写真はイメージです

宮城県仙台市宮城野区のやすらぎの杜整体院です。先日来院した60代女性クライアント様。とてもたくさんの症状を抱えていらっしゃいました。

更年期障害による不定愁訴

問診票に記入されているものだけでも、

頭痛、耳鳴り、顎関節の不調、目の疲れ、首こり、肩こり、肩の痛み、目のかすみ、呼吸が苦しい、不眠、腰痛、腹痛、腕がだるい、手や腕のしびれ、足の筋肉の痛み、便秘、のぼせ、不安感…等など。

たくさんの症状にお悩みでした。

更年期障害の薬も飲んでいるとのことでした。昨年の9月から近くの接骨院にほぼ毎日通っているのですが、なかなか症状の改善が見られずネットで自律神経失調症などのキーワードで検索して来院しました。

病院では薬を出されるだけ。接骨院では固まっている筋肉を押されるだけ。痛い施術を毎日我慢して受けていたそうです。何かおかしいとは思いながらもどうしたらよいのかわからなくて困っていたそうです。

更年期障害とは

更年期障害とはどのような症状なのでしょうか?

更年期における様々な不快な症状は、女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」と密接な関係があります。エストロゲンは8・9歳頃から卵巣で分泌され、その分泌量は30代半ばにピークを迎えます。これ以降、卵巣機能が低下するに従って、エストロゲン量は徐々に減っていき、40代半ばからは急激に減少します。

この突然の変化に体がついていけず起こるのが「更年期障害」と呼ばれる不調です。

エストロゲンの分泌をコントロールするのは脳の視床下部にある下垂体と呼ばれる部分ですが、45歳を過ぎるころから、いくら下垂体が「分泌」の指令を出しても、卵巣機能の衰えによってエストロゲンは出にくくなります。

これを受けて、下垂体はさらに「分泌」を指令しますが、やはり分泌はされにくいまま・・・このために脳が混乱をきたします。

視床下部は、からだの様々な機能を調整する自律神経もコントロールしているため、この混乱が自律神経にも伝わり、のぼせや冷えなど様々な不調が起きてしまうのです。

https://www.kobayashi.co.jp/brand/inochinohaha/hahaa/kounenki/より引用

エストロゲンの分泌量が急激に減少することによる体の変化や不調を更年期障害と言いますが、必ずしもすべての女性が更年期障害で苦しむわけではありませんので、個人的にはその他の要因も関係していると考えています。

更年期障害と自律神経失調症

ちょうど更年期に心身に様々な不調があると更年期障害と診断を下され、症状を抑えるための薬が処方されます。しかし、出ている症状を薬で抑えようとするときりが無いのです。

自律神経失調症も同様で、その人が更年期だと更年期障害と言われているようにも感じます。自律神経失調症も更年期障害も本質的には同じことと考えています。だから対策もほぼ同じです。症状を抑えるために薬を飲んだり、筋肉をもみほぐしたりという結果に対するアプローチでは根本的に解決するのは難しいと思っています。

※更年期障害は閉経後のホルモンバランスの変化の影響もありますが、自律神経失調症と同様に生活改善と併せて整体手技を行うことでよりよい成果が得られます。

痛いマッサージは逆効果

この女性は体が非常に緊張している状態でした。この緊張をほどくために毎日接骨院に通って、固まった筋肉を無理矢理毎日押されて痛い思いをしていたのです。その接骨院の先生はよかれと思ってやっているわけですが、私からすれば逆効果だと感じました。そのような無理な治療を受けるほどに体の緊張は強くなっていきます。

「そんなに痛いなら無理して通わなくて良いと思いますよ」と伝えると「朝起きて、またあの痛いマッサージを受けることを考えると実は憂鬱だったんです」と教えてくれました。

更年期障害と整体

でも他の選択肢も見つからずにどうしたらよいのかわからず、いろいろ検索する中で当院のHPを見つけてくれたのでした。一般的な治療院では症状を追いかけて治療するところがほとんどですが、人間の心身の症状は機械修理のように治そうとしてもそう簡単ではありません。

更年期障害と一言でいっても、人により症状は様々です。この方の場合は本当にたくさんの症状が出ていました。

それだけたくさんの症状が出ているということは、それだけ心身に負担がかかっている毎日を過ごしているわけですので、逆に言えばそのような毎日の過ごし方を変えていくことで回復の道筋がみえてくるのです。

とはいえ、その人のこれまでの習慣を頭ごなしに否定すればまた心が固まってしまいます。その方の心に寄り添いながら自然と回復する方向へと導くお手伝いをしていくことが大切です。そして、それはその人の自力を信じることでもあり、自力の素晴らしさに気づいてもらうことでもあります。

当院ではそのようなことを大切にしていますので、病院や他の整体院などではしないようなお話もたくさんさせて頂きます。単に機械修理をするように整体の手技をすればよい、というものではないのです。

心と体に寄り添う整体院

いろいろお話しする中でほっとして安心したのか、この女性の目に涙が浮かびます。声も大きな方でして「今までどうしたら良いのかわからなかったけどここにこれて本当に良かった」と大きな声で言いながら泣いているものですから、待合室で待っている方にも全部筒抜けになっています。

実はこの時待合室で待っていた方も新規のご来院の方でして、後でわかったことですが一緒に話を聞きながらもらい泣きしていたそうです。

当院は整体院ですからお話をするだけでなく、体に対する手技も行います。その手技も一方的に矯正するようなものではなく、そのクライアント様の体の声を聞きながら体の希望を表現するためのお手伝いをしています。

筋肉が緊張しているのは理由があります。その理由を無視して手技で一方的に緩めようとしても浅い効果しか得られません。筋肉が緊張している理由に寄り添う必要があるのです。体がどうしたいのか?細胞がどうしたいのか?体の声を聞く必要があります。

そして体の希望を表現していくと心も体も内側から緊張がほどけてきます。だから最小限の刺激でどんどん体が変化していくのです。そのような特殊な整体手技を行っています。

このクライアントさんは手技を一つ受けるたびに感動して下さり、「もう何十年も変わらなかったのに!あ~れ、まあ~~!!」と感極まってそのたびに泣いて下さるのです。まるでサクラのように大きな声で言って下さるものですから待合室に全部丸聞こえになっています。

そのおかげで待合室で待っていたの次の新規クライアント様も信頼してくださったようです。(実は、次の方も整体を受けて感動して泣いて下さいました。)

このように初めて来た方が涙を流す場面は決して珍しくありません。私も特別な話をするわけではありません。当たり前のことを当たり前にお話ししているだけなのです。

でもそのような当たり前だけど大切なことが、見失われつつある世の中ですので、きっと皆さん大切なことを思い出してそれでほっとして安心して涙を流されるのだと思います。

心と体と魂が調和すると、エネルギーの循環が変化しますので、生活の中で様々な変化が起こってきます。症状の改善はその一つの結果に過ぎません。人間関係や心の状態も変化します。毎日の生活が変化します。つまり人生が変わるのです。

それは決して特別なことではなく当たり前のことなのですが、症状だけにとらわれてそれを追いかけているうちはなかなか見えてこないことなのです。