執筆者:院長 上川名 修

パニック障害と首こりの整体症例を紹介します。
山形県在住の50代女性よりメールを頂きました。

パニック障害と首こり

一部メールより抜粋します。

症状は、話せばかなり長くなるのですが、超簡単に言うと、5年半前に頸椎ヘルニアと言われてから、首から後頭部にかけて痛かったり、苦しかったりで、その上、5年前から喉の粘膜がおかしくて、耳鼻科では、赤く腫れ上がっていると言われ薬で治療しても治らず、ここ数年は時々パニックになるため、安定剤を常用しているが、だんだん効かなくなって、どうしていいかわからない状況です

趣味のスポーツをしている時に急に振り返った時に首に痛みを生じ、病院を受診したところ頸椎ヘルニアの診断を受けたそうです。

来院して詳しくお話を伺ってびっくりしました。

整体やカイロプラクティックに4軒、耳鼻咽喉科3軒、心療内科4軒、そのほか整形外科と併せて17~18軒の病院や治療院にかかって治療を受けてきたそうです。にもかかわらず改善しないどころか悪化してきているとのことでした。

カイロプラクティックで症状が悪化

知人の紹介などで良いと言われる整体院やカイロプラクティックにも何軒か通ったそうです。
知り合いの人たちは良くなっているのに自分だけさっぱり改善しないのでとてもがっかりしたそうです。

あるカイロプラクティック治療院では、関節をポキポキ鳴らす頸椎の矯正を受けたところ直後から腕がしびれるようになってしまったそうです。
さらにはその治療院で枕の購入を勧められ、使用したら今度は脚の血の気が引いてしびれてきたそうです。それで枕は返品したそうです。

パニック障害と首こりの原因

パニックを起こす原因は人それぞれですが、この方の場合は筋膜に原因がありました。
全身の筋膜が硬直していたのです。
そのために骨盤も背骨も腕も首も動きが不自由な状態になっていました。

ぎっくり腰による激痛でほとんど体を動かせないような人がいますが、そういう人と同じくらいに体が緊張して硬直していたのです。
このような状態で何年も過ごしているわけですから相当にお辛かったことと思います。

腕も肩も腰も首も自由に動かせないのです。
可動域が極端に制限されていたのでした。
このような状態では血流も悪いですし、神経も緊張したままになります。

自律神経のバランスも乱れます。
生理機能が正常に働いていないのです。

だからこのような方の場合は筋膜に対する施術が非常に効果的です。
筋膜という言葉も初めて耳にしたそうです。
筋膜に対する施術を受けるのも初めてでした。

すべてのパニック障害の原因が筋膜にあるわけではありませんが、少なくともこの方の場合は筋膜の状態が変化すると劇的に症状が楽になると確信しました。

筋膜の調整

病気の状態では背後に何かしらの不調和が存在します。
この方は筋膜が硬化して姿勢のバランスが悪くなっていたのです。
その結果、頸椎と首の筋肉に大きな負担がかかっていたのです。

だから頸椎の矯正をしたり、首の筋肉をもみほぐしても効果が得られないのです。
首に負担がかかっている全身の姿勢のバランスを変えなくてはなりません。
そのためには筋膜のバランスを変えることが必要だったのです。

姿勢と動作が劇的に改善

当院の整体(多次元操体法)はつらい患部にはほとんど触りません。
検査やチェックで触れることは合っても患部に施術をすることはほとんどありません。
なぜならつらい患部には原因がないからです。
本当の原因となる部位に施術をします。

この方の場合は骨盤と肋骨周りの筋膜の緊張を解放したところ、劇的に姿勢が変わりました。
動かなかった骨盤や腕や肩や首も自由に動くようになりました。
あまりにあっけなくどんどん変化していくので思考がついて来れないようで、きょとんとして不思議がっています。

私が見た感じでは決して重症などではなく、単にこれまで適切な施術を受けてこなかっただけで、通院しながら施術と生活改善を併用すればどんどん回復してくことと思います。

問題は県外でしかもかなり遠いエリアの方なので、しっかり通院できるかどうかです。

当院では施術と併せてセルフケア指導にも力を入れています。
なぜなら施術だけを受けても普段通りの生活をしていれば必ず症状は再発するからです。
生活パターンを変えつつ、セルフケアにも取り組む必要があります。

当院ではその方に合わせて効果の高いメンテナンス方法をお伝えしていますが、単なる体操やエクササイズとはまったく違うものです。

ご自分の感覚を頼りに行う繊細なボディワークのセルフケアになりますので多少の訓練が必要になります。
そんなセルフケアを身に着けて頂くための通院でもあります。
そしてこの方法を身に着けて頂くと自分で様々な不調や症状に対処できるようになります。
一生の財産になるのです。

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