心臓神経症とは、ストレスや不規則な生活習慣、運動不足などが原因で、自律神経系の不調が生じ、心臓の鼓動や血管の収縮が乱れ、息切れやめまい、胸の痛みなどの症状が現れる疾患です。
心臓が悪いわけではないので心臓の検査をしても異常は見つかりません。
治療法には、心理療法や薬物療法がありますが、整体などの代替療法も効果的な場合があります。
適切な治療を受けることで、症状の改善や再発予防に取り組むことができます。
当院では心臓神経症に特化した整体施術を提供しています。
痛みや不快感を和らげるだけでなく、症状の改善や再発予防にも取り組んでいます。
自律神経専門整体院の院長が、あなたに合わせたカウンセリングと施術を行い、心身共に健康的な生活をサポートいたします。
心臓神経症の症状・原因・治療法
心臓神経症の症状と原因について解説します。
症状
心臓神経症の症状は、以下のようなものが挙げられます。
- 胸の圧迫感や痛み
- 息苦しさや息切れ
- 動悸や心拍数の増加
- 汗の増加
- 手足のひきつりや痺れ感
- めまいや失神感
- 不安感や焦り、イライラ感
- 食欲不振や吐き気、下痢などの消化器症状
- 眼の奥が痛む、または目の前が真っ暗になるなどの視覚異常
これらの症状は、ストレスや不規則な生活習慣、運動不足、睡眠不足などが原因で発生することが多く、症状を放置すると慢性化する場合があります。
これらの症状そのものが命に関わることはありませんのでご安心ください。
原因
次に原因について解説します。
ストレス
ストレスが長期間かかると、交感神経が優位になり、心拍数が増加したり、血管が収縮するなどの自律神経のバランスが崩れることで、心臓神経症の症状が出現することがあります。
生活習慣の乱れ
不規則な食生活、運動不足、睡眠不足、過度のアルコールやタバコの摂取など、生活習慣の乱れも、心臓神経症の原因となります。
過度な運動
過度の運動は、交感神経が優位になり、心臓に負担をかけることがあります。
薬物の副作用
薬物によって、心臓神経症の症状が引き起こされることがあります。
神経系の疾患
自律神経の疾患、不安障害、うつ病、パニック障害など、神経系の疾患が原因となって、心臓神経症の症状が現れることがあります。
治療法
治療法には現代医学によるものと、代替療法によるものがあります。
以下にその例を紹介します。
薬物療法
不安感やイライラ感、睡眠障害などの症状を改善するために、抗不安薬や抗うつ薬、睡眠薬などが処方される場合があります。また、高血圧などの合併症がある場合は、それらの治療も必要となります。
心理療法
認知行動療法やリラクセーション法、マインドフルネス療法などの心理療法を受けることで、ストレスや不安感を軽減し、心臓神経症の症状を改善することができます。
運動療法
有酸素運動やストレッチングなどの運動療法を行うことで、交感神経と副交感神経のバランスを整え、心臓神経症の症状を改善することができます。
栄養療法
バランスの良い食事やサプリメントなどを摂取することで、ストレス耐性を高めることができます。
その他の療法
マッサージ、鍼灸、整体などの代替療法も、心臓神経症の症状の改善に役立つ場合があります。
心臓神経症について知っておくべきこと
心臓神経症は、身体的な病気ではなく、ストレスなどの心理的な要因によって引き起こされる症状です。
不安感や動悸、胸痛、めまいなどがあり、心臓病と誤解されることがあります。
正確な診断と適切な治療法を選択するためには、心臓病や他の疾患との鑑別診断が必要です。
治療法は薬物療法や心理療法、運動療法、栄養療法などがありますが、個人差が大きく、効果も人によって異なります。
日常生活でのストレスを減らすことが重要であり、ストレスマネジメントのための方法を学ぶことも大切です。
心臓神経症を予防する方法
心臓神経症を予防するためにはストレスを減らすことや、ストレス耐性を高めることが必要です。
具体的な予防法として
- 十分な睡眠をとること
- 適度な運動を行うこと
- 時間に余裕を持った生活スケジュールを組むこと
- コミュニケーションを大切にすること
- ストレスを感じたときには適切な対処法をとること
- 喫煙や過剰な飲酒を控えること
などが挙げられます。
適切なストレスマネジメントを行い、健康的な生活習慣を心がけることで、心臓神経症の発症を予防することができます。
心臓神経症と関連する健康問題
心臓神経症を患っている人は、ストレスの影響などで自律神経のバランスが乱れています。
交感神経が優位になっているので、それにともなう他の病気や症状のリスクが高まります。
例を下記に示します。
- 不安障害やうつ病など、心の病気との関連性が指摘されています。
- ストレスによって免疫力が低下するため、感染症などの病気にかかりやすくなることがあります。
- 食欲不振や体重減少、消化器症状などの自律神経失調症が合併することがあります。
- 長期間にわたって症状が続くと、睡眠障害や疲労感、生活の質の低下などの問題が生じることがあります。
また高血圧や狭心症、不整脈などの心臓病と誤診されることがあります。
院長の心臓神経症克服体験
私は20代の初めから30代中盤にかけて自律神経失調症やパニック症を患っていました。
一時はうつ状態になり外出も困難になりました。
めまい、だるさ、吐き気、不安感など様々な不定愁訴にいつも悩まされていました。
心臓神経症の症状も患っていました。
なんでもない時に急に動悸がしたり、心臓の辺りに鋭い痛みを感じるなどの症状がありました。
当時はどうしたらよいかわからずとても困っていました。
一時は病院に通って薬をもらった時期もありましたが、薬に依存するのが嫌で自分で断薬しました。
そして根本的な改善のためにいろいろな方法を試しました。
特に効果があった改善法
特に効果があった方法を紹介します。
- 操体法
- 栄養療法
- 瞑想
の3つが特に効果的でした。
それぞれ詳しく解説します。
操体法
操体法は仙台市の医師・故橋本敬三先生により創始された自然療法です。
自分の身体の感覚を頼りに、気持ちよく身体を動かすことで全身のバランスを整えます。
心も体も深くリラックスすることができます。
コツを覚えると自分で自分の身体を整えることができます。
身体のバランスだけでなく、精神的にも深くリラックスできます。
操体法と出会い自分で実践することで大きく人生が変わりました。
自律神経失調症やパニック症も自力で克服することが出来ました。
もちろん心臓神経症の症状もすっかりなくなりました。
瞑想
瞑想は精神安定に非常に効果的です。
不安はそれについて考えるほどに増幅します。
不安を消そうとすればするほど大きくなるのです。
ではどうすればいいか?
不安をそのまま受け入れるか、思考を鎮めることです。
不安をそのまま受け入れることはすぐにはできないかもしれません。
瞑想の実践を繰り返していると、だんだん思考が静かになっていきます。
不安があってもまあいいか、という心境になってくると逆に不安は少なくなっていくのです。
瞑想は精神へのエネルギーチャージとも言えます。
栄養療法
精神疾患や心身症が栄養面へのアプローチで改善することがわかっています。
医学的には栄養療法とか分子栄養学と言われている分野ですが、新しい医学分野なので一般的な医療機関には広まっていません。
また医学部では栄養についてはほぼ学びませんので、栄養で病気を治すという分野はお医者さんの盲点とも言えます。
近年栄養療法の書籍なども増え、実践する人が増えました。
SNSや動画でも栄養療法について発信する人も増えています。
それらの情報を知り実践することで体調が劇的に変化する人も多いのです。
私自身も栄養の改善で体調が劇的に改善したので、整体院に来院するクライアント様に対しても栄養面の指導に力を入れています。
心臓神経症に悩む人はストレスの影響だけでなく、ほとんどの人が栄養面の問題も抱えています。
不適切な栄養を減らし、必要な栄養を補給することで心身の調子が整ってきます。
当院が考える心臓神経症の根本改善法
当院では心臓神経症の根本改善のために以下の取り組みを行っています。
整体で体の緊張を解放する
整体で手技を使って体のバランスを整えることで、神経の緊張を緩和したり血行を良くする効果があります。
心臓神経症はストレスによって引き起こされる症状であるため、緊張を緩和することは非常に重要と考えます。
整体では、筋肉や関節、神経などに働きかけるます。
当院で行っている自然療法「操体法」は優しい刺激で全身のバランスを整え、自然治癒力を高めることができます。
そのため、心臓神経症の症状を緩和することが期待できます。
また、整体は薬を使わないため、副作用の心配がありません。
自然な治癒のプロセスを促進することができます。
さらに、整体はリラックス効果があり心身ともにリフレッシュすることができます。
栄養療法の実践
心臓神経症はメンタル面の原因と思われていますが、実は栄養面の改善が大切です。
脳や神経に必要な栄養素が不足すると、自律神経のバランスが乱れることがわかっています。
改善に必要な栄養素の例をいくつか紹介します。
たんぱく質
身体を構成するもっとも大切な栄養素です。
また脳内ホルモンの材料にもなります。
たんぱく質が不足すると、セロトニンやドーパミンなど幸せや喜びを感じるホルモンの分泌が減り、気分が落ち込みやすくなります。
マグネシウム
マグネシウムはストレスによる心拍数の上昇を抑えたり血圧を下げたりする効果があります。
オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸は、脳機能を改善したり、不安やうつ症状の改善につながるとされています。
オメガ3脂肪酸の摂取がストレスによる心拍数の上昇を抑えたり、自律神経のバランスを整える効果があるとされています。
ビタミンB群
ビタミンB群は、ストレスによる神経系の緊張を緩和し、精神安定に役立つとされています。
ビタミンC
ビタミンCは、抗ストレス効果や免疫を高める効果があります。
メンタル面へのアプローチ
ネガティブな思考がさらにネガティブな思考を呼びます。
ネガティブ思考はさらなる不安やストレスを引き起こし心臓神経症を悪化させる可能性があります。
そのため、心臓神経症の予防や改善のためには、ポジティブな思考やストレスマネジメントの方法を身につけることが重要です。
思考のクセや習慣が変わると、モノの見方が変わります。
症状についても深刻に捉えなくなると実際回復しやすくなります。
セルフケアの実践
日常生活でのストレスを減らすことが重要です。
施術を受けるだけで、毎日今までと同じような生活を繰り返していると改善のスピードも遅くなります。
積極的にセルフケアを実践して頂けると施術効果も持続しますし、改善しやすい身体になります。
具体的には、十分な睡眠をとること、適度な運動を行うこと、時間に余裕を持った生活スケジュールを組むこと、ストレスを感じたときには適切な対処法をとることが挙げられます。
また、食事面では、野菜や果物、たんぱく質などの栄養バランスの良い食生活を心がけ、過剰なカフェインやアルコールの摂取は避けることが望ましいです。
セルフケアを通じてストレスを軽減し健康的な生活習慣を維持することで、心臓神経症の症状を改善することができます。
「心臓神経症」に効果的な整体
当院は自律神経の乱れに起因する様々な症状の改善に力を入れています。
心臓神経症の方についても根本的な改善のお手伝いができます。
それでは当院の整体の施術の流れを紹介します。
1.丁寧なカウンセリング
まずはあなたのお悩みの症状や、現在困っていることについてお話を伺います。
完全予約制なので個別に相談して頂けます。
その上で当院の健康に対する考え方や根本改善のために必要なことをお伝えさせて頂きます。
2.お体の状態のチェック
各種検査を行い現在のお身体の状態をチェックします。
筋肉の緊張や骨格バランスの歪みなどをチェックします。
痛みや不快感を伴う検査はありませんのでご安心ください。
3.整体施術(操体法)
操体法という自然療法でお身体の歪みを優しく調整します。
優しい刺激にも関わらず、関節の可動域や姿勢が大きく変化することも多く、初めて施術を受けられる方は驚かれたり不思議に感じられたりすることが多いです。
「整体は痛いことするのではないか?」というイメージがあり、来院するのを我慢している人もいます。
「全然痛くないんですね!」
「こんなに楽になるとは思わなかった!」
「もっと早く来ればよかったです。」
などと仰られる方がたくさんいらっしゃいます。
全身のバランスが調和することで、筋肉の緊張が緩みます。
神経の働きも良くなり血流も改善します。
ストレスに対する耐性も高まります。
4.セルフケア指導
自律神経専門整体院として、様々な不定愁訴に悩む方のお手伝いをさせて頂いています。
中には病院をたくさん渡り歩いても治らずに困りはてて当院にたどり着く方もいらっしゃいます。
病院の治療は基本的に対症療法ですので、症状を抑えるだけで根本的に治るわけではありません。
症状の本質的な原因は毎日の日常生活習慣にありますから、そこを改善することが根本改善の鍵になります。
・身体バランスの調和(セルフ整体)
・精神バランスの調和(ストレスケア)
・エネルギーバランスの調和(分子栄養学)
これらを組み合わせて総合的にアプローチしていくことが大切です。
心臓神経症は「●●だけやればOK!」というものはありません。
当院では根本改善のために本質的な大切なことだけをお伝えさせて頂きます。
施術と併せてセルフケアに取り組んで頂くことで相乗効果で早期の改善のお手伝いをさせて頂きます。
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