執筆者:院長 上川名 修

このページでは自律神経失調症と糖質の関係について解説しています。
自律神経失調症を栄養の面から楽にしたい人に参考になる情報です。

あまり知られていませんが、自律神経を乱す大きな原因は糖質にあります。
自律神経失調症、うつ、パニック障害などでお悩みの人は共通して糖質の過剰摂取が見られる傾向があります。

糖質とは私たちの身体を動かしているエネルギーの一つです。
三大栄養素といえば炭水化物、たんぱく質、脂質です。炭水化物は糖質と食物繊維から成ります。

糖質には単糖類、二糖類、多糖類等があります。

  • 単糖類:ブドウ糖、果糖
  • 二糖類:砂糖、麦芽糖
  • オリゴ糖:単糖が3~10個繋がったもの
  • 多糖類:でんぷん

糖質の最小単位を単糖と言います。
単糖類、二糖類を糖類と言います。
単糖の数が少ないほど体内に入ってきたときに速やかに血糖値を上げます。
多糖類は分子の数が多いので緩やかに血糖値を上げます。

自律神経と糖質の関係

糖質を摂取すると血糖値が上がります。血糖値とは血液中のブドウ糖濃度のことを言います。血糖値が上がると膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンは血糖値を下げるホルモンです。人間の体には恒常性(ホメオスタシス)と言って安定を保つ仕組みが備わっています。急激に血糖値が上がると急激に血糖値を下げるようとインスリンが大量に分泌されます。

すると今度は血糖値が下がりすぎると言うことが起こります。血糖値が空腹時よりも下がりすぎると、今度は血糖値を上げるためのホルモンを分泌します。それが、コルチゾール、アドレナリン、ノルアドレナリンなどです。

これらのホルモンはカテコールアミンと呼ばれ、ストレスホルモンとしても知られています。ストレスホルモンが脳内で過剰に分泌されると自律神経のバランスが乱れるというわけです。

カテコールアミンは自律神経の交感神経を刺激しますのでイライラしたり、動悸がしたり、不安になったり、眠れなくなったりという症状が出ます。

糖質の過剰摂取と病気

糖質が多い食生活を続けることにより、交感神経が優位な状況が長く続くと自律神経失調症となってしまう可能性が高まります。
一日に三回糖質を大量に摂取して、さらに間食で甘いお菓子やジュースを飲んだりしている人が多いです。

このような急激に血糖値が上がるような生活習慣は、人間の数百万年の歴史上なかったことなのです。
この数十年は特にその傾向が強まっています。
自律神経失調症に限らず、様々な病気が増えていますが多くの病気の隠れた原因は糖質の過剰摂取による部分が大きいのではと考えています。

糖質の過剰摂取が関係している病気としては、

  • がん
  • 心筋梗塞
  • 動脈硬化
  • 脳梗塞、脳出血
  • 肺炎
  • うつ病、自律神経失調症、パニック障害
  • 起立性調節障害
  • 機能性低血糖症
  • 統合失調症
  • 糖尿病、糖尿病合併症
  • 肥満
  • イライラ、短気
  • 逆流性食道炎
  • 偏頭痛
  • 花粉症
  • アレルギー性鼻炎
  • アトピー性皮膚炎
  • ぜんそく
  • 認知症、アルツハイマー
  • 不妊症
  • 生理不順

等など、たくさんの病気や症状が糖質の過剰摂取と関係していると考えられています。

院長の糖質制限体験

私は2013年頃から糖質制限に取り組んでいます。
最初は夕食の主食を抜き、次に朝食も抜き、最終的に三食とも主食を摂らない生活を続けています。
疲れにくく風邪なども引かない体質になりました。

精神的にも安定し自律神経の調子も良いです。

たまに糖質を食べすぎると途端に眠くなったり体がだるくなります。
かなり敏感な体質になっているので影響は翌日まで続きます。
また糖質を制限すると体調もよくなります。

自営業で予約制の整体院を経営していますから、気軽に休めませんので健康には留意しています。
本当に健康で元気で長生きするための情報を集めて実践しています。

糖質制限が自律神経を整える

当院に来院する自律神経失調症のクライアント様のほとんどが糖質の過剰摂取が当てはまっています。
糖質制限をすると皆さん体調が安定してきます。
動悸やめまいの症状が治まり、精神的にも穏やかに落ち着いてきます。

あまりに症状が酷い場合や休職中の方など、重度の栄養欠損の可能性が考えられる場合には栄養療法(分子整合栄養医学)に専門的に取り組んでいる仙台市内のクリニックを紹介しています。

血液検査の結果、必要な栄養がわかります。
サプリメントを処方され飲み始めると体調が劇的に改善する人がいます。
そういう人は栄養面に大きな原因があるので、整体だけを繰り返し受けてもあまり効果的ではありません。

自律神経失調症、うつ、パニック障害等で心療内科に通院中の人は栄養面のアプローチも試してみると改善する人がかなりの確率でいると考えられます。
栄養療法のクリニックに行かなくても糖質制限から始めてみるとそれだけでもかなりの方が体調の変化を感じられることと思います。

糖質制限のメリット

糖質を控えるメリットはいろいろあります。

  • 自律神経が安定する
  • 食後の眠気やだるさが起こらない
  • ダイエットできる
  • 老化を遅らせる
  • 糖尿病やガンや脳卒中などのリスクを減らせる
  • 自律神経失調症、うつ病、パニック障害などのリスクを減らせる

等など様々なメリットがあります。

整体と栄養アプローチ

当院では整体で体のバランスを整え、栄養のバランスを整え、外から内からバランスを整えていきます。さらには目には見えないエネルギーのバランスもあります。思考や感情のエネルギーもあります。目に見える体と目に見えないエネルギーのバランスを両方整えていけるのが多次元操体法です。

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