このページでは緊張型頭痛の症状と分類について解説します。
検査をしても原因がはっきりしない頭痛でお悩みの方は参考にされてみてください。

あなたは今、こういったことでお困りではありませんか?

 

  • 頭がズーンと重い感じがする
  • 肩から首にかけて強いコリを感じて頭も痛い
  • 精神的なストレスも強く頭痛もする
  • 年中頭が重く鈍痛がする

 

改善へと導きます

緊張型頭痛の症状

緊張型頭痛の症状

緊張型頭痛はもっとも多いタイプの頭痛で日本で2000万人以上いると言われています。
MRIなどの画像検査や血液検査をしてもとくに異常は見つかりません。

なかなか治らずにドクターショッピングを繰り返す人や、治らないものだとあきらめてしまっている人もいます。
緊張型頭痛には何らかの背景要因が存在していますので、その背景要因を知り正しい対策を知ることが大切です。

まずはじめに緊張型頭痛の症状と原因について説明します。

症状

緊張型頭痛には以下の三つの特徴があります。

  1. ズーンとした同じ強さの痛みがずっと続く
  2. 頭の両側に痛みが出て、痛みに左右差はない
  3. 痛みが一定時間持続する

それぞれについて解説します。

1.均一性の痛みを示す

均一性の痛みとは、同じ強さの痛みが続くことです。
片頭痛のようにズキンズキンとした拍動性の痛みとは異なります。
また片頭痛は時間の経過と共に痛みの強弱がありますが、緊張型頭痛では均一の痛みが続きます。

2.頭の両側に痛みが出る

片頭痛では頭の片側に痛みが出ることが多く、両側が痛む場合でも痛みに左右差があります。
緊張型頭痛は頭の両側に痛みがあり痛みの左右差もありません。

3.痛みが一定時間持続する

発作性の頭痛の代表である片頭痛では、「頭痛が起こりそうな前ぶれがあり、その後ズキズキとした痛みが出てきて、その後楽になった」という時間の経過とともに痛みが変化します。

一方緊張型頭痛では同じような調子で痛みが数時間持続したり、あるいは絶え間なく続くこともあります。

緊張型頭痛の3つのタイプ

緊張型頭痛には以下の3つのタイプがあります。

  1. 肩こりタイプ
  2. ストレスタイプ
  3. 片頭痛タイプ

それぞれのタイプについて解説します。

1.肩こりタイプ

首や肩のこりが原因で頭痛を訴えているタイプです。
僧帽筋、頭板状筋などの筋肉がこり固まっています。

スポーツや重労働などによる筋肉痛は時間の経過と共に痛みが和らぎます。
しかし、慢性の首こりや肩こりは時間が経ってもなかなか楽になることはありません

これは筋肉がずっと収縮した状態になってしまっているからです。

首を回したり倒したりしたときに左右で角度や動きに差があります。
また首や肩の筋肉の太さに左右差が見られることもあります。

首や肩のマッサージを受けると一時的に血流が改善し筋肉も柔らかくなるので楽になりますが、すぐにまた戻ってしまうことが多いです。

根本改善のためには首や肩の部分的なマッサージよりも、全身の姿勢バランスを整え、首や肩にかかる負担をなくすことが必要です。

2.ストレスタイプ

精神的なストレスが深く関係しているタイプの頭痛です。
かつては「心因性頭痛」や「ストレス頭痛」と呼ばれていましたが、新しい頭痛分類により緊張型頭痛という名称に統一されました。
このタイプの頭痛は首や肩のこりは伴いません。

比較的頭痛の程度が軽いことが多いのも特徴です。
ストレスを感じたときや考え事に集中したときに頭痛を感じたことがある人もいると思います。

脳は実際に痛みを感じる部位の他に、不快な感情を感じる部位の刺激も合わせて痛みを感じることがあります。
つまり嫌な感情があるときに痛みを強く感じたりするわけです。

精神的ストレスにより、脳内の痛みを感知するシステムになんらかの変調が生じて頭痛がすると考えられています。

3.片頭痛タイプ

「変容型片頭痛」や「慢性片頭痛」とも呼ばれます。
若い頃からの片頭痛が加齢や投薬の影響で変化して、緊張型頭痛と区別がつきにくくなっている状態です。

元々片頭痛があり、薬を飲んで対処するうちにだんだん薬が効きにくくなったり、頭痛の頻度が増えて毎日痛みが出るようになってしまったようなタイプです。

変容型片頭痛と緊張型頭痛の境目ははっきりせず区別をするのが難しいようです。
そのためどちらの診断を受ける可能性もあります。

片頭痛は痛みの出方などにはっきりした特徴があります。

片頭痛の特徴的な症状

  • 頭痛は発作的に時々出現する
  • 多くの場合片側の痛みが目立つ
  • 痛みは脈に合わせて拍動性である

このような片頭痛が緊張型頭痛のようになってくることがあるのです。
これが片頭痛タイプの緊張型頭痛です。

片頭痛の薬を多用しているとこうした変化が表れやすくなることもあります。
このような場合を「薬物乱用頭痛」と呼ぶこともあります。

片頭痛タイプの緊張型頭痛は、

  • ズーンとした同じ強さの痛みがずっと続く
  • 頭の両側に痛みが出て、痛みに左右差はない
  • 痛みが一定時間持続する

という特徴だけみれば緊張型頭痛の診断基準に当てはまっています。
しかし、片頭痛タイプの緊張型頭痛は痛みの強弱の波を感じるという特徴があります。

一般的な治療法

緊張型頭痛の一般的な治療法は消炎鎮痛剤による痛み止め治療が行なわれます。
市販の痛み止めが効かない場合には、片頭痛である可能性があります。

頭痛薬を飲み過ぎると徐々に効きにくくなることもあります。(薬物乱用頭痛)

行動療法や精神療法が行なわれることもあります。

  • 痛み止め

  • 行動療法と精神療法

  • 慢性緊張型頭痛には、特定の片頭痛の治療薬

軽度から中等度の緊張型頭痛は、ほとんどの場合、アスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフェン( 市販薬および 非オピオイド鎮痛薬 : 非ステロイド系抗炎症薬)など、市販薬の痛み止め(鎮痛薬)で痛みを軽減することができます。痛む場所をマッサージすると痛みの軽減に役立つことがあります。ほとんどの人は、軽度から中等度の反復性頭痛では、医療機関を受診しません。

市販の鎮痛薬で効果がなく、頭痛が重度の場合は、おそらく緊張型頭痛ではなく、片頭痛である可能性があります。

一部の頭痛薬にはカフェインが含まれていますが、カフェインを摂取することによって鎮痛効果が得られることもあります。しかし、鎮痛薬やカフェイン(頭痛薬やカフェイン入り飲料)、トリプタン系薬剤、オピオイドを使用しすぎると、頭痛が毎日起こるようになることがあります。このような頭痛は薬物乱用頭痛と呼ばれ、朝起きたときに発生することがあります。

頭痛の治療薬を突然中止したときに、頭痛が悪化したり発生したりすることもあります。そのため、薬剤を変更する際は主治医とよく相談し、可能な限り行動療法や精神療法を用いる必要があります。

引用:緊張型頭痛|MSDマニュアル家庭版

緊張型頭痛の根本改善のための対策

緊張型頭痛の根本改善のための対策

次に当院の考える緊張型頭痛の根本改善の為の対策をお伝えいたします。

上に説明したどのタイプも心身の緊張があるということが共通しています。
筋肉の緊張や精神的な緊張により自律神経のバランスが乱れていると考えます。

そこで当院では脳と神経が深くリラックスするアプローチを行なっています。
緊張した状態の体に施術をしても深い効果を得ることは難しいと思っています。

心も体も安心してホッとしたときに、脳と神経に回復のスイッチが入ります。

そんなスイッチを入れるお手伝いをしています。

整体によるアプローチ

整体のアプローチの解説をしますね。

首と肩の筋肉の緊張を緩める

肩こりタイプの緊張型頭痛は首や肩のこりが原因となっていますので、首こりや肩こりが改善する施術を行います。

直接首や肩にアプローチするのではなく、首こりや肩こりの原因となっている姿勢のバランスを整えます。
足や下半身のバランス調整で首や肩も楽になるのです。

なぜなら、全身のバランスが調和すると立ち姿勢や座り姿勢が安定するからです。
つまり楽に良い姿勢を保てるようになります。

ちなみに当院の考える良い姿勢とは、いわゆる「胸を張った気をつけ姿勢」ではありません。

良い姿勢とは最小限の力で頭の重さを支えられる姿勢です。
骨盤の上に脊柱と頭がうまく乗っかっている状態です。

このような状態になると首や肩の筋肉の緊張は自然と緩むのです。

心の緊張を緩める

ストレスタイプの緊張型頭痛の人はそれほど首や肩の筋肉はこっていません。

脳がストレスを感じて痛みを感じやすくなっているので、脳が安心する施術を行います。
皮膚や神経に対して繊細な刺激を施します。

脳や神経がリラックスする施術により、内側から緊張が解放されていきます。

また、ストレスを減らしたり心の安定を保つ方法を各種お伝えしています。

体質改善

片頭痛タイプの緊張型頭痛の方に対しては上記の施術に加えて体質改善のための方法をお伝えしています。

具体的には、

  1. 脳内セロトニンを増やす
  2. 細胞内のミトコンドリア活性を高める
  3. 酸化ストレス・炎症体質を治す

の3つの体質改善を行ないます。

下記の片頭痛のページでも詳しく解説しています。

片頭痛

 

【参考文献】

頭痛をスッキリ治す本
寺本純著 講談社

【関連ページ】

頭痛

【画像入り】頭痛改善ストレッチ