施術方針

当院の理念

私は治せないし 治しません

答えはあなたの内にあります

どうしたらよいか 体に訊いて教えてもらいます

痛いところはそっとしておきます

心と体の歪みを斉(ととの)え あとは自然にお任せします

理念の解説 

2010年のある晩、施術について深く考えていたとき、上の文章が心に浮かびました。

それはまるで、自分の外側から「このように書きなさい」と伝えられるような感覚でした。

そのメッセージを、筆ペンで紙に書き留め、今も施術室に掲げています。

拙い字ではありますが、この理念には、当院の施術に対する核心的な想いが込められています。

「回復」はあなたの身体の中で起こる自然なプロセス

回復とは、外から「与えるもの」ではありません。

それは、あなた自身の自律神経系・内分泌系・免疫系の連携によって生じる、極めて複雑で繊細な生理的プロセスです。

たとえば、副交感神経の優位化による筋緊張の緩和、末梢血管の拡張による血流改善、ホルモンバランスの調整、さらには体温の安定化や免疫応答の正常化など――

こうした反応は意識的に操作することはできませんが、身体の内側では常に適応的に働いています。

私たち施術者は、その生理的プロセスが円滑に働くよう外的環境(体の歪み・緊張・循環不全など)を整える支援者であり、治癒そのものを起こしているわけではありません。

対症療法と根本的アプローチの違い

医療機関では、症状に対する「対症療法」が主流です。

たとえば痛み止めや抗炎症薬の投与は、今ある苦痛を和らげるためには有効です。

しかし、それは多くの場合「原因」にはアプローチしていません。

慢性疾患の80~90%以上は、生活習慣(栄養、睡眠、姿勢、ストレス、運動不足など)と密接に関係しています。

つまり、根本から健康を回復させるには、「今の生き方」に目を向ける必要があります。

生活を見直すことなく、施術や薬だけに依存しても、再発をくり返すか、あるいは症状がかえって慢性化するケースも少なくありません。

当院では、身体の一時的な不快感を抑えるのではなく、自然治癒力が自律的に働ける土台を整えることを目的としています。

そして、それにはご本人の「根本的に変わろうとする意志」こそが最も重要な鍵となります。

身体との対話:内なる叡智へのアクセス

「どのような施術をされるのですか?」というご質問をいただくことがあります。

当院の施術は、筋骨格系や自律神経系に対し、必要最小限かつ適切な刺激を加えることで、全身の調和を促す方法です。

とくに重視しているのは「身体の声」を聴くこと。

無理な力を使わず、丁寧に身体と対話することで、自然と体が望む方向性が見えてきます。

現代人の多くは、思考過多や情報過多により、自分の身体感覚に対する感度を失いがちです。

しかし本来、私たちの体には高度なセンサーシステムが備わっており、それは「内なる叡智」とも言える直感的な反応を持っています。

そのセンサーに働きかけることによって、体は本来の自己調整力を取り戻し、穏やかに、しかし確実に変化していきます。

私の使命 〜自然治癒力への導き手として〜

昔、小林正観さんの本の中に「自分の名前の中に、使命が隠れていることがある」という言葉がありました。

興味を持った私は、自分の名前をじっくり眺め、ひらがなに直して並べ替えてみたのです。

私の名前は「上川名 修(かみかわな おさむ)」。

そこから浮かび上がってきたのが、

「わがかみ なおさむ」= 我が神 治さむ

――つまり、「自分の中にある神(=内なる力)が、自分を治してくれる」という意味でした。

これはまさに自然治癒力のこと。

人が本来持っている「治る力」が、私たちの体の中に確かに存在しているということを表しています。

私の使命は、この素晴らしい自然治癒力を一人でも多くの方に伝え、引き出すお手伝いをすること。

そして、健康で幸せに生きるための道をともに歩むことだと感じています。

なぜ、人は治るのか?

現代医学の多くは、症状を緩和させる「対症療法」が中心です。

もちろん、急性の症状や命に関わる場面ではとても重要な役割を果たします。

しかし、「なぜその症状が起きたのか」「なぜ人は病気になるのか」「なぜ治るのか」という問いに対しては、必ずしも答えがあるわけではありません。

私自身、この問いを長年追求し続けてきました。

その中でたどり着いたのが、「自然治癒力の発動には、その人自身の生き方が深く関わっている」ということです。

人の健康は、「息・食・動・想」、すなわち呼吸・食事・身体の動き・心の在り方、そしてそれを取り巻く環境によって支えられています。

病気の原因は、こうした日々の営みの中に潜んでいます。

逆に言えば、そこにこそ治癒の鍵があるのです。

特別な治療法よりも、大切なこと

最近では「ゴッドハンド」などと呼ばれる特別な技術や治療法が注目されがちですが、本当に大切なのはそこではありません。

あなた自身の中にある「内なる神=自然治癒力」に目を向けること。

それを妨げている生活習慣や思考の癖に気づき、少しずつでも変えていくことです。

私の整体では、そうした内なる力が自然と働きはじめるよう、身体を整え、心を落ち着かせるお手伝いをしています。

答えはすべて、あなたの中にあります。

自分の体と心の声に耳を傾け、丁寧に日々を過ごすことで、自然と回復の道はひらかれていきます。

心・体・魂の調和を取り戻す整体

心体魂の調和

当院では、一般的な整体の枠を超え、「心・体・魂」に働きかける施術を行っています。

機械的な身体操作ではなく、人間というスピリチュアルで多次元的な存在に対して、全体性(ホリスティック)を大切にしたアプローチをしています。

人は単なる物理的な存在ではなく、感情や思考、魂といった目に見えないエネルギー領域も含めた複雑な存在です。

そのため、痛みや不調を単に「構造の歪み」として捉えるのではなく、その背景にある深い原因に目を向けることが、真の癒しには必要だと考えています。

私はこれまで、心理学・潜在意識・心身相関・願望実現・宇宙の法則などを学び、心と体と魂のつながりについて深く探求してきました。

そして辿り着いたのが、目に見える症状の裏にある“魂からのメッセージ”を受け取り、自然治癒力が本来の力を発揮できるように導く整体です。

心の調和:感情と神経の解放

「心身一如」という言葉があるように、心と体は深くつながっています。

体の緊張を観察することで、その人の感情や思考のクセが見えてきます。

そして逆に、体がゆるむことで心にも変化が生まれるのです。

当院の整体は、脳と神経の深いリラックスを促し、無意識に押し殺してきた感情のエネルギーを穏やかに解放します。

中には施術中に涙を流される方も少なくありません。

感情や神経の緊張がゆるみ、心と体がひとつに整うと、生きることそのものがとても楽に感じられるようになります。

身体の調和:重力との調和

私たちはこの三次元世界で肉体を持って生きており、重力とのバランスを取りながら生活しています。

そのため、姿勢や構造のバランスの乱れは、日常動作の中で大きな負担となり、疲労や痛みの原因になります。

肩こり・腰痛・頭痛といった慢性症状は、多くの場合、こうした身体の不調和から生まれています

当院では、筋肉・筋膜・骨格などの構造面のバランスを丁寧に整えるとともに、それを引き起こす内面的な緊張や習慣にもアプローチしていきます。

他の整体院と異なるのは、表面的な「矯正」ではなく、心・体・魂のつながりを踏まえた、深い調和を目指している点です。

魂の調和:本来の自分を生きる

人は誰しも、生まれる前に自らが設定した「魂の目的」を持ってこの世にやってくると言われています。

ただしその目的は、あえて記憶から消して生まれてくるため、人生の中で「思い出す」必要があります。

そして、魂の目的に沿った生き方ができていないとき、体の不調や心の苦しみとしてメッセージが現れることがあります。

今、あなたが不調や停滞感を感じているとしたら、それは「本来の自分を思い出して」という、魂からの優しいサインかもしれません。

魂の目的に沿って生きること――

それは「本来の自分を生きる」ということです。

本来の自分を生きることで、人は内側から輝きはじめます。

そして、その存在そのものが、周囲に癒しと貢献を与えるようになります。

あなたの魂が、何を伝えようとしているのか?

当院では、ただ不調を取り除くことを目的とするのではなく、

症状の背後にある「あなたの魂の声」に耳を傾ける時間を大切にしています。

「今のあなたにとって、必要な気づきとは何か?」

「その不調は、どんな生き方の見直しを促しているのか?」

一人ひとりの内側に寄り添いながら、心・体・魂の調和が戻っていくプロセスを丁寧にサポートしてまいります。

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