操体法個人レッスンの様子をご紹介します。

多次元操体法個人レッスンとは

仙台市泉区在住50代の女性クライアントさんです。
通常の整体セッションを定期的に受けながら
時々操体法のレッスンも受講してくださっています。

操体法レッスンと通常の整体セッションとの違いは
一般のクライアントさんと治療家の先生によって目的が違いますが
一般クライアントさんの場合はセルフケア技術を高めたい
という目的で受講されることがほとんどです。

治療家の先生は施術者として操体法の技術を高めたい
という目的で受講されます。
(※治療家の先生の場合は院長と面識のある先生に限らせて頂いています。)

個人レッスンの内容は決まっていなくて
その人の要望に合わせて行っています。

「今日はどんなことをしてみたいですか?」
と質問して要望があればそれに合わせた内容を提供します。

この方は何度かレッスンを受講されていて
「今日は自分ひとりで深くリラックスできるようになりたい」
ということだったので、瞑想的な内容も含めて
いくつかのワークを行いました。

呼吸の観察ワーク

まず仰向けで両膝を立てて左右に倒す検査をしました。
どちらもつっぱりを感じます。

操体法の操法をやるとこのつっぱりをすぐに解消できますが
今日はあえて操法は何もせずにどれくらい変化が出るのか
実験をしてみました。

まずは仰向けに寝たままで呼吸に意識を向けてもらいます。
呼吸をコントロールせずにただただ呼吸の空気の出入りを
観察します。呼吸によるお腹のふくらみや縮みに気付きます。

数分間、呼吸を観察したあとに再度左右の膝倒しの検査をすると
先ほどよりもだいぶ柔らかくなっていました。

数分間呼吸の観察をするだけでこんなにも身体の緊張が緩むのだ
ということを体験してもらいました。

身体への気づき

次に仰向けのままで呼吸の観察を続けながら
さらには身体の各部分に意識を向けてもらいます。

右手、左手、右足、左足と順番に意識を向けて
その部位を観察しながらただ気づきます。

そしてさらに再度左右の膝倒し検査をすると
先ほどの呼吸の観察の時よりもさらに稼働域が広がりました。

操体法と気づき

操法を実際にしなくても気づくだけでも体は変化する
ということを体験してもらいました。

その上で実際に操法をしてみます。

普段の状態よりも感覚の精度も高まっていますから
ほんの少しの動きだけで刺激が全身に伝わります。

膝圧操法という当院オリジナル操法があるのですが
膝に軽く圧を加えます。その圧を脊柱を通じて頸部まで通します。

力が入っていたり、リラックスできていないと
その圧が途中で抜けてしまったり筋肉によって邪魔されます。

しかし完全に脱力していることで素直に操法が全身に通ります。
この膝圧操法を一人で行う方法をお伝えしました。

しかし、力んでいる状態で同じ操法をやっても効果は出ません。
いろいろな部位の力みに気づき、深くリラックスした状態で
操法を行うとその効果は段違いに高まります。

リラックスした状態ですといろいろなことに気づけます。
気づくことで効果も高まります。そんなことも学んで頂きました。
頭の知識ではなく身体の体験として学んで頂くことで
より確実に身につけることができます。

頭痛のセルフケア

この方の最近お悩みの症状は頭痛でした。
深いリラックス状態に入ったままで頭頸部への操法を行います。

動きも最小限です。ほとんど動きません。
動かないままでただ感じ気づきます。

そうすると身体の内側からの蠢き(うごめき)を感じます。
その繊細な動きに気づいたらその動きを止めずにそのまま
表現します。それが無意識領域からの動きです。

身体にとって本当に必要な動きが出てくるのです。
この感覚をつかんで頂くと一人で枕に頭を乗せて
頭頸部のセルフケアが出来るようになります。

形だけ真似して動いてもあまり効果は出ません。
内側からの感覚に従って動きを表現するのがコツです。

一般的な整体による手技とは比較にならないほどに
繊細なレベルで自己調整が行われるようになります。
深くリラックスして首や肩も楽になって頂きました。