宮城県仙台市宮城野区のやすらぎの杜整体院です。昨日当院にて第6回多次元操体法ワークショップを開催いたしました。クライアント様6名が参加して下さいました。現在通院中の方を中心にお久しぶりの方もいらっしゃいました。今回は全員女性でした。毎回圧倒的に女性が多いです。だいたい一人か二人男性もいるのですが、今回は男性は私一人で緊張しました(^_^;

骨盤のセルフケア

テーマは「骨盤のセルフケア」ということでしたが、そもそも単なる骨盤を調整するエクササイズや体操をお伝えするつもりはありませんでした。自分の体の感覚を通じて内側からの欲求を表現する、という文章で書くとさっぱり意味が伝わりにくいですが要はそういうことを体で表現していくワークを行いました。

でもいきなりは難しいので、相手との関係性を作ることからスタートしました。

  • 二人組で素敵なところを褒めるワーク
  • 握手のワーク
  • 無我の境地で触れるワーク
  • 無我の境地で触れると体がどう変化するのか
  • 全身の伸展操法
  • 膝倒し操法
  • 手首から全身に連動する操法

等を行いました。

参加者の皆様がとても優しい方ばかりで終始穏やかで良い雰囲気の中でワークショップを進めることが出来ました。骨盤だけを何とかしようとするのではなく、全身の感覚に気づけるほどに骨盤だけでなく骨盤を含めた全身のバランスが調和していきます。

なかなか言葉の説明だけでは難しいところではありますが、私もお伝えしたかった内容を伝えられたので良かったです。最後の方では何名かの方は自発動も出ていました。

操体法と自発動(ラティハン性動作)

操体法を行っていると自発動という不思議な現象が出ることがあります。無意識に体が動き出すのです。自働運動、ラティハン性動作などという言い方もあります。

参加者の中にダンスを通じて表現するアートセラピーを行っている方がいました。音楽を聴きながら体の内側から動きの衝動を感じたときにその衝動をそのまま動きとして表現するセラピーなのだそうです。お話を聞いてそれもまた操体そのものだと思いました。

その方が全身をくねらせて気持ちよさそうに動いているのを見て、周りの方にもその気持ちよさが移ります。そして、「あんな風に動いて表現しても良いんだ」という認識が新たに生まれます。そのような調和した動きを見るだけで動きも移るんです。

自発動もまた参加者の皆さんの間に広まっていきました。過去のワークショップでも毎回一人か二人自発動が出る方がいるのですが、その場にいて自発動を見た人たちはその後の動きの質が変わります。ワークショップ後に通常の整体セッションを受けに来られた方の多くが非常に繊細な動きをするようになります。

「百聞は一見に如かず」と言いますが、ワークショップに参加して無意識領域が変わる人がたくさんいらっしゃいます。

整体と触れる力

このワークショップを通じて伝えたいことはいろいろありますが、中でも「触れる」ということについて伝えたいことがあります。整体や手技療法の先生は、一般的に「治そう」という意識で触れます。そしてクライアントは「治してもらいたい」という意識で触れられます。

どちらの意識も症状を「問題」と捉えています。問題を「何とかしよう」「何とかして欲しい」という見方で見ているのです。

一方多次元操体法では症状を問題と見なしません。治そうともせず、治してもらおうともせず、純粋に無為に触れ、純粋に無為に触れられます。実はこの何でも無いような行為によりとても不思議な現象が起こります。

今回のワークショップでもいろいろな体験をされていました。

  • 体が温かくなる
  • 体が軽くなった
  • 痛みが和らいだ
  • 肩が上がりやすくなった
  • 眠くなった
  • ただ触れられてるだけで気持ちよい

等など。中には涙を流されている方もいらっしゃいました。

脳と神経が安心してリラックスする触れ方、触れられ方があるのです。そのような触れ方、触れられ方を体験して頂きました。それだけでもセラピーとして成り立つほどですが、そのような触れ方と意識状態で操体法の操法を行うとよりよい効果が得られます。

むしろ、それを知らずして形だけ操法を行ったとしても効果は半減してしまいます。なのでワークショップでは前半に意識の在り方や基本的な触れ方について時間を割いてワークを行いました。

後半は実際の操法やセルフケアの実技を行いましたが、前半の内容を踏まえてこそ操法の効果が高まります。技術的なことも細かく言えばたくさんありますが、一般のクライアント様向けのワークショップですので細かい技術よりも大切なことをお伝えさせて頂きました。