当院では単に表面に出ている症状を追いかけるのではなく、症状の背後にある本質的な問題にアプローチします。
人間は心、身体、魂を持つ多次元的な存在です。

人間をホリスティック(全人的・総合的)に観ることで身体的、心理的、社会的な健康を目指します。
問題の本質にアプローチすることで心・身体・魂の統合を目指します。
表面的な症状の改善のみならず、健康で幸せな人生を取り戻すことを目的としています。

ホリスティック整体の定義

ホリスティック整体の定義について解説します。

ホリスティック整体とは?

ホリスティック整体は、身体や心、精神の健康を総合的に考えるアプローチです。
従来の整体療法が身体の特定の部位や症状に焦点を当てるのに対し、ホリスティック整体は人間を一つの統一されたシステムとして捉え、身体の不調や痛みを根本的なレベルでとらえて施術します。

当院では、身体、心、魂(霊性)の三位一体の関係性を重視します。
身体の不調は単に身体的な原因だけでなく、精神的なストレスや感情の抑圧、生活習慣の乱れなどからも生じると考えられます。
そのため、ホリスティック整体では、身体的な症状だけでなく、その背後にある心理的・精神的な要因も探り、統合的なアプローチで施術を行います。

ホリスティック整体の目的

ホリスティック整体の目的は、身体の調和とバランスを取り戻し、健康な状態を回復することです。
そのために、身体の各部位やシステムを分離して考えるのではなく、全体としてのバランスを整えることが重要です。
症状の根本原因を見つけ出し、身体の自然な治癒力を促進することで、健康な生活をサポートします。

身体と心の繋がり

ホリスティック整体では、身体と心は密接に関連しており、一方の状態がもう一方に影響を与えると考えられています。
例えば、ストレスや精神的な不安は身体的な症状を引き起こすことがありますし、身体的な不調も心理的なストレスを増大させることがあります。
そのため、身体的な症状だけでなく、その背後にある心理的・精神的な要因も考慮されます。

全体のバランスを整えるアプローチ

ホリスティック整体では、身体の不調や痛みを単に症状を取り除くだけでなく、その背後にある原因や全体のバランスを整えることに重点を置きます。
身体は自己修復の能力を持っており、その能力を最大限に引き出すためには、全体のバランスが保たれていることが重要です。
そのため、ホリスティック整体のアプローチは、身体のさまざまな側面を総合的に評価して施術を行います。

個々に対応した施術

ホリスティック整体では、個々の人の身体的、心理的、精神的な状態に合わせたアプローチが重視されます。
同じ症状でも、その原因や背景は個々の人によって異なるため、標準化された治療法ではなく、個別に適したアプローチを行います。

一般的な整体との違い

一般的な整体とホリスティック整体は、アプローチや目指す目標においていくつかの重要な違いがあります。
以下に、それらの違いについて解説します。

アプローチの違い

一般的な整体: 一般的な整体は、主に身体の特定の部位や痛みに対処することを目的としています。
例えば、関節や筋肉の矯正、姿勢の改善などがその代表的なアプローチです。

ホリスティック整体: ホリスティック整体は、身体だけでなく心と精神の健康も含めた、全体的な健康を促進することを目指しています。
身体的な症状だけでなく、その背後にある心理的な要因や生活習慣、精神的な側面などを総合的に評価して施術を行います。

対象となる領域

一般的な整体: 一般的な整体は、主に身体の特定の部位や関節に焦点を当てて治療を行います。
例えば、腰痛や肩こり、関節の動きの改善などが主な対象となります。

ホリスティック整体: ホリスティック整体は、身体だけでなく心と精神の健康も含めた、全体的なバランスを整えることを目指します。
身体的な不調だけでなく、ストレスや感情の抑圧、生活習慣の乱れなどにもアプローチします。

メンテナンスの重要性

一般的な整体: 一般的な整体は、通常、症状が改善した段階で治療が終了することが多いです。
痛みや不調が解消されたら、通常は治療を継続する必要はありません。

ホリスティック整体: ホリスティック整体は、身体と心のバランスを取り戻すプロセスを通して、継続的な健康の促進を目指します。
そのため、一時的な症状の改善だけでなく、予防や維持のための施術やアプローチも大切に考えています。

ホリスティック整体の内容

当院で行っているホリスティック整体の内容について解説します。

身体へのアプローチ

操体法

操体法は、身体の不調や痛みを緩和し、全体のバランスを整える自然療法です。
操体法は、クライアント本人の感覚を頼りに気持ちよい刺激を味わいながら身体の筋肉や関節を緩め、調整することで、身体の様々な不調や痛みを改善することを目指します。

多次元操体法

多次元操体法は、操体法にヒーリングを統合した、独自の整体療法です。
このアプローチでは、身体だけでなく心と精神の健康にもアプローチし、全体的なバランスを取り戻すことを目指します。

多次元操体法では、身体の筋肉や関節を調整する操体法の手法に加えて、エネルギーの流れの調整、感情の解放、過去のトラウマやストレスの解消など、ヒーリングの要素が組み込まれています。
これにより、身体的な不調だけでなく、心と精神の健康も総合的に改善することが可能です。

自律神経整体

自律神経整体の目的は、身体の機能を正常な状態に戻し、ストレスや不調を軽減することです。
ストレスや身体的な不調によって乱れた自律神経系のバランスを整えることで、身体の健康や心身のバランスを促進します。
具体的な手法としては、皮膚や頭蓋への非常に優しい刺激により脳と神経系に深いリラックスをもたらします。

頭蓋仙骨療法(クラニオ・セイクラル・ワーク)

頭蓋仙骨療法(クラニオ・セイクラル・ワーク)は、頭蓋骨や仙骨、そしてその周囲の組織の微細な動きを調整し、身体の自然な治癒プロセスを促進する療法です。
この療法では、頭蓋骨や仙骨が微細なリズムで膨張と収縮を繰り返していると考えられており、このリズムの乱れが身体の不調や痛みの原因とされます。

施術者は、特別なトレーニングを受けた手技や触れ方で、頭蓋骨や仙骨周辺の組織を軽く触れ、微細な動きを感じ取りながら調整を行います。
脳脊髄液の循環や神経系のバランスを改善し、身体の調和とバランスを取り戻します。

分子栄養学

分子栄養学は、栄養学の一分野であり、身体の健康や病気のメカニズムを分子レベルで理解し、栄養素や栄養物質が身体の機能や代謝にどのような影響を与えるかを研究する比較的新しい栄養学です。
毎日の食事の内容を改善したり、必要に応じてサプリメントを摂取することで身体の内側から病の改善を目指します。

心理的なアプローチ

EFT・タッピング

EFT(感情解放テクニック)は、感情的なストレスや心のブロックを解消するための心理療法の一つです。
EFTは、指先で身体の特定の経絡(ツボ)を軽くたたいたり、押したりすることで、感情や心のトラウマを解放し、心身のバランスを取り戻すことを目指します。

EFTでは、身体の特定のツボを刺激することで、感情的なストレスやトラウマが引き起こす身体的な反応や不調を軽減し、感情の解放と心の安定を促します。
EFTは、トラウマ、不安、恐怖、ストレス、自己価値感の向上など、さまざまなメンタルヘルス上の問題に対して効果的であるとされています。

マインドフルネス・瞑想

マインドフルネスは、心を落ち着かせ、現在の瞬間に注意を向けることで、心身のリラックスやストレス軽減を促す瞑想的な実践です。
マインドフルネスの実践では、まず座ったり横になったりして、快適な姿勢を取ります。
次に、呼吸や身体の感覚、周囲の音や匂いなど、現在の瞬間に意識を集中させます。
自分の思考や感情が湧き上がっても、その存在を認識し、対処せずに受け入れることが重要です。

マインドフルネスや瞑想の実践は、ストレスや不安の軽減、集中力の向上、自己認識の向上、精神的な平穏感の促進など、さまざまなメンタルヘルス上の利点があるとされています。

ポリヴェーガル理論

ポリヴェーガル理論は、心理学者であり神経学者でもあるスティーブン・ポージェスによって提唱された、自律神経系の新しい理論です。
この理論では、自律神経系の機能における複雑な相互作用を理解し、心身の健康を促進するためのアプローチを提案しています。

魂(エネルギー・霊性)へのアプローチ

ヒーリング(エネルギー整体)

ヒーリングは、身体や心だけでなく、魂やエネルギーのレベルにアプローチし、癒しや調和を促すプロセスです。
ヒーリングの目的は、身体や心の不調を癒すだけでなく、魂の成長や進化、全体的なバランスを取り戻すことです。
身体や心の痛みや不調だけでなく、感情的な傷やトラウマ、過去の経験によるブロック、霊的な成長や意識の拡大などにも効果的です。

スピリチュアリティの理解

スピリチュアリティは、人間の魂や意識の成長、内なる平和や喜び、そして宇宙や神とのつながりを探求するための哲学や実践です。
スピリチュアリティの知識を取り入れることは、魂の癒しや成長、意識の拡大を促し、人生の意味や目的を深く理解する手段となります。

スピリチュアリティの知識を取り入れることは、自己啓発や内なる平和を促すだけでなく、人間関係や生き方にも深い影響を与えます。
この知識を通じて、自己認識や自己成長を促し、他者とのつながりや共感、愛に満ちた生き方を実現することができます。

非二元(ノンデュアリティ)

非二元(ノンデュアリティ)に基づくカウンセリングは、伝統的な二元論や対立概念(善と悪、正しいと間違っているなど)に基づく考え方を超え、全体性(ワンネス)に気づくためのアプローチです。
このカウンセリングでは、相対的な見方やジャッジメントから離れ、全体的な意識や本質的な存在に目を向けることが重要視されます。

非二元に基づくカウンセリングの目的は、クライアントが自己の本質や真実を理解し、内なる平和や満足を見出すことを支援することです。
クライアントは、今現在の状況や感覚に注意を向け、そこに対してジャッジメントや評価をせず、ただ受け入れることを学びます。
また、自己のアイデンティティや自己のイメージにとらわれず、より広い意識や存在のレベルで自己を理解し、その内なる平和や喜びを実感することを目指します。