宮城県仙台市宮城野区のやすらぎの杜整体院の上川名です。片頭痛の整体症例です。仙台市青葉区在住の30代女性。看護師さんです。

小学生の頃から度々頭痛があり、30代になってから特にひどくなってきたとのことでした。お仕事の忙しさやストレスもあるようです。頭痛の予防薬を服用し、ひどい時には鎮痛剤の自己注射をしているとのことでした。

整体的・片頭痛の治し方

片頭痛で病院に行くと鎮痛剤が処方されます。しかし、それでは根本解決にはなりません。

トイレが臭かったり汚れていればトイレ掃除をすると綺麗になります。匂いもなくなります。ところが、掃除をしなくても強力な芳香剤を置けば匂いが気にならなくなるかもしれません。

痛み止めの治療は、言ってみれば芳香剤を置いて匂いをごまかしているようなものです。整体院のスタンスとしては、芳香剤を置くのではなく根本的にトイレを綺麗にしましょうというスタンスなのです。

片頭痛のメカニズム

実際の片頭痛の治し方について書く前に、なぜ片頭痛が起こるのか?というメカニズムについて解説します。

頭がガンガン、ズキズキと痛む片頭痛は、仕事が一段落した時、ほっと一息ついたとき、仕事が終わった後、一眠りした後、休日でゆっくり寝た後など、緊張から解放されてリラックスした後に起こることが多いです。

これは緊張から解放されたことで血管が拡張し血流が回復している反応です。

長時間正座をした後に立ち上がると足がビリビリしびれて痛みが出ます。血流が一気に回復する反応により神経を刺激しているのです。片頭痛もまさに同じような現象と考えることができます。

ちなみに、緊張状態の頭が重苦しい状態や鈍痛は「緊張型頭痛」「筋緊張型頭痛」などと分類されます。緊張型頭痛から身体が回復しようとしている反応が片頭痛とも言えます。

片頭痛になった時の対処法

上に書いたようなメカニズムで片頭痛が発生しますので、一般的には片頭痛が起きたときの対処法は冷やすと良いと言われています。冷やすことで拡張した血管が収縮しますから痛みも和らぐというわけです。消炎鎮痛剤を服用することも同じ考えです。

しかし、これらは根本的な解決ではありません。

身体は血流を回復したいのです。その反応として片頭痛が起こっています。つまり片頭痛は身体の回復途上の反応であるということを理解する必要があります。このことを理解するだけでも痛みに対する恐怖が和らぎ、痛みが軽減することもあります。

片頭痛の整体

緊張から解放されるときに血流が改善して片頭痛が起きます。しかし、同じような条件でも片頭痛にならない人もたくさんいるわけです。いったい何が違うのでしょうか?

片頭痛を起こす人は首や肩や頭の筋肉や筋膜が緊張しています。そのために血流が回復するときの刺激で痛みを誘発してしまうのです。

ですから、片頭痛を治すためには首や肩の筋肉や筋膜の緊張が緩んだ状態になれば良いのです。でも単純に緊張している部位を緩めれば良いというわけではありません。

なぜその部位が緊張しなくてはいけないのか、という理由があるのです。理由があって緊張しているわけですので、その理由を考慮した上で全体の調和が取れるように調整していく必要があります。

単に首や肩の筋肉をもみほぐせば良いというものでもないのです。

片頭痛の整体症例

冒頭に書いた片頭痛持ちの看護師さん。現在四回通院しました。

3月の末に初来院。2回目は4月の頭に来院しました。その間、頭痛薬を飲まずに過ごせたそうです。一回だけ少し頭痛がしたけれどだいぶ改善されたと言うことでした。

整体の施術が終わると「とても息がしやすい」と仰います。呼吸がしやすくなるので酸素も行き渡ります。

それから1週間ほど空いて3回目の来院。今度はその間に一回だけ強い頭痛があったとのこと。そこで今回は食事のアドバイスも行いました。

そして10日ほど空いて4回目の来院。その間は頭痛しなかったそうです。食事のアドバイスも実践して早速効果が現れたようです。食事の影響もかなり大きいのです。

片頭痛改善のための食事

頭痛に限らず何かしら身体の痛みを感じている人は、まずは甘いものを徹底的に控えてもらいます。スイーツ類です。皆さん大好きな人が多いです。さらには糖質制限食もお勧めしています。

この看護師さんは栄養に関する専門的な資格もお持ちでしたが、本を貸し出したところ「とても勉強になった」と仰って下さいました。

ちなみに貸し出した本はこちらです。

日本人だからこそ「ご飯」を食べるな 肉・卵・チーズが健康長寿をつくる (講談社+α新書)
日本人だからこそ「ご飯」を食べるな 肉・卵・チーズが健康長寿をつくる (講談社+α新書)

整体の施術と併せてこちらの本の内容を出来る範囲で実践したところ、片頭痛が劇的に改善されました。こんなに薬を飲まないでいられるのは本当に久しぶりのことだそうです。

何でもかんでも整体の手技で治るわけではありません。むしろお手伝いできることはほんのちょっとです。息食動想・環境、それぞれ大切なのです。

この方の次の人もなかなか痛みが取れにくい方でしたので、早速この本を貸し出しました。痛みと食生活が関係することはあまり知られていません。この本にも痛みに関する記述は特にありませんが、実際の臨床経験では非常に関係が深いと感じています。