EFTセッションの手順とやり方を解説します
EFTについて興味を持たれる方はとても多いです。
「カウンセリングとはどう違うの?
「ツボを軽くたたくだけで悩みが解決するなんて信じられない。」
そのような質問や疑問をお持ちの方もたくさんいらっしゃることと思います。
セルフケアで行なうときも基本的には同じ流れですのでやり方の参考にされてみてください。
まず最初にEFT-Japan代表ブレンダさんによるタッピング手順を解説した動画をご紹介します。
それでは次に、当院での実際のセッションの流れを紹介しましょう。
EFTセッションの手順
セッションの手順と流れを解説します。
1.ヒアリング
↓↓↓
2.感情スケール
↓↓↓
3.セットアップ
↓↓↓
4.タッピング
↓↓↓
5.深呼吸
↓↓↓
6.水分補給
↓↓↓
7.感情スケール再評価
セッションは大まかに上記のような流れになっています。
それではそれぞれの内容について詳しく解説します。
1.ヒアリング
お悩みの状況についてお話を伺います。
話したくないことは話す必要はありません。
お話できる範囲で結構です。
EFTの優れた点は、苦しまなくても感情を解放できることです。
一部の心理療法などでは思い出したくないことを無理に思い出したり、つらい思いをして過去のことを振り返ったり言葉に出したりするようですが、EFTセッションではその必要はありません。
クライアントさんが安心してセッションを受けられることを最優先します。
当院のセッションでは主に次の4つのポイントを意識しながらお話を伺います。
ポイント1 現在抱えている問題は?
現在問題と感じている事柄についてお話を伺います。
現在のことでも過去のことでも構いません。
具体的にお話いただいたほうが効果的ですが、無理のない範囲で結構です。
ポイント2 その問題についてあなたは現在どのように感じているか?
その問題について考えたときに、今現在のあなたがどのようなネガティブな感情を抱いているのか確認します。
感情の種類は一つとは限りません。
怒り 恐怖 不安 罪悪感 失望 悲しみ 嫉妬 悔しさ・・・
いろいろな感情が混ざっているかもしれません。
現在のあなたがどのような感情を感じているのか確認します。
そしたらその中でも一番強い感情を数値化します。
(詳しくは流れ2で解説します)
ポイント3 今後あなたはどのような状況を望むのか?
その問題の解決も含めて、あなたが今後どのような状況を望むのかお聴きします。
ここで大切な点が、あなた自身がどう変化したいのか?ということです。
問題の内容に他の誰かが絡んでいる場合に、その相手が変わってくれることを望んでも効果的ではありません。
引き寄せの法則では、自分の波動を変化させることで望む現実を創造します。
相手の波動を変えようとするのは難しいことですし、たいていの場合うまくいきませんから自分の波動はネガティブになり、より望ましくない現実を引き寄せてしまいます。
EFTのセッションは引き寄せの法則の理解に基づいて行なわれます。
クライアントさんの状況に応じて引き寄せの法則について解説することもあります。
しかし、あまりにつらい現実に直面していて、引き寄せの法則の考えを受け入れがたい場合もあります。
望ましくない現実を自分で引き寄せていると言われても、多くの場合はそんなこと認めたくもありません。
望んでいても望まなくても、意識を向けるだけで波動が同調します。
そのまま関心を向け続ければ現実化します。
嫌なことを考えていると嫌なことを引き寄せます。
楽しいことを考えていると楽しいことが起こります。
とはいっても、頭で理解してもなかなか思考の切り替えが難しかったりしますよね。
そんなときに無理なく思考と感情の波動を転換させるのに便利なツールがEFTなのです。
ポイント4 望む状況が実現したらどんな気分になるか?
望む状況が得られたときを想像してみましょう。
そのときあなたはどんな気分がするでしょうか?
元来のEFTはネガティブな感情を解放するツールでした。
それはそれで素晴らしいツールなのですが、EFT-JAPANで普及している方法は引き寄せの法則を活用しながら、ネガティブな感情を解放し望む現実を創造するためのツールとして改良され、年々進化しています。
ポイント3とポイント4を明確にすることは、望みを引き寄せるために大切なステップなのです。
2.感情のスケールの評価
流れ1のポイント2で確認したネガティブな感情を10段階の数値で評価します。
例えば怒りの感情が確認できたとして、最高に激怒している感情を「10」、まったく怒っていない状態を「0」として、現在どれくらいの怒りなのかを数値で確認します。
タッピング後の効果を確認するために大切なステップです。
数値化には絶対的な基準があるわけではないので、あなたの感じるままに自由に数値で表現してください。
(よくわからない場合は何となくでも結構です)
3.セットアップフレーズの作成
EFTセッションが上手くいくかどうかのカギを握っているのが、このセットアップです。
流れ1のヒアリングでお聴きした内容に基づいて、感情を解放し、望む状況を引き寄せるためのセットアップフレーズを作成します。
セラピストがセットアップフレーズを作成し、クライアントが復唱して唱えます。クライアントさんはセラピストが唱えるのに引き続いてオウム返しで同じように唱えていただきます。
セットアップ時には、「胸の圧痛点」をさする(揉む)、もしくは手の「空手チョップポイント」と呼ばれるポイントをタッピングしながら、セットアップフレーズという言葉を唱えます。
適切なセットアップフレーズを唱えることで、感情の解放がスムーズになります。セッションが上手くいかないときはまずはセットアップフレーズが不適切ではないか確認します。
適切なセットアップを作れるかどうかがセッション成功のカギです。
4.タッピング
リマインダーフレーズとよばれる感情を表現する様々な言葉を唱えながら、決められたタッピングポイント(ツボ)を順番にタッピングしていきます。
最初にネガティブなリマインダーフレーズを唱えながら、各タッピングポイントをタッピングします。ネガティブなリマインダーフレーズで2周タッピングしたら、今度はポジティブなフレーズを唱えながら2周タッピングします。
(必ず2周ずつしなければならないわけではありませんが、ネガティブとポジティブのラウンド数は同じ回数にします。)
5.深呼吸
タッピングが終わったら、大きく2回深呼吸します。
6.水分補給
深呼吸の後に十分に水分を補給します。
EFTセッションを行なうことで体内のエネルギーが変化し、脱水気味になることがありますので、必ず水分を補給しながら行ないます。
7.感情スケールの再評価
タッピングを行なう前と比べて、ネガティブな感情の数値がどのように変化しているか確認します。
多くの場合は感情のレベルが変化するでしょう。
ネガティブな感情がゼロになっていない場合は、新たなセットアップフレーズを作成します。
ネガティブな感情が残っている場合や、変化しない場合、別の種類の感情が出てくる場合などもあります。それらのケースに合わせてより具体的に適切なセットアップフレーズを作成します。
8.新しいセットアップフレーズ作成
セットアップフレーズはより具体的に作成するほうが、セッションの効果も高まります。
以降は同じ手順の繰り返しになります。ネガティブな感情がゼロになることを目標にしてセッションをくり返します。
クライエントさんが疲れない範囲で、無理しないペースで行なうことが大切です。
【関連ページ】