手の指の痛みでお困りの方へ。
あなたは手の指の痛みを改善したくていろいろと検索してこのページにたどり着いたことと思います。
手の指の痛みはとてもお辛いことと思います。
日常生活のあらゆる場面で支障が出てきますし、なかなか治らないと不安になります。
「リウマチなのだろうか?」
「ばね指かな?」
「手術が必要になるのかな?」
いろいろと不安な思いも出てくると思います。
手の指の痛みは放置して治る場合もあれば、なかなか治らないこともあります。
なかなか治らないのには原因があります。
このページでは手の指の痛みを根本的に改善するための方法を解説しています。
病院に行ってもなかなか治らない方、不安に感じている方は、ぜひこのページを最後までご覧になってみてください。
目次
手の指の痛みの症状と原因
まず手の指の痛みの原因について解説します。
関節リウマチ
関節リウマチの場合にも手の指の関節が痛みます。
関節リウマチの症状としては、朝起きたときに手の指がこわばって動かしにくかったり、関節部分に痛みや腫れが見られます。
リウマチの症状
関節リウマチの初期症状は、関節の炎症に伴うこわばり、腫れと痛み、発熱などです。病気が進行すると関節の軟骨や骨が破壊され、関節の脱臼や変形などが生じるようになります。さらに関節破壊が進むと、日常生活や家事、仕事に支障が出て介助が必要になるなど、生活をする上での機能障害が進行します。
医学的には免疫システムの異常でなると言われています。
ひどくなると関節の痛みだけでなく骨の変形を引き起こします。
関節だけでなく全身の倦怠感や疲れやすいといった症状が出ることもあります。
膠原病の一種で非常に治りにくい病気として知られています。
血液検査でリウマチかどうかの判断が出来ますので一度病院で検査してもらうことをお薦めします。
代替療法でリウマチが改善するケースもあります。
ストレスケア、食改善等により身体の免疫システムが高まり治った人もいます。
西洋医学で難病と言われている病気でも、生活(生き方)改善により回復に向かうケースもあります。
様々な情報が飛び交っていますので情報の選択には十分な注意が必要ですが、自己の責任で情報を選び試してみる価値はあると考えています。
当院では「リウマチの治療」は出来ませんが、全身の免疫を活性化して自然治癒力を高めるお手伝いをしています。
ばね指
ばね指になると指の曲げ伸ばしがやりにくなります。
曲がったところから伸びなくなったりします。
無理に伸ばすと「パキン」と引っかかりながら急に伸びる現象があります。
ばね指の症状
ばね指とは、指を曲げるときに使う腱の上を覆っている腱鞘に炎症が起こる病気です。
指の付け根に痛みや腫れ、ときに熱感が生じるだけでなく、炎症が広がると腱鞘が分厚くなって腱が引っかかるようになります。すると指を伸ばすときにバネのようにカクンと伸びたり、症状がひどくなると指が曲がったままロックされて伸びなくなったりします。
正式には、肥厚性腱鞘炎といいますが、ばねのように指が弾むのでばね指と言うことが多いです。ちなみに英語でもsnapping fingerといい、直訳そのままです・・・。
ばね指の原因は腱鞘炎です。
腱鞘炎は手首の症状として知られていますが、手の指にも起こるのです。
腱鞘炎を起こす原因としては多くの場合手の使いすぎです。
負荷がかかり過ぎるくらいに酷使してしまっているのです。
負荷を減らして適切なストレッチを行うことでばね指も改善可能です。
手の指の関節のこわばり
リウマチやばね指でなくとも、朝起きたときに手の指がこわばって関節を曲げ伸ばししにくい、という場合にも注意が必要です。
手の指の筋肉が固くなって関節の動きも制限されています。
ばね指のケースと同様に首や肩のこり、腰痛や背部痛なども同時に抱えている人が多いです。
肩こりもなくて指だけこわばるという人は少ないと思います。
腕も手も指もしんどいのです。
このような人は指だけ揉み解したとしても一時的な効果になってしまいます。
上半身全体に血液が行きわたり、手の末端まで循環が良くなると手の指の症状も改善しやすくなります。
指の関節の炎症が原因
リウマチ、ばね指、その他のケースでも共通しているのは手の指の関節に炎症が起こっていることです。
炎症が起こると痛みが出ますから炎症は悪いものであるという認識があります。
医療関係者も一般の人も大半の人がそのように考えています。
しかし、自然治癒の観点から炎症を考えてみます。
炎症とは組織を修復するためのいわば「修復工事」が行われている現象です。
つまり炎症は決して悪いものではないのです。
むしろ炎症が起こることによって体が行おうとしていることを積極的にサポートすると、炎症は徐々に鎮まっていきます。
リウマチと温熱療法
リウマチの痛みも温めると楽になります。
「痛みを取りたければ体を温めなさい」の著者でリウマチや広範囲疼痛外来の医師でもある今野孝彦先生は、湯たんぽなどで積極的に体を温めることでリウマチ痛も自力で改善できると述べています。
原因がよくわからない痛み、薬を飲んでもなかなか改善しない痛みなども基本的に体を温めることで血流が改善して治癒力が活性化していきます。
原因不明の痛みが続いている人の多くは、体が冷えていたり筋肉がこり固まっていたりしています。
冷え対策、コリ対策がとても重要な課題となります。
ばね指とストレッチ
ばね指には痛みの出ない範囲でストレッチが有効です。
指をそらすようにストレッチをします。
ストレッチをして血流を促進させると炎症反応(修復反応)も進みます。
温めるとさらに効果的です。
あまり痛みが強い場合には無理に伸ばしたり温めたりはしないでください。
ストレッチして改善する場合には気持ちよく感じますので気持ちよい範囲内で行います。
指の痛み・ばね指の施術
炎症が鎮まるまでは、なるべく無理な動かし方や負担のかかるような動作を避けます。
ばね指になる人は指の筋肉も凝り固まっています。
そういう人は手の指のみならず、前腕や上腕、そして首や肩のこりも同時に抱えていることがほとんどです。
ばね指の整体と言っても、指だけでなく他の部位も含めて血流が良くなるようにケアしていく必要があります。
ほっといて治る場合もありますが、手を酷使する習慣が変わらないと悪化していきます。
あまり酷くなると手術しないと治らなくなりますので、早めのケアが大切です。
全身のバランスと腕や指のバランスが変わると血流も改善します。
治りやすい環境が整えば身体が自然と治してくれるようになります。
当院の整体では身体が自然に治してくれるためのお手伝いをしています。
多次元操体法
多次元操体法では全身のバランスを整え、それから末端のバランスも整えます。
「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、森も木も見ます。
全体も部分も同様に大事です。
全体のバランスが整うと部分の症状は勝手に良くなってしまうことも多いですが、特に末端の指などの症状は指の関節や筋肉に対する繊細な調整を必要とします。
手の指の整体
手の指の整体も、他の部位も基本的に考え方は同じです。
操体法では快適さ、気持ち良さといった感覚に基づいて施術を進めていきます。
治る刺激は快適な刺激なのです。
多次元操体法では、さらに「圧の封じ込め」「筋膜のテンションの繋がり」を繊細に感じ取りながら施術(セッション)を行います。
指の場合は繊細にミリ単位、場合によってはそれ以下の動きを感じ取りながら調整します。
どれだけ身体からの情報を繊細に読み取れるかが勝負です。
大きい関節の場合に比べてより繊細なアプローチが必要になります。
指の痛みのセルフケア方法
手の指を握りにくいという場合のセルフケア方法を紹介します。
掌開花操法
指の操法の一種です。手の指が握りにくいという場合に有効です。
手を握った状態(にぎりにくい状態ならその位置)から、ゆっくりスローモーションで手のひらを開いていきます。
花が咲く様子の早回し映像がありますが、それをスローモーションで手で再現するイメージです。
スピードは目で見ていてほとんどわからないくらいのスピードでやります。
一ミリ動かすのに何秒もかけるくらいでいいです。
それくらいのスピードでやると手の指の感覚がクリアになります。
そうしたら、手のひらの花が咲くのに対して、咲くのを遮るような形でもう片方の手で包み込みます。
そしてソフトにソフトに補助抵抗をかけます。
抵抗というには優しすぎるくらいの力加減です。
掌の花が咲く動きと、もう一方の手で遮る動きがちょうど釣り合うようにします。
その時にうまく圧が封じ込められた状態、もしくは手の指の筋膜のテンションが繋がった状態が作られると、穏やかな気持ち良さが得られます。
なかなか文章だけでは伝わりにくいかもしれませんが、出来そうな方はぜひお試しください。
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