
人生を良くするためには感謝が必要。
そんな言葉を、これまでに一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
感謝すると心も身体も良い状態になる、運が良くなる、人間関係が円滑になる――
さまざまな場面で「感謝の大切さ」が語られています。
けれど実際には、
「感謝しなければいけない」
「本当は感謝できていない自分は良くない」
そう考えれば考えるほど、心が苦しくなってしまう方も少なくありません。
実は、感謝の気持ちは意識や努力だけで無理に生み出せるものではありません。
感謝できるかどうかは、心の問題というよりも、身体の状態と深く関係しています。
身体が緊張し、余裕がなくなっているときには、どれだけ前向きに考えようとしても、感謝の気持ちは湧きにくいものです。
反対に、身体が整い、呼吸が深くなり、安心できる状態になると、特別な理由がなくても、自然と感謝の感覚が生まれてくることがあります。
この記事では、整体で身体を整えることで、なぜ感謝の気持ちが自然に湧いてくるのかを、
心と身体、自律神経のつながりという視点からお伝えしていきます。
感謝しなければならない思考が心と身体を緊張させる理由

「感謝すべき」という思考が無意識にストレスになる
「人生を良くするには感謝が大切」
この考え自体は、決して間違いではありません。
しかしそれが
「感謝しなければならない」
「感謝できていない自分は良くない」
という義務や評価に変わった瞬間、心には知らず知らずのうちにストレスが生まれます。
頭では前向きなことを考えているつもりでも、内側では
・我慢
・無理
・自己否定
が同時に起こってしまうことがあるのです。
このような状態では、心は緊張し、リラックスとは正反対の方向へ向かってしまいます。
心の緊張はそのまま身体の緊張として現れる
心の状態は、必ず身体に表れます。
特に「感謝しなければ」「ちゃんとしなければ」という思考が強い方ほど、
・呼吸が浅くなる
・首や肩に力が入りやすい
・お腹が硬くなる
・常に気が張っている
といった身体の反応が見られます。
これは、自律神経でいうと交感神経が優位な状態です。
身体が常に緊張モードに入っているため、安心感や余裕が生まれにくくなります。
この状態では、感謝の気持ちを「感じる」余地がありません。
どれだけ頭で感謝しようとしても、身体が受け取れる状態ではないのです。
感謝の気持ちは心ではなく身体の状態から生まれる

感情や感じ方は身体のコンディションに左右される
私たちはつい、
「感謝できるかどうかは心の持ちよう」
「考え方を変えれば感情も変わる」
と思いがちです。
しかし実際には、感情や感じ方は身体の状態に大きく影響されています。
同じ出来事が起きても、
体調が良いときには前向きに受け取れるのに、
疲れているときや不調があるときには、ネガティブに感じてしまう。
誰しも経験があるのではないでしょうか。
これは意志の弱さではなく、身体が余裕を失っているサインです。
身体が緊張し、回復力が落ちている状態では、感謝や喜びといった感情が生まれにくくなります。
身体が安心すると自然と視野が広がる
身体が整い、緊張がゆるむと、呼吸が深くなり、内側に安心感が生まれます。
この「安心できる状態」こそが、感謝の感情が生まれる土台です。
安心しているとき、人の意識は自然と外に向きます。
・誰かの言葉
・周囲の環境
・当たり前だと思っていた日常
こうしたものに目が向き、「ありがたい」という感覚が無理なく湧いてきます。
感謝は、無理に作り出すものではありません。
身体が整い、安心できる状態になった結果として、あとから現れるものなのです。
整体で身体を整えると自律神経が安定し心に余裕が生まれる

整体によって緊張が抜け副交感神経が働きやすくなる
身体の歪みや緊張が続いていると、自律神経は常に乱れやすい状態になります。
特に、首・背中・骨盤まわりの緊張は、自律神経のバランスに大きく影響します。
整体では、強い刺激を与えるのではなく、身体が本来持っている緩む力を引き出していきます。
すると、過剰に働いていた交感神経が静まり、自然と副交感神経が働きやすくなります。
この変化は、施術中や施術後に
「呼吸が楽になった」
「理由はないけれどホッとする」
といった感覚として現れることが多く見られます。
自律神経が整うと感情は自然と穏やかになる
自律神経が安定してくると、心は無理にコントロールしなくても落ち着いてきます。
イライラや不安が和らぎ、物事を客観的に見られるようになるのです。
この状態になると、
・感謝しなければ
・前向きにならなければ
といった力みが必要なくなります。
心に余裕が生まれることで、
「気づいたら感謝していた」
「当たり前のことがありがたく感じられた」
そんな変化が自然と起こり始めます。
整体は感情を変えようとするものではありません。
身体を整えることで、感情が整いやすい状態をつくる施術なのです。
感謝は努力して生み出すものではなく整体の結果として現れる

身体が整うと心に余白が生まれる
整体によって身体の緊張がゆるみ、自律神経が整ってくると、心にも自然と余白が生まれます。
この余白がある状態こそが、感謝を感じられる土台です。
常に緊張しているとき、人は「足りないもの」や「うまくいかないこと」に意識が向きがちです。
しかし身体が整い、安心できる状態になると、
・今ここにあるもの
・すでに満たされていること
・支えられていること
に自然と目が向くようになります。
これは前向きに考えようとした結果ではなく、身体の状態が変わった結果です。
感謝は「感じよう」とした瞬間に遠ざかることもある
感謝を感じよう、感謝しようと意識しすぎると、かえって感謝から遠ざかってしまうことがあります。
それは、心に力が入りすぎてしまうからです。
本来の感謝とは、
「ふと気づいたら湧いていた」
「理由はよく分からないけれどありがたいと感じた」
そんな静かな感覚です。
整体で身体が整うと、このような感覚が生まれやすくなります。
感謝は目標ではなく、整った状態に自然と付いてくるものなのです。
感謝できないときは自分を責めず整体で身体を整える

感謝できない状態は身体からのサイン
「感謝できない」
「前向きになれない」
「ありがたいと思えない」
こうした状態にあると、多くの人は自分の心の弱さや考え方の問題だと思いがちです。
しかし実際には、それは身体が余裕を失っているサインであることが少なくありません。
疲労の蓄積、緊張のクセ、自律神経の乱れ。
身体が休まる状態にないと、心もまた休むことができないのです。
感謝できない自分を責める必要はありません。
まずは「今は整える時期なのだ」と受け止めてあげることが大切です。
整体は心を変えるのではなく整う土台をつくるもの
整体は、無理に考え方を変えたり、感情を操作したりするものではありません。
身体を整えることで、心が自然に整いやすくなる土台づくりを行います。
身体が緩み、呼吸が深くなり、安心できる状態になると、
感謝は意識しなくても、自然と心の奥から湧いてきます。
感謝できないと感じているときこそ、
心をどうにかしようとするのではなく、
身体から整えていくことが、結果的に一番の近道になるのです。
まとめ|整体で身体が整うと感謝は自然に湧いてくる

感謝は、無理に考えてつくるものではありません。
「感謝しなければならない」と思えば思うほど、心も身体も緊張し、かえって感謝から遠ざかってしまうことがあります。
感謝できないとき、それは心の弱さではなく、身体が余裕を失っているサインです。
身体が緊張し、自律神経が乱れている状態では、どれだけ前向きに考えようとしても、感謝の気持ちは湧きにくくなります。
整体で身体を整えると、緊張がゆるみ、呼吸が深くなり、安心できる状態が生まれます。
その結果として、特別な努力をしなくても、自然と感謝の感覚が戻ってくるのです。
感謝できない自分を責める必要はありません。
まずは身体を整え、心が整いやすい土台をつくること。
感謝は、その先に静かに現れてくるものです。

