このページでは片頭痛の症状や特徴とその原因について解説します。
一般的な治療法と整体によるアプローチの違いも説明いたします。

現在片頭痛でお悩みの方は参考にされてみてください。

 

あなたは今、こういったことでお困りではありませんか?

 

  • 朝目が覚めると頭が痛い
  • 夕方になると頭が痛くなる
  • 入浴後に頭がズキズキする
  • ホッと一息ついたときに頭が痛くなる
  • 頭痛薬を飲んでも痛みがなかなか治まらない
  • 片頭痛を根本的に改善したい

改善へと導きます

 

片頭痛の症状と原因

片頭痛の症状と原因

日本国内で片頭痛に悩む人は840万人もいるそうです。

大規模な疫学調査によると、片頭痛の患者さんは15歳以上で全国に840万人、15歳未満を含めると約1000万人います。緊張型頭痛は2400万人とさらに多く、群発頭痛は100万人ぐらいです。合計すると国民4人に1人の割合です。

引用:片頭痛は治る 世界的名医が解き明かす痛みの正体と正しい治療法

中でも片頭痛は強い痛みに悩まされる病気です。
まずは片頭痛の症状と原因について解説します。

症状

心臓の鼓動に合わせて「ズキンズキン」という拍動性の鋭い痛みが頭の片方にあらわれる病気です。
吐き気がしたり実際に嘔吐してしまうこともあります。

片頭痛の発作は月に1回~数回起こります。
一回の発作で数時間から数日間痛みが続き、ひどい場合には毎日薬を飲まないと生活に支障を来します。

頭の片側に痛みが出ることが多いですが、人によっては両側に出たり、痛む側が左右に変動することもあります。

片頭痛は以下のようなときに起こりやすいです。

  • 明け方や目覚めのとき
  • 運動、入浴、飲酒などで血行がよくなったとき
  • 空腹時
  • ホッとしたとき(ストレスから解放されたとき)
  • 季節の変わり目
  • 低気圧の天候時
  • ワイン、チョコレート、チーズなどを食したとき
  • 月経や排卵の前
  • グルタミン酸ナトリウムを多く含む食品を摂ったとき
  • 風邪を引いたとき
  • 明るい光や騒音のある環境、香水の匂い
  • 寝過ぎや寝不足のとき
  • 生活のリズムが乱れたとき

等など

「出典:お医者さんにも読ませたい片頭痛の治し方より」

原因

原因は様々で、強い光や大きな音で頭痛の発作が起こることもあります。
運動したり入浴した後に血流が良くなって痛みが出ることもあります。

片頭痛の原因にはいくつかの説がありますが
体質によって頭痛を起こす人とそうでない人がいます。
しかしその違いについては明らかになっていません。

血流が回復するときの痛み

片頭痛の拍動性の強い痛みは血流が回復するときに起こると考えられています。

まず、ストレスを感じたときに筋肉が緊張して血管が収縮します。
その後ストレスから解放されてリラックスしたり、入浴などで体が温められたときなどに血管が拡張し、血液が勢いよく流れるようになります。

その時に発生する炎症性物質(プロスタグランジン)の影響で強い痛みが生じると考えられています。

ミトコンドリアの代謝障害

マグネシウムやビタミンB2をしっかりと摂取すると片頭痛が改善されることから、「ミトコンドリアの代謝障害が片頭痛の発症に関係している」という説があります。

ミトコンドリアは細胞の中に存在する小さな器官です。
酸素と栄養を取り込み生命活動に必要なエネルギーを生み出しています。

ミトコンドリアの数が少なく活力が低いと生命力が低下してしまうのです。
片頭痛もミトコンドリアが弱ることで起きる病気なのです。

活性酸素の影響

活性酸素が片頭痛の原因になるという説があります。
さらにその原因としてはストレスと考えられています。

人間はストレスを受けるとアドレナリンというホルモンを分泌します。
アドレナリンが出ると血液は心臓、肝臓、筋肉などに集中し脳への血流が低下します。

脳細胞の血液が不足すると細胞内のミトコンドリアでつくられるエネルギー発生物質(ATP)も減少します。

その後ストレスから解放されたときに、一気に脳血管への血流が再開します。
同時に機能停止状態になっていたミトコンドリアも急速に機能を回復させますが、このときに過剰な活性酸素も発生させてしまうのです。

遊離脂肪酸の影響

精神的なストレスを受けてアドレナリンが分泌されると、体脂肪から遊離脂肪酸が生成され血液を介して全身に送られます。

通常、体脂肪の分解は空腹時のエネルギー不足の補填のために行なわれますが、ストレスからアドレナリンが分泌して遊離脂肪酸が生成された場合にはエネルギーとして使われることはほとんどありません。

そのためにその後ストレスから解放されたときに血液中の遊離脂肪酸の濃度が高い状態になってしまいます。

そして遊離脂肪酸は血小板の凝縮を促進したり、脳血管壁を傷つけたりするので、これが片頭痛の原因となる活性酸素を発生させる要因となってしまうのです。

日々の食生活習慣により、植物油(リノール酸)やトランス脂肪酸を摂り過ぎていると、体内での脂質代謝が十分に行なわれずに血液中の遊離脂肪酸の濃度が高くなることがわかっています。

一般的な治療法

一般的な片頭痛の治療法としては痛み止めの薬を服用します。
また症状を抑える薬以外に、頭痛を起きにくくする予防のための薬もあります。

片頭痛の治療は、症状が軽い場合は鎮痛作用のあるアセトアミノフェンや非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)が用いられますが、治療薬の中心はトリプタンの飲み薬です。

片頭痛のおもな原因は、先に述べたようにCGRPの過剰放出ですが、トリプタンにはこれを抑制する作用があり、服用すると約30分で効果が現れます。吐き気が強くて内服できない場合は、点鼻薬や自己注射薬が用いられます。

また、頭痛を起きにくくする予防薬もあります。これは、片頭痛の頻度が多くて日常生活に支障がある場合に、片頭痛が起きる日数や回数を半分以下に抑えることを目標に用いられます。

引用:女性に多い片頭痛。適切な治療で改善しよう|オムロンヘルスケア

片頭痛の根本療法とは

片頭痛の根本療法とは

同じような状況にあっても片頭痛が起こりやすい人とそうでない人がいます。

その違いについてははっきりとは解明されていないのですが、分子化学療法研究所代表で「お医者さんにも読ませたい片頭痛の治し方」の著者である後藤日出夫氏は次の3つの体質改善の対策を行なうことで、薬を使わずに片頭痛に悩む患者さんを救っています。

  1. 脳内セロトニンを増やす
  2. 細胞内のミトコンドリア活性を高める
  3. 酸化ストレス・炎症体質を治す

当院の考え方(操体法の哲学)は息食動想の4つの自己責任行動を整えることで自然治癒力を高めていくというものです。

日々の習慣を変えることで体質を変え、自然治癒力を高めることは根本改善のために必要ですが、具体的な方法がわからない人がほとんどだと思います。

次に具体的な方法について紹介します。

栄養面のアプローチ

1.脳内セロトニンを増やす方法

脳内伝達物質の一種であるセロトニンは、イライラや興奮を鎮める働きがあります。

片頭痛の人はセロトニンの欠乏が見られます。
セロトニンの量が少ないほど、片頭痛を発症しやすくなります。

脳内のセロトニンを増やすためには、セロトニンの原料となるトリプトファンの摂り方がポイントになります。
しかし、単にトリプトファンを多量に摂取すればよいわけではなく、それ以外のアミノ酸とのバランスが重要になります。

  • トリプトファンの摂取を増やす(肉・魚・豆類・乳製品など)
  • ビタミンB3(ナイアシン)をしっかり摂取する
  • ビタミンB6、マグネシウム、亜鉛の摂取

ナイアシンもトリプトファンが原料ですが、ナイアシンはセロトニンよりも優先的に合成されます。
つまりナイアシンが不足しているとセロトニンの合成は後回しにされてしまうのです。
だからナイアシンも食事から十分に摂取する必要があります。

また、セロトニンはトリプトファンを原料として、ビタミンB6、マグネシウム、亜鉛などを補酵素として合成されるのでこれらのビタミンやミネラルもしっかり補給する必要があります。

2.ミトコンドリア活性を高める方法

ミトコンドリアを増やす方法としては以下の三つがあります。

  1. 食事からの摂取カロリーを制限
  2. 体を冷やす
  3. 運動をする

充分に栄養が供給され、快適な状態だと危機がないのでミトコンドリアは現状維持されます。
しかし上記の三つの方法は、ミトコンドリアに「危機」を与えることになります。

するとミトコンドリアは生き延びるために数を増やそうとするのです。

きちんと空腹感を感じてから食事をしたり、短時間冷水シャワーを浴びたり、適藤な運動をすることでミトコンドリアを活性化することが出来るのです。

3.酸化ストレス・炎症体質を治す方法

片頭痛の人に共通した体質が「酸化ストレス・炎症体質」です。
この体質を改善するために大切なことは食用油を選ぶことです。

良い油を積極的に摂取して悪い油をできるだけ摂らないことです。

良い油
  • しそ油
  • 亜麻仁油
  • エクストラバージンオリーブ油
  • 低温圧搾で作られたごま油やなたね油

等など。

悪い油
  • 市販されているサラダ油
  • マーガリン
  • ショートニング
  • サラダ油を原料とするマヨネーズやドレッシング

油の選択は体質改善にとって非常に重要ですが、一般的にあまり知られていないことも多いです。
普及している料理用の油や卓上調味料に使われている油のほとんどは炎症を強めてしまいます。

元々は体に必要な油なのですが、現代人は摂りすぎになっているようです。
このページでは詳しく解説しませんが、「植物油 炎症」などで検索するといろいろ情報が出てきますよ。

整体のアプローチ

片頭痛に対する整体のアプローチは主に以下の三つを心がけて施術します。

  1. 脳と神経の緊張を緩める
  2. 全身のバランスを整える
  3. 首の緊張を緩める

ストレスが緩和されるように脳と神経の緊張を緩める施術を行います。
そして体の緊張も緩めていきます。

特に頭痛の施術は首の筋肉の緊張を緩めることが大切ですが、そのためには頭が脊柱に対してちょうど良いバランスで乗っかっていることが必要です。

首だけでなく全身のバランスが調和するように施術を行います。
詳しい施術内容は下記関連ページをご参照下さい。

【関連ページ】

頭痛

緊張型頭痛

【画像入り】頭痛改善ストレッチ

まとめ

最後にこのページの内容をまとめます。

  • 片頭痛患者は国内に840万人もいる。
  • 症状はズキズキする拍動性の頭痛がある
  • 原因はいろいろある
  • 血流が改善するときの痛みである
  • 根本改善のためには栄養面のアプローチが有効である
  • 脳内セロトニンを増やす
  • 細胞のミトコンドリア活性を高める
  • 炎症体質を改善する
  • 整体で心身の緊張を解放する

当院では身体のバランスの調整以外に、食改善や運動療法も含めた生活改善指導を併用し、片頭痛の根本改善のお手伝いをしています。

 

【参考文献】

お医者さんにも読ませたい片頭痛の治し方
後藤日出夫著 健康ジャーナル社