「脊柱管狭窄症の手術を受けたのに、痛みがまったく変わらない…」「手術前よりもかえってつらくなった気がする…」
このようなお悩みを抱えている方は、実は少なくありません。
現代医療の力を借りても改善が見られないと、「自分の身体はもう治らないのでは」と不安やあきらめを感じてしまう方も多いでしょう。
今回ご紹介するのは、まさにそのような状況にあった70代の女性の症例です。
頸椎と腰椎、二度の手術を経験したにもかかわらず症状が改善せず、8年ぶりに当院へ再来院された方です。
この記事では、なぜ手術で良くならなかったのか、そしてどのような整体的アプローチで改善の兆しが見えてきたのかをご紹介します。
同じようにお悩みの方にとって、希望の一歩となれば幸いです。
手術しても治らなかった脊柱管狭窄症──整体に再び希望を求めて
● 初回のご来院は8年前、娘さんの紹介で整体を体験
今回ご紹介するのは、脊柱管狭窄症に悩む70代の女性の症例です。
初めて当院にお越しいただいたのは今から8年前。当時は腰や下肢の痛みとしびれに悩まされており、「手術はできるだけ避けたい」という強い思いから、娘さんの紹介で当院の整体を受けることになりました。
当時は5回ほど通院され、ある程度の改善は見られましたが、遠方からの来院であること、また金銭的な事情もあり、やむなく通院を中断されました。
● その後も改善せず、ついに脊柱管狭窄症の手術へ
通院をやめた後は、地元の整体や治療院などに通われましたが、なかなか症状が改善しなかったそうです。「整体では限界がある」「脊柱管狭窄症は手技では治らない」と言われ、最終的に整形外科を受診。
そこで頸椎症性脊髄症と診断され、まずは首の手術を受けることに。しかし術後も期待していたような変化はなく、翌年には腰の脊柱管狭窄症に対しても手術を行いました。
しかし、手術しても治らなかったのです。痛みも違和感も残り続け、「自分の身体はもう良くならないのでは…」と不安を抱えながら日々を過ごしておられました。
● 8年ぶりのご予約──再び整体にかける思い
それから数年が経過し、「やはりもう一度、あのときの整体を受けてみたい」との思いで、8年ぶりに当院へご予約をいただきました。
手術では届かなかった部分に、整体でアプローチする必要があると、改めて感じていただけたのかもしれません。
このように「手術しても治らなかった脊柱管狭窄症」に悩む方が、再び自然な回復を目指して整体を選ばれるケースは決して少なくありません。
脊柱管狭窄症の痛みの原因
● 痛みの原因は“骨”ではなく“筋肉”にあった
脊柱管狭窄症と診断された多くの方は、「神経が圧迫されている」「骨が変形している」といった説明を受け、そのまま手術に踏み切るケースが多いようです。
しかし、手術しても治らなかったという声は決して珍しくありません。
実際、今回の女性も頸椎と腰椎の二度にわたる手術を受けながら、痛みやしびれはほとんど変わりませんでした。
当院で改めてお身体の状態を確認したところ、根本的な原因は「筋肉の過緊張」や「慢性的な血流不足」にあると考えられました。
筋肉が過度に緊張すると、神経や血管が圧迫され、しびれや痛み、こり感として現れます。
さらに、慢性的な冷えやストレス、姿勢の崩れもこの筋肉のトラブルを悪化させていました。
つまり、この方の症状は「構造的な異常」よりも、「機能的なトラブル」によるものであり、手術で“切る”アプローチでは届かない領域だったのです。
● 整体による全身調整と生活の見直し
当院の整体では、痛みのある場所だけを調整するのではなく、全身の連動性やバランスを整えることを重視しています。
骨格、筋肉、関節、内臓、呼吸、姿勢、そしてメンタルの状態までトータルで観察し、身体全体の自然な動きを取り戻すことを目的とします。
この方に対しては、まずは腰や頸椎周辺の緊張を丁寧に緩める手技を行いました。同時に、全身の循環を良くするための施術を行い、足先や手の冷えにも対応。
体の深部が温まってくることで、筋肉が柔らかくなり、神経の圧迫も軽減されていきます。
また、栄養状態の乱れも見受けられました。
たんぱく質不足やビタミン・ミネラルの欠乏が筋肉や神経の働きに悪影響を与えることは、近年の研究でも明らかになってきています。
そのため、食生活の改善提案や冷え対策についても丁寧にアドバイスさせていただきました。
● 手術では届かない「自然治癒力」を引き出す整体
現代医学では「手術が最善」という考え方が根強くありますが、それがすべての人にとって最適とは限りません。
特に今回のように、手術しても治らなかった脊柱管狭窄症の場合、「なぜ改善しないのか」を見直すことが必要です。
整体は、機械のように部品を交換するのではなく、人が本来持つ回復力=自然治癒力を引き出す施術です。
過緊張した筋肉を緩め、呼吸を整え、内臓の位置や動きを調整し、メンタルの緊張を和らげることで、少しずつ身体が本来の働きを取り戻していきます。
脊柱管狭窄症の手術以外の選択肢
● 「手術しかない」と言われた方へ
「脊柱管狭窄症は手術しないと良くならない」——そう医師に言われた経験を持つ方は少なくありません。
今回ご紹介した70代女性も、最初は手術以外の方法がないと思い込んでいました。
ところが、2度の手術を受けても改善せず、不安とあきらめの中で再び当院の整体を選ばれました。
このように、「整体」という選択肢があることを知らない、あるいは信じられないまま、つらい症状を抱え続けている方がたくさんいらっしゃいます。
● 整体でできること:体の声を聴き、整える
整体は、筋肉や関節の動きを丁寧に観察し、体に本来備わっている自然治癒力を引き出す方法です。
特に当院では、以下のような視点から施術を行っています:
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筋肉や神経のアンバランスを整える
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冷えや血流の滞りを改善する
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自律神経のバランスを回復させる
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栄養や生活習慣を見直すアドバイスを行う
脊柱管狭窄症と診断されても、その原因が骨や神経ではなく筋肉や姿勢、生活のクセにある場合も多いのです。
そうしたケースでは、整体による調整が非常に効果的です。
● 一人ひとりに合わせたケアが大切
重要なのは、「誰にでも当てはまる治療法」は存在しないということです。
同じ脊柱管狭窄症でも、その症状の出方、体の状態、生活背景は人によって異なります。
だからこそ、マニュアルではなく、個別対応の整体が必要なのです。
今回の女性のように、「手術しても治らなかった」痛みが改善していくケースは決して珍しくありません。
それは、単に体の歪みを整えるだけでなく、生活の中にある負担を一つひとつ減らしていくことが鍵となります。
根本から脊柱管狭窄症の改善を目指す
● 脊柱管狭窄症の手術しても治らない理由は「体の内側」にある
脊柱管狭窄症の痛みが手術をしても改善しない方には、ある共通点が見られます。
それは、体の内側に不調を抱えているということです。
当院に来られる方の中にも、
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冷え性で手足がいつも冷たい
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胃腸が弱く、栄養の吸収が悪い
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食生活が偏っている
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慢性的に疲れやすく、元気が出ない
といった、体質的な弱さを抱えている方が非常に多く見られます。
こうした状態では、たとえ手術で神経や骨の問題を取り除いても、痛みやしびれといった症状が残ることがあるのです。
● 「整体×生活改善」で自然治癒力を取り戻す
当院では、整体による手技だけでなく、体質改善に必要なアドバイスも大切にしています。
たとえば、
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冷えを改善するための衣食住の見直し
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胃腸に優しい食事の提案
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タンパク質やミネラルなど、不足しやすい栄養素の補い方
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自律神経を整えるための休養法やセルフケア
といった日常生活に根ざした提案を通じて、体の内側から整えていきます。
整体で体のバランスを整えながら、体質そのものを変えていくことが、慢性症状の根本改善につながるのです。
● 脊柱管狭窄症の改善は、外科的処置だけではない
「もう手術はしたくない」「手術をしたのに治らなかった」という方へ。
あなたの症状は、体の内側から変えることで、まだ改善の可能性があるかもしれません。
体を外から支える「手技」と、内側から支える「栄養・体質改善」。
この両面からアプローチすることで、つらい症状からの解放を目指せるのが、当院の整体の特徴です。