円形脱毛症の自律神経整体

円形脱毛症に悩む人は多いですが、たいていの場合人に言えず一人で苦しんでいます。
この記事では円形脱毛症の症状や原因、治療法について解説します。

さらに整体院に通院しながら治癒したケースも紹介します。
また私自身も学生時代や社会人になりたての頃に円形脱毛症に悩んだ経験があります。
治るきっかけになった体験なども紹介しています。

現在、円形脱毛症で悩んでいる人の参考になれば幸いです。

円形脱毛症とは

円形脱毛症とは頭皮や他の体毛の一部が突然円形または卵形の脱毛症状を示す疾患です。
この病気では、免疫系が間違って身体の健康な細胞を攻撃し、髪の毛の成長を停止させます。

円形脱毛症は特に若い年齢層で発生しやすく、男性も女性も発症する可能性があります。
その原因は完全には理解されていませんが、遺伝的要因や環境要因が関与していると言われています。
ストレスや感染症などの外部要因も発症と関係しています。

大抵の場合、円形脱毛症は自然に治ることがありますが、また再発することもあります。
治療法としては、局所的なステロイド療法や光線療法、全身的な免疫抑制療法などがあります。

円形脱毛症のタイプ

円形脱毛症には、脱毛のパターンに基づいていくつかの型があります。
一般的な円形脱毛症のパターンには以下のものがあります。

1. 単発性: 一つの円形脱毛領域が発生し、その後は他の部位に広がることなく、単発で脱毛部位が存在します。

2. 多発性: 複数の円形脱毛領域が発生し、頭皮や他の体毛に影響を及ぼします。
   これらの領域は一般的に独立して存在します。

3. 周囲性: 脱毛が頭皮の周囲部分に沿って進行するパターンです。
   通常、髪の毛の外周部分が最初に影響を受けます。

4. 全体性: 髪の毛全体が脱毛するパターンです。
   頭皮全体が無毛状態になり、完全な脱毛が見られます。

5. 拡散性: 脱毛が偏在せずに頭皮全体に広がるパターンです。
   脱毛領域は特定のパターンに従わず、頭皮全体に散在します。

円形脱毛症の原因

円形脱毛症の正確な原因は完全には理解されていませんが、自己免疫疾患と考えられています。
自己免疫疾患は、免疫システムが身体の健康な組織を攻撃する際に起こります。
円形脱毛症では、免疫システムが間違って毛母細胞を攻撃し髪の毛の成長を妨げると考えられています。

その他の原因として、遺伝的要因や環境要因が関与しているとする研究もあります。
ストレスや感染症が円形脱毛症の発症や悪化に関与している可能性もあります。

円形脱毛症の原因に関しては、さらなる研究が必要です。
現時点では、その正確な原因は不明ですが、自己免疫疾患の一形態として位置付けられています。

一般的な治療法

円形脱毛症の治療法は以下の通りです。

1. 局所的なステロイド療法: 脱毛領域にステロイドを塗布します。
2. 全身的なステロイド療法: 口からステロイドを服用します。
3. 光線療法: 免疫反応を調整するために紫外線や赤外線を照射します。
4. 免疫抑制療法: 免疫システムを抑制する薬剤を使用します。
5. ミノキシジル: 脱毛部位に塗布し、毛髪の成長を促進します。
6. ステロイド注射: 脱毛部位にステロイドを注射します。

これらの治療法は個々の症例によって異なり、効果や副作用も異なります。

当院の円形脱毛症に対する考え方

円形脱毛症に苦しむ患者が整体で改善したという事例が数件あります。
この病気は、自己免疫疾患によって引き起こされ、頭皮や体毛の一部が突然脱落する症状を示します。

しかし、あるクライアントは整体の施術を受け、神経の緊張を緩め、頭皮の血流を促進することで驚くほどに改善しました。
整体が円形脱毛症の治療に果たす可能性について探っていきます。

当院の考える原因

円形脱毛症は、自己免疫疾患の一つでありますが、精神的、肉体的なストレスが重要な要因であると考えています。

ストレスは神経やホルモンのバランスを乱し、免疫システムに影響を与えることがあり、結果として円形脱毛症の発症や悪化を引き起こします。

脱毛した部位に意識を向け続けることや、過剰な心配やストレスも症状を悪化させてしまいます。
心身の緊張が脳や神経に影響を与え、毛母細胞への攻撃を促進することが考えられます。

そのため、脳と神経がリラックスし、症状をあまり気にせず、日々楽しく過ごすことが治療や症状の軽減に繋がります。

適切なストレス管理やリラックス法は、円形脱毛症の症状を緩和するために大切です。
定期的な運動や深呼吸、瞑想、マインドフルネスなどのリラックス法は、身体的な緊張やストレスを軽減し、免疫システムのバランスを整えるのに役立ちます。
また、ストレスの原因を取り除くためのライフスタイルの改善も有効なアプローチです。

円形脱毛症への整体（自律神経へのアプローチ）

円形脱毛症は、自己免疫性の疾患であり、体内の免疫システムが誤って毛包を攻撃することで起こると考えられています。
しかし従来の医学的アプローチは限られており、その治療法には課題があります。

整体は、身体のバランスを整え、健康を促進する手法です。
円形脱毛症に対して整体の施術を行うことは、脳や神経のストレスを軽減し、自律神経を調整して血流を促進する効果が期待されます。

まず、整体の施術によって身体の緊張がほぐれ、心身のストレスが軽減されることで、ストレスホルモンの分泌が抑制されます。
免疫システムやホルモンバランスが整い、自己免疫疾患の発症や悪化を抑制する可能性があります。

さらに、整体の手技やストレッチなどの施術は、血液循環を促進し、毛包への栄養供給を向上させることが期待できます。
血流の改善は、毛髪の成長に必要な栄養素や酸素を毛包に運び、毛髪の再生を促進する効果があると考えられます。

さらに、整体の施術は自律神経系に影響を与えることが知られています。
整体のテクニックが神経系を調整し、体内のバランスを整えるのに役立つとされています。
免疫システムの過剰な反応が抑制され、円形脱毛症の症状が改善される可能性があります。

総括すると、整体療法は円形脱毛症の治療において有望な補完的アプローチであると考えられます。
その施術によって脳や神経のストレスが軽減され、自律神経が調整され、血流が促進され、免疫系やホルモンバランスが整えられる可能性があります。

自律神経整体症例

過去に数名、円形脱毛症で悩んでいたクライアントがいました。
他の症状で来院したのですが、詳しく話を伺うと円形脱毛症でも悩んでいるということでした。

２０代男性のケース

20代男性。会社員。
肩こりや腰痛の身体の症状を改善したいということで通院していました。
職場の人間関係でストレスを感じていました。

苦手な相手がいていつもその人のことを考えてしまうと言ってたので、その人のことを考えて嫌な気分になるのは時間の無駄だし良いことは何もないので、なるべく考えないようにして自分の好きなことをして過ごすようにアドバイスをしました。

しばらく通院するうちに、円形脱毛症もすっかり良くなりました。
「先生に言われたようにあまり気にしないで過ごしていたらいつの間にか治りました。」とのことでした。

３０代女性のケース

３０代女性。介護職。
仕事のストレスで肩こりが酷く、毎回身体がガチガチに緊張してそれを緩める施術をしていました。

ストレスが酷くなると時々円形脱毛症もできるということでした。
過去に何度か発症したり治ったりを繰り返しているようでした。

なので、円形脱毛症について深刻に悩む様子でもなく「またなっちゃったんです～」という感じでお話されてました。
今までになっても治っていたんだから、きっとまたそのうち治っていくのではないかと思いました。
本人にもそのように伝えました。

施術を受けた後は、とてもリラックスして体の緊張もほどけるとのことでした。
定期的にメンテナンスをされていましたので、あまり脱毛のことには触れないで施術をしていました。

当院では頭部の血流を促進する施術も行います。
頭皮の緊張を緩め脳の血流も促進します。

そのような施術を繰り返しました。
数か月経過した時に円形脱毛症治りました、と報告を受けました。

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円形脱毛症の原因ははっきりと解明されていませんが、精神的なストレスや緊張が関係していることは間違いないと思います。
深いリラックス体験を繰り返すことで、免疫システムが正常化して自然に治癒するケースもあるのです。

院長の円形脱毛症の克服体験

私自身も２０代の頃に何度か円形脱毛症になりました。

最初は大学生の頃に発症しました。
見つけたときはとてもショックで、同時にパニック障害にもなりました。

右の後頭部に１０円玉くらいの円形脱毛ができました。
さらにその近くにも同じくらいの脱毛ができ、さらにその二つが繋がりどんどん悪化していきました。

左右どちらか忘れましたがもみあげの部分の毛もなくなりました。
髪を伸ばしてなんとか隠していて、周りの友人にも言えずに一人で悩んでいました。

どの病院に行けばよいのかわからず、とりあえず近くの皮膚科に行ったところ、塗り薬をもらい、毎回お尻に注射を打たれました。
何の注射だったのかはよくわかっていませんでした。

効果もよくわかりませんでした。

改善のきっかけ

近くの理容室で髪を切っていたのですが、円形脱毛症が出来てからはあまり髪を切らなくなりました。
できるだけ髪を伸ばして隠していたのです。

でもまったく切らないわけにはいかず、いつもの理容室に行った時に思い切って脱毛症のことを伝えました。
その部分を隠すように切ってもらうように頼んだのです。

すると、床屋のご主人は思いのほか明るい感じで「結構円形脱毛症の人、多いんですよ。毛根の細胞が活きてればだいたいまた治りますよ。」と言ってくれたのです。

ケガやヤケドなどで毛根の細胞が死んでしまっている場合は生えてこないけど、そうじゃなければまた生えてくる可能性はありますよ、ということを言ってくれたのです。

私は自分がこの先どんどん髪の毛が抜けてすっかり無くなってしまうのではないかと不安で仕方がなかったのですが、床屋の主人が明るくそんな話をしてくれたので、ものすごい安心した記憶があります。

そこからしばらくすると脱毛部位に産毛が生えてきたのです。
産毛の手触りを感じたらとても嬉しくなりさらに安心して、きっと治る！という確信に変わりました。

その頃からどんどん髪が生えてきてすっかり治ったのでした。

円形脱毛症の再発

実は治った後も、社会人になってから一度円形脱毛症が再発したことがありました。
この時はまゆ毛も一部なくなり、髪の毛も抜けました。

でも学生時代の経験があったので、気にせず過ごしていればまたきっと治るという確信がありました。
社会人になってなれない暮らしにストレスもかなり感じていたので、その影響で脱毛症になったのだと思います。

この時もできるだけ気にしないようにして過ごしていたら、数か月で治りました。

まとめ

円形脱毛症は大きなストレスを感じて、免疫システムに何かしらの異常が起きて発症すると考えられています。
脱毛は結果として起きている事なので、原因となるストレスの管理が大切になります。

ストレスを軽減するための工夫や、積極的にリラックスするための習慣づくり。
整体の施術を受けるのも効果的です。

呼吸、食事、運動、メンタルケアなど、総合的に取り組むことで自然治癒力を活性化することができます。
免疫やホルモンバランスなどの仕組みが整うと、身体が自然に治してくれるようになります。

当院では整体と生活改善アドバイスを併用しながら、自然治癒力が最大限に高まるサポートをしています。

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