けながら施術を行ないます。

リラックスしていただきながら副交感神経を刺激し、血流の回復を促していきます。

自律神経失調症 改善整体

自律神経失調症の方の特徴として、頚部や肩の筋肉が緊張し、筋肉の中にコリができてしまっています。筋肉のコリを取りのぞくと、血流が回復し、自律神経のアンバランスが整い、症状が改善します。当院の整体施術は、患者さんが出来るだけリラックスできる施術を心がけています。

当院には自律神経失調症の方も多数来院されます。心療内科や神経科へ通院しながら、薬物治療も併用されている方も多いです。

当院では、「心身一如」つまり心と体はひとつのものである、という考えを元にしています。心の問題を心で解決しようとすることはなかなか大変です。骨格や筋肉のバランスをソフトに整え、筋肉の緊張がやわらぐことで、心の緊張も少しずつほぐれてきます。

筋肉と骨格のバランスを調整し、その方に合わせた具体的な体質改善方法を指導しています。