執筆者:院長 上川名 修

当院では「うさとの服」を整体の施術時のユニフォームとして着用しています。
だいたい5年くらい前からそのようになりました。

うさとの服を施術時に着る理由と、それまでのユニフォームからの変遷についても書いてみます。

うさとの服とは

うさとの服とはデザイナーさとううさぶろう氏が天からの啓示を元にしてデザインした天然素材・手紡ぎ・手織りで作られた自然な服です。

着ている人のエネルギーを高く保ち、着ているととても心地よくなる服です。

【関連情報】

うさとの服で使う布や糸は、タイやラオスの農村でくらしている人たちによって織られています。素材はコットン、ヘンプ、シルク。自然の中で育まれた植物、生物、たくさんのいのちが寄り集まってつくられています。

引用:つくる、届ける、着る|うさと

整体の施術着の意味

整体をするときの服装は極端な話を言えば何を着ていてもよっぽど窮屈な格好でなければ出来なくはないし、特に決まりもありません。

整体のユニフォームを着る意味としては大きく次の二つが挙げられるかと思います。

  1. 整体師らしさの演出
  2. 着心地の良さ

整体師らしさの演出

どんな職業でも制服を着ているとそれなりに見えます。
警察官の服装をすれば誰でもそう見えます。
パイロットの制服を着ればそう見えるのです。

これは良い悪いではなく、無意識に人はそのような影響を受けます。
白衣を着ていればお医者さんや学者に見えます。

よれよれの服を着てだらしない格好をしている人と、パリッとしたスーツを着ている人では仕事が出来る印象も変わってきます。

だからその仕事にふさわしい制服は安心感や信頼感を与えるために必要だと思うのです。
整体師にはそれらしい服装をしている方が安心感があります。

でも私はあまのじゃくなところもありまして、他の整体師と同じような服装をしたくないという気持ちもあるのです。

着心地の良い施術着とは

施術着は毎日着るものですし、着ている時間も長いです。
特に当院で行なっている整体(操体法)は気持ちよいという感覚を追究する施術法です。

施術を提供している自分があまり心地よくない服を着ているのと、楽でリラックスできる服を着ているのでは施術で伝わるものも変わってくるように思うのです。

楽でリラックスといえばスウェットやトレーナーが楽ですが、それでは整体師として見た目がちょっとあれですよね。

うさとの服はリラックスできつつ、仙人風の感じも出るし、何より他の施術院とほぼかぶらないというメリットもあります。
たまに知り合いの先生にも紹介してうさとの服を着るようになる人もいたりして、皆さん心地が良いと仰います。
でもあんまり普及すると他院とかぶってしまうので整体業界では広がりすぎて欲しくないです(笑)

感覚を大切にされている先生で、院の世界観や雰囲気と合う方にはとてもお薦めの服装です。

施術着の変遷

ケーシー

私は仙台市宮城野区にて2004年に開業しました。
開業した頃はケーシータイプの白衣を着ていました。

いかにも整体師という感じの服装です。
当時はこういう格好をしている先生が多かったように思います。

スクラブ

数年経ったときに胸がV字に空いたスクラブタイプのカラー白衣を着るようになりました。
おしゃれな歯医者さんなどが着てました。

私が着るようになった頃はそれほど整体業界では多くなかった服装ですが、カラーバリエーションも豊富だったり明るさを演出できるためか急速に普及していきました。

周りと同じような服装をするのがつまらなく感じてスクラブも着なくなりました。

白シャツとパンツ

その後は白シャツと黒いパンツで爽やかで清潔感のある格好をするようになりました。
「整体院」というよりはサロンのようなイメージです。
現在のHPの主な写真はその当時の服装で撮ったものが多いです。

これはこれで良かったですが、少しデメリットがありました。
それはシャツにアイロンがけが必要なことやシャツとパンツの格好が窮屈さを感じることでした。

シャツとパンツは本来はビジネスシーンで着用されるものですが、整体の仕事はしゃがんだりベッドの上に乗ったり体を動かすことも多いです。

その時にもっと楽に過ごせる服装が良いなと思っていました。
アイロンがけの手間も自分でやっていたのですが、毎回なかなか面倒なんですよね(^_^;

うさとの服を着る

うさとの服はそのコンセプトから自然さや心地よさが伝わってきます。
実際に着用した感じもゆったりして楽で心地よいのです。

うさとの服の存在は知っていましたが、世間離れした仙人のようなイメージがあり少し敬遠していたのです。
ところがあるときに展示会に伺うご縁を頂き、実際に試着してみると心が豊かになるような安心感と気持ちよさがありました。

当院の心地よさを大切にする操体法の世界観ともマッチするので、以来うさとの服を整体のユニフォームとして着るようになったのでした。