症例1 「肩の痛みが消えた理学療法士」

これから整体しようと思ったら、すでに肩の痛みが消えてしまった不思議な症例を紹介します。

当院で毎月開催しているプロの治療家向け講習会、「多次元操体法講習会」での出来事です。毎回参加者の先生を相手に皆さんの前でデモンストレーションの操体法施術を行います。

栃木県から初参加された理学療法士のU先生にモデルになってもらいました。「今日はどこか調子悪いところありますか?」と尋ねると「右の肩が痛いんです・・・」と言います。

そこでベッドに腰掛けてもらって肩の検査をすると、腕を横から挙げようとしても前から挙げようとしても、肩の関節が引っかかってしまって90度以上上がりません。痛みもありました。

肩の痛みが消えた不思議な体験

次に仰向けで寝てもらうと左右の股関節が捻じれているのがわかりました。当院の整体では、患部に直接施術するのではなく、体全体の調和が取れるようにバランスを整えていきます。そこで股関節のねじれ具合を検査してみました。

股関節のねじれ具合をチェックして、「さてでは操法を始めようか」と思いつつ何気なくU先生の全身を眺めてみると「あれ?股関節のねじれが治っている!!!」

まだ施術もしていません。どういうわけか股関節の歪みが解消してしまったのです。そこでもう一度起き上がってもらって肩の検査をしてみたところ、可動域制限・痛み・クリック音がすべて解消してしまったのです!!

参加者の先生方もびっくりしましたが、時々このようなことが起こることがありますから、私はそれほど驚きませんでした。U先生もたまたまちょうどこの日だけ肩の動きの調子が悪かったと思っていました。ところがそうではなかったのです。

多次元操体法講習会後の懇親会にて

多次元操体法講習会が終了し、仙台駅前のお店にて懇親会を行いました。

懇親会でU先生に「U先生の肩はいつ頃から痛かったんですか?」と尋ねると「うーん、結構しばらく前ですね。かれこれ7年ほどになります。」とのこと!!

7年前からの痛みが何もしていないのに治るなんてそんなことがあるのか???そんなに前から抱えていた痛みとは知りませんでしたから私もこれには本当に驚きました。

理学療法士 U先生からのメッセージ

多次元操体法講習会の参加者専用メーリングリストにU先生から頂いたメッセージを転載します。

上川名先生、講習会に参加された先生方昨日はありがとうございました。

また、MLの先生方はじめまして。 宇都宮のUと申します。 よろしくお願いします。

初めて多次元操体講習会に参加させていただき、ビックリで衝撃の体験をさせていただいたので報告します。

私は、7年ほど前から肩に痛みがありました。

動きとしては、肩の屈曲90度で違和感と痛み。 肩の外転90度で痛みと骨性のクリック音がしてました。

仰向けになり、視診していただいたところ左の股関節が外旋ぎみ、右の股関節が内旋ぎみでした。

次に、股関節の内外旋の動診をしました。 動診して手を離し、再度視診したところ 上川名先生が『股関節のあたりもう整ってるね!』と、、。

仰向けになった時間としては20秒ほどです。 再度、座位になり肩の屈曲、外転の動診をしたところ違和感、痛み、クリック音全てが無くなっておりスムーズに180度まで上がりました。

私の頭の中は?でいっぱいになりましたが、とても貴重な体験をさせていただきました。

私ごとですが、講習会に参加するにあたり上川名先生のタッチを味わってみたいという意識がありました。 なので、上川名先生のタッチに意識を集中していた自分がいまして、最初に触られた瞬間、なんとも言えない安心感がありました。

上川名先生の神的なタッチで一瞬で整ったのでしょうか。 私にはわからなかったのですがとても貴重な体験をさせていただきました。 ありがとうございました!

脳と整体

U先生に対しては、私は肩と股関節の検査をしただけです。整体らしいことは何もしていないのですが、それで痛みが取れたということは、U先生の脳に変化が起きたと考えた方が自然です。

以前から私のことを知ってくださっていて、おそらく不安感や期待感と共に多次元操体法の講習会に参加されたことでしょう。そのようなU先生の心理状態がこのような変化に繋がったと思います。

それと同時に他の参加者の先生方の温かい気持ちや全体の場の雰囲気も影響したに違いありません。

ということは、施術者とクライアントの信頼関係や心理状態、そして場の波動などがいかに大切か、整体の効果にも反映されることの証明でもあるように思います。

U先生の後日談

講習会の当日は、肩の痛みが楽になったようですが、翌日以降はどうだったのか気になっていました。

数日後にU先生から別の件でメッセージを頂きました。

昨日、久しぶりに野球をしたんですが肩の痛みがなくピッチャーまでする事が出来ました(^^) ほんとにありがとうございます!

ということでした。なんと!その後も調子が良いようです。本当に不思議なことがあるものですね。

(2013年8月)

症例2 「肩の痛み20代女性」

肩の痛みの症例です。仙台市青葉区在住の20代女性です。お電話でご予約頂きました。肩こりと肩のピリピリする痛みと耳鳴りがするとのことでした。

来院した時に、何となく以前に通院していた方と雰囲気が似ているなぁと思ったら、その方の妹さんでした。お姉さんのご紹介での来院だったのでした。

お姉さんから「とにかく楽になるから行ってみな!」と言われたんだそうです。本当にありがたいですね。お姉さんは数年前に椎間板ヘルニアの診断を受けて腰痛と下肢痛で通院していたのですが、すっかり良くなりました。その後は時々どこか不調を感じたときに不定期に来院されます。

今日はその方の妹さんが来院。お姉さんからは特にどんな整体をするとかは聞いていないそうです。

腕の捻じれ

肩の検査をすると左肩が引っかかって腕が上に挙がりません。これは腕が捻じれているな、と思ったので左腕を楽な方に捻じりました。腕をねじっていくと肩の関節がロックされますからさらにそこから肩甲骨と背骨の方に動きを伝えていきます。

この辺なんだか気持ちよくないですか?と尋ねるととても気持ちが良いとのこと。身体が治る時は気持ちが良いのです。つまり気持ちが良いように動かすとどんどん治っていきます。

それで、再度肩をあげてみると腕が耳に付くくらいスイスイ挙がります。おもわずご本人も笑っちゃいます。「この一週間ずっと痛かったのは何だったんでしょう!!」と仰るくらいに楽に動かせるようになりました(^^)

肩の痛みはきっとこのまますぐに治っていくと思います。

全身のその他の症状

もっとも気になる症状は肩の痛みでしたが、その他に頭痛、耳鳴り、目の疲れ、首こり、肩こり、腕のだるさ、腰痛、下痢、生理痛、冷え症、疲れやすさなどいろいろな症状を抱えていらっしゃいました。

社会人一年目で会社でも慣れないことも多く心も身体も緊張しているのだと思います。その緊張がなかなか抜けないと身体の症状として出てきます。

当院では症状を追いかけて治そうとするのではなく、原因である身体のバランスや食事や心の面も整えていきます。原因の世界が変わると結果の世界も自然と変わるのです。

なかなか普段生活しているとそういうことには気づけなくなりがちですが、心と身体の関係は本当に密接と言うか一つに繋がっています。施術を通じてそういうことにも気づいて頂きます。

そして自分でも心身のケアが出来るようにお手伝いして行きます。

症例3「弓道と肩痛」

仙台市青葉区在住60代男性。新規の方です。
弓道を長年やっていらっしゃいます。

寒い日に強めの弓を引いて左の肩関節を痛めました。
以来半年以上経過しますがどうも調子が悪い、
ということで来院されました。

長年弓道の指導者としてもご活躍されている方で
身体のこともいろいろと勉強されているようです。

長年弓道をやっているので姿勢も非常に綺麗でした。

当院のことを知ったのも「筋膜リリース」という言葉で
検索してヒットしのだそうです。

ここ数年はテレビや雑誌で筋膜や筋膜リリースが
取り上げられる機会も増えてきたので
一般の方も筋膜という言葉を聞いたことがある人も
増えてきたように思います。

筋膜の繋がりについて、アナトミートレインの本も
ご自身で買って勉強したこともあるそうです。
治療家向けの本ですからとても勉強熱心な方です。

左肩の拳上制限があったのが、右の股関節へのアプローチで
真上までスイスイ挙がるようになり驚かれていました。

でも筋膜の勉強をされている方ですので
なるほど、と納得されたようです。

操体法の考え

それから痛い動きはしないで
気持ちよい動きや刺激を味わうことで
自然とバランスが取れる話をさせて頂きました。

操体法の考え方をお伝えしました。

それまでは痛い方に動かしてストレッチなどを
していたそうです。操体法についても調べてみます、
と仰っていました。

とても勉強熱心な方です。

通常のストレッチと違って身体の中から
自然にほどけて緩んでいく感じがする
と仰って頂けました。