不整脈とは、心臓が正常なリズムで収縮しないことによって、心拍数やリズムに異常が生じる病気です。
心拍数が速くなる「頻脈」と、心拍数が遅くなる「徐脈」、または不規則な「心房細動」などがあります。
心臓病や高血圧、心筋症などの病気や、ストレス、過労、睡眠不足などの生活習慣の影響によって引き起こされることがあります。
当院では、不整脈の改善に特化した整体療法を提供しています。
自然療法「操体法」で心身のバランスの回復のお手伝いをいたします。
不快感や痛みのない施術を行っております。
不整脈の改善に向け、まずはカウンセリングを行いあなたに合わせた施術を提供しています。
このページでは不整脈の解説や、当院の整体方法について解説しています。
改善の参考になれば幸いです。
不整脈とは?症状や原因、治療法について解説
症状
不整脈とは、心臓のリズムが異常になる病気のことです。
通常、心臓は一定のリズムで拍動していますが、不整脈が起こるとそのリズムが乱れます。
不整脈には多種多様な種類があり、症状も人によって異なります。
主な症状としては、息切れ、めまい、胸の痛み、動悸、失神などがあります。
期外収縮は通常、不整脈の一種として扱われますが、多くの場合、心臓に深刻な問題を引き起こすことはありません。
一般的には、期外収縮は無害であり、健康な人々でも時々見られます。
ただし、期外収縮が非常に頻繁であったり、他の心臓の問題と関連していたり、症状を引き起こしたりする場合、医療が必要となることがあります。
原因
不整脈の原因には、心臓に直接的な病気や障害、ストレスや不規則な生活習慣、アルコールや喫煙、過剰な摂取などがあります。
また、高血圧や糖尿病、肥満などの生活習慣病が引き金となることもあります。
現代医学による治療法
不整脈の治療法は、原因や症状によって異なります。
薬物療法には、心臓のリズムを整える薬があります。
また、心臓の中で不整脈の原因となっている場所を焼灼または冷凍凝固を行うカテーテル治療が行われることもあります。
一方、生活習慣を改善することで不整脈を予防することも重要です。
禁煙、アルコールの摂取制限、適度な運動、ストレスの軽減などが有効です。
自宅で出来る不整脈の自己チェック法
不整脈は、心臓のリズムが正常ではなくなり、異常な鼓動や不規則な鼓動を引き起こす症状です。
自己チェックをすることで、不整脈の症状に気づき、早期発見につながることがあります。
以下に、自宅でできる不整脈の自己チェック方法を紹介します。
1.自分の脈拍を確認する
自分の脈拍を手で触って、鼓動の強さやリズムを確認することができます。
手の親指と人差し指を使って、手首の内側にある動脈の脈拍を数えます。
脈拍が不規則であったり、異常な速さであったりする場合、不整脈の可能性があります。
2.心拍数を計測する
自宅で簡単に心拍数を計測することができます。
心拍数を計測するには、まず静かな場所で数分間リラックスします。
次に、首の側面にある動脈を手で触り、15秒間で脈拍を数えます。
それを4倍すれば1分間の心拍数がわかります。
正常な成人の場合、心拍数は1分間に60~100回程度です。
心拍数が異常に高い場合、不整脈の可能性があります。
自己チェックで心拍数や脈拍のリズムの異常を感じた場合は、専門医による心電図検査を受けることをおすすめします。
3.その他の自己チェック方法
不整脈の症状には、息切れ、めまい、胸痛なども含まれます。
これらの症状がある場合は、不整脈の可能性があるため、早めに専門医の診察を受けることをおすすめします。
不整脈の種類と知っておきたい関連する病気
不整脈にはいくつかの種類があります。
また背後に心臓疾患が関連していることがあります。
不整脈の種類
不整脈の種類とその特徴について解説します。
上室性頻脈
心臓の上室部分で起こる異常なリズムで、心拍数が速くなることが特徴です。
通常、無症状であり、治療は必要ありませんが、症状がある場合には治療が必要です。
心房細動
心臓の房室部分で不規則なリズムが生じるため、心拍数が不規則になります。
高齢者に多く、症状としては息切れや胸の痛み、めまいなどが現れます。
治療法には、薬物治療やカテーテル手術があります。
心室性頻拍
心臓の下室部分で異常なリズムが起こり、心拍数が急激に増加することが特徴です。
心臓病を引き起こすリスクが高く、治療が必要です。
心室細動
心臓の下室部分で異常なリズムが起こり、心臓が異常な速度で収縮するため、血液の循環が乱れ、瞬時に意識を失うことがあります。治療法には、薬物治療や除細動器の使用があります。
以上のように、不整脈には種類があり、それぞれ特徴が異なります。
不整脈を発見した場合は、種類に応じた治療を受けることが大切です。
緊急を要するケースではない場合に、整体施術を行います。
不整脈が引き起こす心臓疾患とその治療法とは?
不整脈は、心臓の正常なリズムを乱す状態であり、放置すると心臓疾患を引き起こす可能性があります。
以下に不整脈が引き起こす心臓疾患とその治療法を紹介します。
心筋梗塞
不整脈が長期間続くと、心臓の筋肉にダメージを与え、心筋梗塞を引き起こす可能性があります。
心筋梗塞は、心筋の一部が死滅する病気であり、治療法には、薬物治療や冠動脈バイパス手術などがあります。
心不全
不整脈が続くことで、心臓の機能が低下し、心不全を引き起こすことがあります。
心不全は、心臓が効率的に血液を循環させることができず、疲れや息切れなどの症状が現れます。
治療法には、薬物治療やペースメーカーの使用があります。
心臓弁膜症
不整脈が続くと、心臓の弁膜が損傷を受け、心臓弁膜症を引き起こすことがあります。
心臓弁膜症は、心臓の弁膜が狭くなったり、弁膜が閉じなくなったりする病気であり、治療法には、薬物治療や弁膜置換手術があります。
まずは、これらの重大な病気ではないことを医療機関で検査してもらってください。
不整脈とストレスの関係について
ストレスは、心身のバランスを崩す原因の大きな要因となりえます。
不整脈もストレスが原因で発症することがあります。
ストレスが増えると、交感神経が優位になり、心拍数が上がります。
このような状態が続くと、心臓に負担がかかり、不整脈を引き起こす可能性があります。
日常的に強いストレスを感じたときは、呼吸法やヨガなどのリラックスする方法を試みることが大切です。
また、定期的に運動を行い、ストレスを解消することも有効です。
ストレスによる不整脈を防ぐためにも、ストレスマネジメントに取り組むことが大切です。
不整脈が整体で改善する理由
不整脈の改善に整体が効果的ケースもあります。
不整脈によって筋肉が硬直した状態になっている場合、整体によって筋肉の緊張が緩和されます。
また、自律神経の調整を行うため、自律神経の乱れによって引き起こされる不整脈にも効果が期待できます。
ただし、不整脈は心臓疾患の一種であり、重篤な症状を引き起こす場合があるため、まずは医師による診察を受け、適切な治療を行うことが必要です。
整体は、補助的な代替療法として考えるべきであり、まずは医師の指示に従ってください。
緊急を要する治療が必要な疾患がない場合に、整体のアプローチをご検討ください。
不整脈を改善するための整体のメカニズムとは?
整体を受けることで筋肉の緊張が緩んだり、自律神経のバランスが改善し、血流も改善します。
その結果、自然治癒力が高まり身体が必要に応じて症状をよくしてくれます。
筋肉の緊張を緩和する効果
不整脈は、心筋細胞の興奮と収縮が正常に調整されないことで引き起こされます。
このとき、心筋細胞が硬直した状態になっている場合、正常な興奮伝導が妨げられ、不整脈が発生します。
整体によって筋肉の緊張が緩和されることで、硬直した心筋細胞も柔らかくなります。
正常な興奮伝導が可能になるため、不整脈が改善されることがあります。
自律神経の調整効果
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つから構成されており、心臓の動きを調整する重要な役割を持っています。
不整脈は、自律神経のバランスが崩れることで引き起こされることがあります。
整体によって、自律神経のバランスが調整されることで、不整脈の改善効果が期待できます。
血流改善効果
整体によって、筋肉や内臓の血流が改善されることで、心臓に必要な酸素や栄養素の供給が増え、不整脈の改善につながることがあります。
不整脈に対する操体法の施術と、他の整体との違いについて
当院で行っている整体「操体法」は、仙台発祥の自然療法です。
無理のない優しい刺激で全身のバランスを整えます。
不整脈の対する操体法の施術のポイントと、他の整体との違いについて解説します。
操体法の施術
不整脈改善のための操体法のアプローチを紹介します。
骨盤・脊柱の調整
操体法では、症状がある患部だけでなく全身のバランスを調整します。
骨盤や脊柱の歪みがあると全身の骨格や筋肉のバランスも歪みます。
症状のある部位だけでなく全身のバランスを整えます。
骨盤や脊柱を整えることで全身のバランスが調和します。
身体のバランスが整うと、筋肉の緊張がゆるみ血流が改善します。
胸郭の調整
不整脈の方は、胸郭周辺の筋膜がこわばっています。
操体法では、胸郭の筋肉や筋膜を調整することで、心臓にかかる負担を軽減させます。
胸郭周辺の筋膜の緊張が緩むことで、不整脈の症状の改善が期待できます。
姿勢の改善
悪い姿勢は、胸郭や背骨の歪みを引き起こし、不整脈を悪化させる原因になります。
操体法では、正しい姿勢を取るためのアドバイスや、姿勢を改善するための施術を行います。
正しい姿勢とは、顎を引いて胸を張ったいわゆる良い姿勢ではありません。
無理のない自然体でいることが体にとっても負担が少なく楽なのです。
そのような自然体を取り戻せるよう、施術と姿勢のアドバイスを行っています。
操体法が不整脈改善に有効な理由
操体法は、全身のバランスを優しく整える整体法です。
不整脈の症状は神経系のバランスの乱れが原因とされています。
操体法は身体全体のバランスを整えることで、これらの乱れを改善し不整脈の症状の改善が期待できます。
操体法は、痛みのない優しい施術であり、心地よい刺激によって深いリラックス状態をもたらします。
これにより、身体の緊張が解かれ、自律神経のバランスが整えられます。
不整脈の原因の多くは、ストレスや緊張などの心因的要因によるものであるため、操体法によってメンタル的な調和をもたらすことができます。
操体法は、他の整体法と比較して繊細で繊細で優しい施術であり、施術中に強い刺激を受けることがないため、不整脈の症状がある人でも安心して受けることができます。
操体法と他の整体との違い
操体法は、人間の身体を構成する筋肉や関節、骨格、神経などの機能改善をめざす独自の整体法です。
身体の本来のバランスを取り戻し自然治癒力を高めます。
操体法は、他の一般的な整体と比較していくつかの特徴があります。
以下にその特徴を紹介します。
自力自療
通常の整体は、施術者と患者がいます。
操体法では、患者自身が施術者となります。
自分で自分を治すのです。
施術者はそのお手伝い役です。
自分の感覚を頼りに自分で歪みを修正します。
最初はうまくできなくてもコツがわかれば上手にできるようになります。
快適な感覚を味わう
操体法では、快適な感覚を大切にします。
気持ちよさを味わうことで体が整います。
痛みや不快な感覚を伴うことはしません。
自分が気持ちさを感じられる刺激や動きを使って体のバランスを整えます。
全身のバランスを整える
体の痛い部位だけをみるのではなく、全身のバランスを整えます。
全身のバランスが調和すると筋肉の緊張が緩和し、神経の働きも良くなります。
血流も改善して自然に治る力が高まります。
連動を活用する
全身は連動装置です。
体の一部を動かすと他の部位も動きます。
その連動の仕組みを上手に活用すると、通常の手技が届かないような深部の筋肉や骨格にもアプローチできます。
また同時に広い部位に効果が及びます。
深く広く効果が及びます。
精神面にも作用する
操体法は身体面だけでなく、同時に精神面にも作用します。
気持ちよさを味わいながら施術するので、深いリラックスが得られます。
心と体が同時にリラックスできます。
整体を受けた方の不整脈改善例
40代の男性が病院での不整脈診断後に、有効な治療法が見つからず当院に通院されていました。
不整脈の薬が効果的かどうかは、実際に服用して数か月経過しないと判断できないことが多いため、薬を変えながら数か月様子を見るという繰り返しをしていました。
そのため、何か別の方法がないかという思いから、当院に来られたとのことでした。
この男性の身体の特徴として、左わき腹の上の肋骨周辺の筋膜が固くなって突っ張っていたことが挙げられます。
整体施術によって肋骨周辺の筋膜の緊張が緩和されると同時に、不整脈の症状も改善されました。
また、別の30代の女性の場合も同様に、肋骨周辺の緊張がとても強かったです。
そして、この緊張が緩むと同時に不整脈の症状も改善されたのでした。
このように、身体が快適さを味わうことで、自然にバランスを取り戻し不整脈が改善することがあります。
>>不整脈の不思議な改善例
(ブログ記事にリンクしています)
不整脈改善のセルフケアのサポート
施術を受けて一時的に身体が楽になったとしても、今まで通りの生活をしていると必ず症状が再発します。
不整脈の症状が出たことは、これまでの生活の結果として起きています。
当院では根本改善のためにセルフケアや生活改善のサポートにも力を入れています。
ライフスタイルの改善方法とは?
適度な運動
定期的な有酸素運動が、心臓を強化するとともに、心拍数と血圧を調整する助けとなります。
ただし、運動による負荷が大きすぎると、不整脈を引き起こす可能性があるため無理のない範囲の運動をします。
健康的な食事
食事によって摂取する栄養素の質や量が、心臓の健康に影響を与えます。
バランスの取れた食事を心がけ、過剰な塩分やカフェイン、アルコールなどの摂取を避けるようにしましょう。
ストレスを管理する
ストレスは不整脈を引き起こす可能性があります。
ストレスを軽減するの呼吸法、瞑想、操体法などのリラクゼーション法を指導しています。
睡眠を改善する
不規則な睡眠パターンは、不整脈を悪化させる可能性があります。
睡眠時間を確保し、睡眠の質を向上させるために、就寝前にスマートフォンやテレビを使うのを避けるなどの対策を講じましょう。
喫煙を避ける
喫煙は、心血管疾患のリスクを増加させるため、不整脈を悪化させる可能性があります。
禁煙を試みることで、心臓の健康を改善することができます。
食事やサプリメントについてのアドバイス
不整脈を改善するためには、適切な食事とサプリメントの選択が重要です。
まず、心臓に負荷をかけるアルコールやカフェイン、加工食品、高脂肪、高塩分の食品は避けるべきです。
代わりに、新鮮な果物や野菜、全粒穀物、魚、ナッツなどの食品を摂取することがおすすめです。
また、不整脈に効果的なサプリメントには、マグネシウム、カルシウム、ポリフェノール、オメガ-3脂肪酸があります。
マグネシウムは心臓の正常な動作に必要であり、不足すると不整脈を引き起こす可能性があります。
カルシウムは心臓の収縮と弛緩を助けます。
ポリフェノールは抗炎症作用があり、心臓の健康をサポートします。
オメガ-3脂肪酸は、心臓の健康をサポートするとされています。
最後に
急な治療を要する心臓疾患がない場合には、整体と生活改善を併用することで不整脈の改善は可能と考えています。
特に肩こり、肩甲骨周辺のコリや痛み、首こり、頭痛、腰痛、身体がだるい・重いといった症状を抱えている場合はぜひご来院ください。
それらの症状が改善すると同時に不整脈も改善することがよくあります。
医療機関で検査をして重大な心臓疾患が認められない場合は、ぜひ当院にご相談ください。
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