花粉症は、春や秋の季節に花粉が舞い上がることで引き起こされるアレルギー性疾患です。
鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどの症状が現れ、生活の質を低下させることがあります。
しかし、薬を使わずに自宅で行えるさまざまな方法があります。
本記事では、花粉症の症状を緩和するための自己治療方法を紹介します。
花粉症とは?原因から症状まで徹底解説!
くしゃみや鼻水、目のかゆみ…花粉症の症状とは?
花粉症の主な症状は以下の通りです。
くしゃみ(くしゃみ連発)
花粉が鼻腔に入ることで、鼻粘膜が刺激され、くしゃみが起こります。
くしゃみは花粉症の最も一般的な症状の1つです。
鼻水と鼻づまり
花粉が鼻粘膜に接触すると、鼻水や鼻づまりが引き起こされます。
これは鼻の通りが悪くなり、鼻声や鼻音が出ることもあります。
目のかゆみと充血
花粉が目に入ると、目の組織が刺激され、かゆみや充血が生じます。
目の周囲の痒みや赤みが見られることもあります。
涙目
花粉が目に触れると、涙液の分泌が増え、涙目が生じます。
これらの症状は、人によって程度が異なります。
一部の人は重度の症状に悩まされることがあります。
また、花粉症の症状は季節によって変化し、特に春や秋により顕著になります。
花粉症の原因と一般的な治療法
花粉症の主な原因は、植物の花粉に対する過剰な免疫反応です。
免疫システムが本来無害な花粉を異物として認識し、これに対する過剰な反応を引き起こします。
この過剰な反応により、身体は化学物質であるヒスタミンを放出し、鼻や目の粘膜を刺激し、症状を引き起こします。
花粉症は、主に春や秋の季節に発症しやすいアレルギー性疾患です。
これらの季節には特定の植物の花粉が大量に放出され、それが花粉症の症状を引き起こす原因となります。
花粉症の一般的な治療法
花粉症の治療法には、以下のような一般的な方法があります。
抗アレルギー薬の使用
花粉症の治療において、抗アレルギー薬は一般的に最初に処方される薬剤です。
これらの薬は、体内でヒスタミンという化学物質の放出を抑制することで、くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみなどの症状を軽減します。
点鼻薬スプレーの使用
鼻づまりや鼻水を緩和するために、医師はしばしばステロイドを含む点鼻薬スプレーを処方します。
これらのスプレーは、鼻の粘膜の炎症を抑え、鼻腔内の症状を軽減します。
目薬の使用
花粉症による目のかゆみや充血を軽減するために、抗アレルギー性目薬が処方されることがあります。
これらの目薬は、目の炎症を抑え、快適さを取り戻すのに役立ちます。
ライフスタイルの変更
花粉症の症状を管理するために、ライフスタイルの変更が必要となる場合があります。
特定の季節や時間帯に屋外活動を制限したり、花粉の多い場所を避けたりします。
花粉症が改善する整体とは?
花粉症を治したくて整体に来る人はほとんどいませんが、他の症状で来院して花粉症も同時に良くなる方はとても多いです。
自律神経を整える施術を行いますので、自律神経のバランスが良くなることで免疫力が高まることが期待できます。
自律神経の調整
自律神経を整える施術を受けることは、免疫力を高めるうえで重要な役割を果たします。
自律神経は、身体の各器官や組織の機能を調節し、免疫系の活性化や抑制にも関与しています。
このため、自律神経のバランスが乱れると免疫機能が低下し、アレルギーや花粉症などの症状が悪化する可能性があります。
自律神経を整える施術を受けることで、身体の神経系のバランスが調整されます。
副交感神経と交感神経の働き整いますでストレスホルモンの分泌が抑制され免疫細胞の活性化が促進されます。
その結果、免疫力が高まり、身体は外部のアレルゲンに対してより効果的に対処できるようになります。
自律神経を整える施術は、花粉症を含むさまざまなアレルギー疾患の改善に役立つと考えられます。
花粉症に悩む人々にとって、自律神経のバランスを整える施術を取り入れることは、総合的なアプローチの一環として検討する価値があると考えています。
腸の調整
自律神経のバランスを整えることと同じくらい大切なのが、腸を活性化させることです。
腸の調整を行うことにより、小腸や大腸の働きが活性化します。
免疫細胞の70%が腸にあると言われていますから、腸内環境と免疫は密接に関係しています。
腸を活性化させる施術と併せて、腸内環境を整えるための食事改善にも取り組んでいただきます。
整体と食事改善を併せることで花粉症はかなり良くなります。
食事改善で花粉症を改善!腸内環境との関係も解説
当院には花粉症を治したくて来院する人はいませんが、他の症状で通院していて花粉症も同時に良くなる人がいらっしゃいます。
特に食事の改善に取り組んだ人は皆さん花粉症が改善します。
当院の考える花粉症の主な原因
花粉症は免疫の異常です。
免疫の要は腸です。
腸内環境が悪いと花粉症も酷くなるのです。
なので腸内環境を整えることが花粉症の根本解決法と考えています。
腸内環境と花粉症の関係
腸内環境は、免疫システムの調節に重要な役割を果たしています。
腸内細菌のバランスが花粉症に影響を与える可能性があります。
免疫調節
腸内細菌叢は、免疫システムの調節に重要な役割を果たしています。
特定の種類の腸内細菌が過剰に存在することは、免疫応答を適切に調節する上で重要です。
正常な腸内細菌叢は、過剰な免疫反応を防ぎ、アレルギー反応を抑制する働きがあります。
免疫システムがアレルギー反応を適切にコントロールできない場合、花粉症の症状が悪化する可能性があります。
炎症の影響
腸内細菌叢の乱れや不均衡は、炎症を引き起こす可能性があります。
腸内の炎症は、体内の免疫応答を活性化し、花粉症の症状を悪化させる可能性があります。
特定の腸内細菌の減少や不足は、炎症性サイトカインの放出を促進し、免疫応答を不均衡にすることがあります。
アレルギーの発症と関連した免疫応答
腸内細菌叢の影響により、体内のアレルギー反応が変化する可能性があります。
腸内細菌叢の不均衡は、免疫システムがアレルギー反応を適切にコントロールできなくなることがあります。
その結果、花粉などのアレルゲンに対する過剰な反応が起こる可能性があります。
特定の腸内細菌がアレルギー反応を抑制する働きを持つことが知られており、その減少は花粉症の発症に関連している可能性があります。
花粉症を改善する食事法と栄養素
それでは花粉症を自分で治す方法を説明します。
腸内環境の悪化が花粉症を悪化させるのですから、腸内環境を整えれば良いのです。
腸内環境を整えることが自然治癒力を高めることになります。
花粉症の症状を軽減するためには、食事に注意を払うことが重要です。
以下に、花粉症を改善するための食事の改善方法を説明します
砂糖と小麦を断つ
慢性的な不調に悩む人の食事はだいたい糖質過剰になっています。
特に精製した砂糖や小麦の摂取が多いのです。
不調を改善する為に砂糖と小麦を控える指導をするのですが、一定期間完全に断つことができる人のほうが早く改善効果が出やすいです。
同時に花粉症の症状が出なくなったり、軽減する人が多いです。
砂糖を辞める
甘いスイーツ、お菓子類、菓子パン、清涼飲料水、ジュース類などを一定期間辞めてみましょう。
まずは2週間辞めてみるとよいでしょう。
ダイエット効果もあります。
お菓子を辞めただけで10kgほど痩せる人も少なくありません。
小麦製品を辞める
ラーメン、焼きそば、うどん、そうめん、パン、パスタ、ピザなどの小麦製品を一定期間辞めます。
小麦のグルテンが腸に穴を開けます。(リーキーガット)
小麦を辞めることで体調が良くなる方が多いです。
砂糖と小麦を辞めるだけで花粉症がすっかり改善する人もいます。
その他、過敏反応を引き起こす食品の制限
花粉症の症状を悪化させる可能性がある食品を制限することが重要です。
例えば、乳製品、加工食品、人工添加物などは、過敏反応を引き起こす可能性がありますので、摂取を控えましょう。
オメガ3系の油を摂る
花粉症は、免疫系がアレルゲンに対して過剰に反応することで引き起こされるため、炎症反応を抑制するオメガ-3脂肪酸が有益です。EPAやDHAなどの魚油は炎症を抑制し、花粉症の症状を軽減する可能性があります。
オメガ-3脂肪酸は青魚(サーモン、マグロ、サバなど)やナッツ、種子(亜麻仁、チアシード)、海藻などの食品から摂取されます。
アマニ油、エゴマ油などを毎日摂取するのも効果的です。
にがり(マグネシウム)を摂る
マグネシウムは体内の免疫機能や炎症反応を調節するのに役立つ重要な栄養素であり、花粉症の症状を軽減するのに効果的であるとされています。
マグネシウムの摂取は、炎症を抑制し、免疫システムを正常に機能させるのに役立ちます。
マグネシウムを多く含んでいる「にがり」を活用するのも効果的です。
にがりを水に垂らして飲んだり、炊飯の時に混ぜたり、おかずにかけたりすると摂取しやすいでしょう。
ビタミンDを摂る
ビタミンDは免疫システムの調節に重要な役割を果たし、特に炎症反応の抑制に関与しています。
そのため、花粉症などのアレルギー症状も緩和する可能性があります。
ビタミンDの不足はアレルギー疾患のリスクと関連しており、ビタミンDの補給が花粉症の症状を改善する効果があります。
ーーーー
上記の食事を心がけると花粉症の症状がだいぶ軽減されてくるのを実感できるはずです。
まずは2週間ほど徹底的に試してみるとよいでしょう。